同好会部室
かすみ 「もう時間だよぉ〜! 早く早くぅ!」
璃奈 「・・・出来た!」
かすみ 「データ貰ってくよ!」
璃奈 「ああ…」
かすみ 「良し! 急ごう!」
東棟1階
鳴子 「ほぉ〜、わんさか集まっとるなぁ」
小野田 「同好会の動画楽しみだね!」
今泉 「そういえばさっき 高咲と上原が観にきてたぞ」
小野田 「え? そうなの? 全然気づかなかったよ…」
鳴子 「それともう1人見覚えのないのがおったなぁ」
今泉 「あの感じ、日本人じゃなさそうだぞ」
小野田 「え?」
東棟2階放送室前
歩夢 「もうすぐ時間だけど 大丈夫かなぁ?」
かすみ 「せんば〜い!」
侑 「っ! かすみちゃん!」
かすみ 「ハァ! ハァ! 先輩…これを」
侑 「ありがとう!」
かすみからデータの入ったUSBを預かりパソコンに接続する
2階のスクリーンから少し離れた場所で上映開始するまで見守っていた彼方、果林エマ、愛の元に
手嶋 「おう、間に合ったみたいだな」
彼方 「あっ、純くん はじめん」
果林 「あら? 随分と慌てて来た様子だけど、何かあったの?」
青八木 「来る途中、たくさんの中学生から写真と握手を求められて足止めされて、特に純太の人気が凄くて」
エマ 「ふふ、それもそうだよー」
愛 「だって、3日目の山岳賞争いに勝った人なんだから」
手嶋 「けど結局、リタイアしちまったけどな」
彼方 「もぉ〜またそんなこと言って〜」
手嶋 「ま、同好会の動画楽しみにしてたからよ な? 青八木」
青八木 「うん」コクッ
かすみ 「ハァ…ハァ」
しずく 「なんとか間に合ったね…」
璃奈 「ギリギリセーフ」
鏑木 「おーす! 動画見に来たぞ〜」
かすみ 「あっ、一差、竜包…」
鏑木 「あ? なんだ? みんな息切らして」
かすみ 「し、しず子とりな子がギリギリまで編集してたから 急いでデータを先輩に届けて…」
しずく 「で、でもその分クオリティの高い動画に仕上げたから」
璃奈 「みんな動画に釘づけだよ」
段竹 「楽しみにしてるぜ」
ざわざわ ざわざわ
侑 「はじめるよ!」
動画再生
東棟の照明が暗くなり、スクリーンから映像が映し出されるが
かすみ{うわあああ‼️}
侑{かすみちゃ〜ん!}
かすみが坂でこけるシーンが流れ、次にしずくが大型扇風機で煽られるシーン、璃奈と彼方がベッドで眠っているシーンが流れてしまう
かすみ 「な、ななななな…なんですかコレは〜⁉️」∑(゚Д゚)
しずく 「使わない方の映像データだよ!」
璃奈 「間違えた…あわわ」(・Д・)
段竹 「あちゃ〜 やっちまったなぁ」
鏑木 「ハハハ! ヤベェ…腹いてぇ!」(爆笑)
かすみ 「笑いすぎ‼️」
愛 「あ〜」
エマ 「トラブルみたいだね」
果林 「でも、コレはコレでかわいいじゃない」
青八木 「ポジティブだな」
手嶋 「まぁ、コレがいつもの同好会なんだ…ん?」
果林{もうちょっと寝かせてよ〜}
果林 「なっ///……っ!///」
果林 「今すぐ止めてぇ〜〜‼️」
動画停止し、照明が明るくなる
手嶋 「お、おい果林?」
青八木 「大丈夫か」
果林 「うっ///……み、見ないで…純太くん…はじめんくん///」
彼方 「果林ちゃん、ドンマイ」
璃奈 「正しいデータ持ってくる!」
侑 「お願い!」
かすみ 「かすみんも行きます!」
しずく 「わたしも!」
菜々 「なにかトラブルでしょうか」
書記(右)「会長、学科説明会の時間です」
書記(左)「講堂へ急ぎましょう」
菜々 「・・・」
今泉 「何だったんだ…一体」
鳴子 「ありゃりゃ…違うヤツを流しちゃったかぁ〜」
今泉 「これからどうなるんだか」
小野田 「これでおしまい…なのかな」
歩夢 「せっかく集まってくれた人達が帰っちゃう」
栞子 「どうかしましたか?」
侑 「あっ、さっきの! 上映の時間伸ばせますか!?」
栞子 「・・・すみません、特別扱い出来ないんです ここに集まってきた人の多くは、スクールアイドルだけを見に来たわけではありません 残念ですが….」
侑 「どうすれば…」
嵐珠 「無問題ラ」
侑・歩夢・栞子 『っ!』
嵐珠 「任せない……アタシが出るスクールアイドルフェスティバルに、ケチが付くのをタダ見ている訳にはいかないわ!」
東棟のスクリーン下に移動する嵐珠
栞子 「何をする気ですか!?」
嵐珠 「みんなをここに、釘付けにすれば良いんでしょ? ミア!」
ミア 「はいはい I'm gonna use this.〈使わせてもらうよ〉」
部屋に入ってパイプ椅子に座り、ポケットからスマホを取り出すと、操作機とコードで繋ぐ
嵐珠 「・・・っ!」
嵐珠
「大家注意‼️ 就这么回去的话可就亏了哦‼️〈みんな注意‼️ このまま帰ると損しちゃうわよ‼️〉」
鳴子 「な、なんや!?」
今泉 「あれは…さっき高咲達と一緒にいたヤツだ」
小野田 「あの人が」
嵐珠
「スクールアイドル鐘 嵐珠のデビューステージよ‼️ 伝説の始まりを心に刻みなさい‼️」
嵐珠 「露一手给你们看看〈見せてあげるわ〉」
♪「Eutopia」
侑・歩夢・栞子 『・・・』
小野田・今泉・鳴子 『・・・』
「・・・はぁ//」
パチ…パチパチ
うおおお‼️
かすみ 「侑先輩! コレ!」
侑 「ありがとう」
{果てしない…空の向こう}
無事告知映像を流し終え
鳴子 「いや〜派手な告知映像やったなぁ…まさかのバトルモノで告知とは」
小野田 「うん! 第二回スクールアイドルフェスティバル楽しみだよ!」
鳴子 「ああ! にしてもなぁ、その前のスクールアイドルのライブ凄かったワァ…引き込まれたワァ…えーと…なんて名前やったけ?」
今泉 「鐘 嵐珠って言ってたぞ」
小野田 「鐘…嵐珠さん 中国の人?」
今泉 「だろうな」
鳴子 「デビューステージ言うてたな 留学生ってとこか、すごい部員が入ったもんや…ほな、ちょっくら挨拶でもしとくか小野田くん」
小野田 「え!? 今から!?」
今泉 「この感じ、前にもあったような」
栞子 「嵐珠、講堂以外で歌うのは禁止です」
嵐珠 「そうなの? でも盛り上がったでしょ?」
栞子 「理由はどうあれ、虹ヶ咲の生徒になった以上、反省文を提出してもらいます。」
嵐珠 「ええええ!?」
栞子 「1週間以内に、ちゃんと提出してくださいね?」
嵐珠 「うええぇ••••••」
侑 「ありがとう、嵐珠ちゃん!」
歩夢 「ライブも凄かったよ!」
嵐珠 「ありがとう アタシも出られるんでしょ? スクールアイドルフェスティバル!」
愛 「当ったり前じゃん!」
侑 「みんなでやろうよ!」
歩夢 「歓迎するよ! 同好会へようこそ!」
嵐珠 「入部はやめるわ」
歩夢 「えっ?」
嵐珠 「あなた達とは、考え方が違うみたいだから」
侑 「えっ? どういう事?」
菜々 「三船さん」
栞子 「ぁ…会長」
菜々 「どうかしましたか?」
栞子 「それが…」
菜々 「ん?」
嵐珠 「アタシは誰よりも、みんなを夢中にさせるスクールアイドルになりたい。アイドルがファンに夢を与えるのは、素晴らしい事よ でも、与えるだけで良い 誰かに支えられなきゃ、パフォーマンスもできないアイドルなんて、情けないわ」
侑 「っ!?」
かすみ 「ちょっとぉぉっ!!」
嵐珠 「スクールアイドルフェスティバルには、鐘 嵐珠個人として申し込んでおく この同好会では、アタシの夢は叶いそうもない だから、一人でやって見せる」
嵐珠
「もう一度聞くわ…侑、あなたはどうして同好会にいるの?」
侑 「え?」
嵐珠 「アタシはスクールアイドルにトキメキを感じて、やりたいと思ったからここまで来た でもあなたの夢はスクールアイドルじゃないのよね? だったら同好会を離れて、その夢を真剣に追い求めるべきよ」
侑 「ぁ••••••確かに、嵐珠ちゃんは凄いよ ライブでも言葉でも、あんなに堂々と自分を表現できて…でも、やりたい事をやりたいって気持ちだったら、私だって負けてないつもり! 今はまだ全然だけどね 私だって私のやり方で この同好会で夢を叶えたいと思ってる!」
歩夢 「それは私たちも一緒だよ」
璃奈 「みんな、自分のやりたいことをやるためにここにいる」
嵐珠 「ふふ、アタシはアタシの正しさを スクールアイドルフェスティバルまでに証明してみせるわ スクールアイドルフェスティバルで一番注目を集めるのは このアタシよ!」
彼方 「臨むところだよぉ〜」
愛 「楽しみが増えたね!」
嵐珠 「そこでお互いのパフォーマンスをぶつけ合いましょ…バイバイ」
ミア 「やれやれ」
かすみ 「んもぉ〜! なんなんですかあの人!」
果林 「でも、本当にすごいパフォーマンスだったじゃない」
かすみ 「・・・」
エマ 「きっと、日本に来る前にたくさん練習してきたんだよぉ!」
しずく 「今まで以上に頑張らないといけませんね!」
歩夢 「侑ちゃん」
侑 「ん?」
歩夢 「夢は違っても、私はいつだってチカラになるんだからね」
かすみ 「かすみんだって、い〜っぱい応援しますよ!」
果林 「私たちだって同じ気持ちよ」
鳴子 「それはワイらも同じやデェ!」
『っ!』
愛 「鳴っち!」
侑 「俊輔くん、坂道くんも」
今泉 「話しは聞いた、確かにアイツの言うことも間違いではないと思う 夢の追いかけ方は人それぞれだ 否定はしないし、俺たちも高咲の夢を応援する」
小野田 「ぼ、僕も応援します! 僕はキャプテンになってまだ分からないことだらけで お互い、新しい事で大変ですけど…それに僕は、高咲さんのお願いも叶えないといけませんから」
侑 「っ! 坂道くん…みんな……うん」
侑 「ありがとう! みんな!」^_^
とある駅にて
? 「面白いところですね スクールアイドル同好会」
? 「さっきの子のライブも凄かったねぇ! この前知り合った子がさぁ、たまたま虹ヶ咲でスクールアイドルをしてるって言ってたから今度ライブに誘ってみようかな」