弱虫ペダル Colorful Dreams   作:サクータ

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RIDE,13 アイ Love Triangle(前編)

 

 

侑 「昨日のライブのコメントすごいよ!」

 

QU4RTZのライブ最高でした!

 

スクールアイドルフェスティバルでも見たいです!

 

侑 「だって!」

 

璃奈 「4人で歌うの、楽しかった」

 

エマ 「ソロとはまた違う楽しさがあったよねぇ!」

 

かすみ 「これでまた、同好会の名が広まりましたねぇ! 皆さんもガンガン活動して、来るスクールアイドルフェスティバルを大成功させましょう!」

 

愛 「はーい! それなら愛さん…」

 

 

愛 「オンラインライブやってみたい!」

 

 

しずく 「オンラインライブ…ですか?」

 

愛 「会場に来られない人もいるだろうし、ネットでもライブを楽しめれば、みんなで盛り上がれるでしょ!?」

 

彼方 「お家でゴロゴロすやぴしながらでも見られるしね~」

 

しずく 「彼方さん、寝たら意味無いと思います」

 

せつ菜 「成る程 フェスの宣伝にもなる良いアイディアですね」

 

璃奈 「映像研究部にでも相談すれば、実現は可能だよ」

 

愛 「本当!? りなりー?」

 

歩夢 「私達も手伝うよ?」

 

エマ 「良いライブにしようね!」

 

愛 「みんなありがとー! せっかくならユニットにも挑戦してみたいなー」

 

侑 「おお! 見てみたい!」

 

愛 「まだ全然ノーアイディアだけどね?」

 

エマ 「・・・」

 

果林 「何かしら?」

 

エマ 「果林ちゃんはやってみたくない? ユニット」

 

果林 「私は誰かと気持ちを合わせるより、競い合う方が合ってるわ」

 

エマ 「そう…」

 

愛 「ええ〜!? 愛さんとユニットやってみない果林!?」

 

果林 「いやよ」

 

愛 「ええ〜!? そんな事言うと愛さん、ガッカリン(果林)!」

 

果林 「ふざけてもダメよ」

 

愛 「ちぇ〜」

 

侑 「ぶっ……果林さん…ガッカリン(果林)…アハハハハ!」

 

 

 

翌日

 

ヴィーナスフォート

 

洋服店のショーウィンドウの中にパンダの絵柄を着た服のマネキンがあるのに気づき

 

果林 「ふふっ」

 

 

 「それ、可愛いじゃん!」

 

 

果林 「っ? 愛…」

 

愛 「ヤッホー果林 何してるの?」

 

果林 「えっ!? あっ、ええ……今流行のコーデをチェックしにね?」

 

愛 「ふぅ~ん?」

 

果林 「何よ?」

 

愛 「べっつに〜!?」

 

果林 「それで、そちらは?」

 

愛 「紹介するね! こちらはアタシのお姉ちゃん!」

 

果林 「え?」

 

愛 「的な存在の!」

 

美里 「初めまして、川本美里です 愛ちゃんとは家が近所で、昔からよく遊んでいたの」

 

愛 「おねーちゃん! この子は朝香果林 アタシと同じスクールアイドル同好会のメンバーだよ!」

 

美里 「いつも愛ちゃんがお世話になってます 果林ちゃん…って呼んでも良い?」

 

果林 「ええ、勿論!」

 

愛 「そうだ! 果林も誘って良いかな!?」

 

果林 「えっ?」

 

 

 

ボウリング場

 

ガコン‼️

 

【ストライク‼️】

 

愛 「イェーイ!」

 

美里 「2人とも凄いねぇ」

 

果林 「愛、もうワンゲームよ!」

 

愛 「望む所だよ~!」

 

美里 「私はお休みしてるね?」

 

愛 「どうしたの? 具合悪い?」

 

美里 「大丈夫! ちょっと疲れただけよ」

 

愛 「そっか でも、少しでもおかしいって感じたら、ちゃんと教えてね?」

 

美里 「はいはい」

 

果林 「ん?」

 

美里 「わたしね、最近までずっと入院と退院を繰り返してたの」

 

果林 「そうだったんですか」

 

美里 「今はもう元気なんだけどね?」

 

愛 「だから今日は、退院祝いなんだ!」

 

果林 「それはぁ……私もご一緒して良かったのかしら?」

 

美里 「誘ったのは私達だもの」

 

愛 「3人でいーっぱい遊ぼうね!」

 

その後ゲームセンターに行き、リズムゲーム、ビリヤード、レースゲーム、メダルゲーム、UFOキャッチャーを遊び尽くし…

 

愛 「結局引き分けか~!」

 

果林 「勝負は次に持ち越しね!」

 

 

ゲームセンターを出た後

 

 

水上バス、バス停

 

「あの、宮下愛ちゃんですか?」

「一緒に写真いいですか?」

 

愛 「いいよ! 撮ろう撮ろう!」

 

 

 

美里 「もうすっかり人気者なのねぇ」

 

果林 「そうですねぇ 歌もダンスもハイレベルで、私にとっては、負けられないライバルです」

 

美里 「そう……凄いのね、2人とも」

 

愛 「おねーちゃん! 果林! もうすぐ水上バス来るってぇ!」

 

 

水上バスを満喫した後

 

 

愛の実家 もんじゃ焼き屋【もんじゃ宮下】

 

ジューー‼️

 

愛 「後は、大きなもんじゃ煎餅が出来るまで待つだけ!」

 

果林 「流っ石、もんじゃ焼き屋の娘だわ」

 

愛 「ふふん! どんな‘’もんじゃ”い! もんじゃだけに! アハハ!」

 

果林 「そこは相変わらずね…」

 

愛 「そうだ! お姉ちゃん、もんじゃ棒も一緒に食べる?」

 

美里 「もんじゃ棒?」

 

愛 「スクールアイドルフェスティバルで出した愛さんオリジナル商品だよ! 食べてみる?」

 

美里 「ええ、せっかくだし食べてみたいわ」

 

愛 「分かった! 5番席、竹串をお願い!」

 

 

 「ハイな!」

 

 

果林 「っ? この声って…」

 

 

鳴子

「もんじゃ棒専用竹串お待ちどうや!」

 

 

果林 「あら? あなた、ここで働いてるのね?」

 

鳴子 「朝香先輩やないっすか! スクールアイドルフェスティバルの時からここで世話をさせてもろうとるんです」

 

愛 「鳴っちの実家はたこ焼き屋さんなんだ フェスティバルまでの間、練習終わりにここに来てもんじゃ棒を作る練習をしてたの 鳴っち筋が良いからすぐにマスターしてさ〜」

 

果林 「なるほどね」

 

鳴子 「かっかっか、どんな‘’もんじゃ”い! ワイは天才鳴子章吉 どんな事でもすぐマスターする男や」

 

果林 「仲がいいわねぇ…あなた達」

 

愛 「ごめんね鳴っち、店番急に代わってもらって」

 

鳴子 「ええってことや、今日はせっかくのお姉さんの退院祝いなんやから 楽しんでくればええねん」

 

愛 「ありがとう!」

 

 

 

美里 「面白い子だったわ あの子は愛ちゃんの…彼氏さん?」

 

愛 「ええ⁉️ ち、違うよ!  そんなんじゃないよぉ!……まだ//

 

果林 「う〜ん? 今「まだ」って言わなかったかしら?」

 

愛 「い、言ってない!/// ほら、もんじゃ煎餅出来たよ!」

 

美里 「ふふふ」

 

ジューー‼️

 

愛 「あのねおねーちゃん! アタシ、今度オンラインライブをするんだ!!」

 

美里 「えっ?」

 

愛 「いきなりライブ会場はハードル高いかもだけど、オンラインなら…」

 

美里 「絶対に見るよ ありがとう、愛ちゃん」

 

愛 「えへへへ!」

 

果林 「オンラインライブは、美里さんの為だったのね?」

 

愛 「勿論たくさんの人に見てほしいのも本当だよ? でもね、実は愛さん、ちっちゃい頃は結構泣き虫の人見知りだったんだ」

 

果林 「えっ?」

 

愛 「ホントホント! でもおねーちゃんがいつも笑いかけてくれて、たくさん遊びに連れていってくれたお陰で、いっぱい友達も出来たし、体動かすのも大好きになったんだ だから今度は愛さんの番!」

 

果林 「そう…」

 

愛 「やっと元気になれたんだもん! 色んな所へ行って、楽しい事いっぱいしようね!」

 

美里 「っ!……そうね」

 

愛 「さあ、もんじゃ棒も出来たよ! 食べて食べて!」

 

 

 

 

翌日の放課後

愛から突然外に呼び出された果林

 

 

果林 「どうしたの急に?」

 

愛 「ごめんね急に…あのさ、昨日の事なんだけど、おねーちゃんの様子どう思った?」

 

果林 「え? 美里さんの様子?」

 

愛 「おねーちゃんってね入院中の治療が大変な時でも、いつも笑顔だったんだけど、退院してからかな? 時々、考え込んでる感じがあって……気のせいかもだけど、元気無いのかなって思って……」

 

果林 「確かに、私もそう見えたわ」

 

愛 「そっか……私、おねーちゃんと話してみる!」

 

果林 「愛、待って!」

 

愛 「えっ?」

 

果林 「話してどうするつもり?」

 

愛 「どうって……悩みを聞いたり、励ましたり、気晴らしに遊んだり……」

 

果林 「普通ならそれでいいかもね でも時にはそっとしておいてほしい時がある 今の美里さんは、そういう時なんじゃない? 今はそっとしておくべきよ」

 

愛 「嫌だよそんなの! 悩んでるおねーちゃんを放っておくなんて出来ない!」

 

果林 「だけど愛──」

 

愛 「話聞いてくれてありがとう 愛さん、行ってくるね?」

 

 

 

 

 

その頃…

 

 

神奈川県

神奈川箱根学園の自転車部部室

 

 

真波 「悠人ぉ〜」

 

悠人 「真波さん? どうしたんですか?」

 

真波 「悪いんだけど、俺の代わりに峰ヶ山ヒルクライム出てくれない?」

 

悠人 「え!? エントリー期間もうとっくに過ぎてますよね!?」

 

真波 「泉田さんがどうしてもこのレースには出とけって言われててさぁ〜 頼める? ○○くんもいるからさ〜」

 

悠人 「ええ〜 どうしてもっすか?」

 

真波 「ああ大丈夫大丈夫、この時のために悠人をリザーバー(・・・・・)としてエントリーしておいたからさ」

 

悠人 「・・・はい?」

 

 

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