弱虫ペダル Colorful Dreams   作:サクータ

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RIDE.8 重なる色

 

スクールアイドル同好会の部室

 

侑 「内容的には、前回のベースにする形で良いと思うけど••••••」

 

ホワイトボードに第2回スクールアイドルフェスティバルの事についての会議中

 

現在までに決まっているのは、ステージの場所

ステージは第1回同様「お台場」

 

かすみ 「賛成です!」

 

愛 「良いと思う! 愛さんもやりたい事、まだまだたくさんあるよ!」

 

歩夢 「私も!」

 

しずく 「一番怖いのは、天気ですね」

 

璃奈 「確かに」

 

果林 「全て室内ステージに出来れば良いんだけど…」

 

せつ菜 「その場合、大きな場所を探す必要がありますね」

 

かすみ 「ふーむ…贅沢な悩みですねぇ」

 

彼方 「じゃあ~、これを窓に飾ろうよ!」

 

布団に包まれたデフォルメ状態の彼方のぬいぐるみを出した彼方

 

かすみ 「うああぁっ!?」

 

彼方 「てるてる坊主だよ~ 遥ちゃんと二人で作ったんだ~」

 

しずく 「可愛いです!」

 

歩夢 「うん! 窓辺に飾っておこうよ!」

 

侑 「東雲も藤黄も、参加決定の連絡が来てるし、打ち合わせもしなくちゃね!」

 

ピコン!

 

エマ 「ん?……あっ!」

 

果林 「どうしたの?」

 

エマ 「他の高校でスクールアイドルをやってる友達からなんだけど、私達と合同ライブやりたいって!」

 

 

 『合同ライブぅ⁉️』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日

 

ジェニファー

「Y.G.国際学園スクールアイドル部部長、ジェニファーと」

 

ラクシャータ

「副部長のラクシャータです」

 

 

侑 「Y.G.国際学園?」

 

せつ菜 「海外からの留学生が多く在籍する高校ですね!」

 

エマ 「うん! 二人とは留学生が集まるネットコミュニティで知り合ったんだ! お互いスクールアイドルやってるって分かって」

 

ジェニファー 「スッゴく盛り上がったよね!」

 

ラクシャータ 「勿論、スクールアイドルフェスティバルにも参加したいです」

 

愛 「わはっ! 大歓迎だよぉ!」

 

ジェニファー 「ありがとう! その前に、お互いの事をよく知りたいなぁって思って」

 

璃奈 「だから合同ライブ?」

 

せつ菜 「良いですね! 私達もY.G.国際のステージ見たいですぅ!」

 

ジェニファー 「フフッ、決まりだね! 昨日の嵐珠のライブ(・・・・・・)もスッゴく良かったし、みんなのステージも楽しみ!」

 

 『んん?』

 

かすみ 「鍾 嵐珠がライブやったんですかぁぁ⁉️

 

侑 「行ぃきたかった~‼️

 

しずく 「侑先輩…流石ですね…」

 

侑 「ん?」

 

ラクシャータ 「ゲリラライブでしたから、見られたのは途中からですけどね」

 

かすみ 「盛り上がったんですか!?」

 

ラクシャータ 「ええ」

 

 

かすみ

ムッキィィ‼️ 悔しいですぅぅ‼️

 

 

果林 「あまり人の事ばかり気にしても仕方ないわよ?」

 

歩夢 「結局は自分が頑張るしかないもんね」

 

かすみ 「分かってますよぉ」

 

ラクシャータ 「そう言えば彼女、ここにはいないみたいですが」

 

せつ菜 「嵐珠さんは、同好会には所属していないんです」

 

ジェニファー 「えっ⁉️ そうなの⁉️ せっかくだし、ライブに出てくれたら嬉しいけど」

 

エマ 「・・・私、声をかけてくるよ!」

 

かすみ 「はあああ⁉️

 

 

 

 

 

嵐珠 「お断りするわ」

 

 

かすみ 「即答ですかぁ」

 

嵐珠 「小規模のライブなら一人でも出来るって分かった上での答えよ 私は自由にやりたいの」

 

エマ 「でもぉ」

 

嵐珠 「それに…フッ…あなた達と同じステージに立つのは、スクールアイドルフェスティバルまで取って置きたいの」

 

果林・エマ・かすみ 『っ!』

 

嵐珠 「・・・用がそれだけなら、私は行くわ」

 

そう言い残し、その場を去って行った

 

かすみ 「ぬぅうう! 何ですかあの態度ぉぉ!」

 

果林 「想像通りじゃない。」

 

エマ 「……うん」

 

かすみ 「鍾 嵐珠には負けてられません! 私達も、合同ライブに向けて、準備を進めましょう!」

 

 

部室に戻ったかすみたち一同

 

しずく 「まずは、歌う順番を決めましょうか」

 

かすみ 「はいはーい! 一番はやっぱり、かすみーん!」

 

愛 「ちょっと待ったぁ! 愛さんも最初が良い!」

 

せつ菜 「私もトップバッター希望です!」

 

彼方 「彼方ちゃんも~」

 

璃奈 「私も!」

 

愛 「おおっ! りなりーやる気だねぇ!」

 

璃奈 「勿論!」

 

かすみ 「りな子、負けないよぉ!」

 

彼方 「彼方ちゃんも~!」

 

侑 「う〜ん、決まらなそうだね これはくじ引きかもね」 

 

エマ 「じゃあ間を取って、私が一番やろっかな!」

 

彼方 「全然間取ってないじゃ〜ん!」

 

 

結局その後、順番決めは決まらず

 

 

 

 

 

翌日の朝

 

上方にY.G.国際学園のスクールアイドル、下方に虹ヶ咲のスクールアイドルが並ぶポスターを掲示板に貼り付け、みんなでポスターを眺めていた

 

彼方 「我ながら良い出来ぃ!」

 

 『うんうん!』

 

 

手嶋 「へえ〜合同ライブかぁ」

 

 

しずく 「純太先輩!」

 

手嶋 「よっ!」

 

彼方 「純くん! って、あれ? 純くん、今日は走りに来たの?」

 

手嶋 「いや〜自転車に乗ってないと落ち着かなくてさ〜今は朝の練習だけ付き合ってあげてんのさ」

 

彼方 「そうなんだ〜」

 

エマ 「あれ? はじめくんは? 一緒じゃないの?」

 

手嶋 「今鏑木の練習に付き合わされてるぜ、昨日かなりしつこく詰め寄られてたよ」

 

エマ 「そっか〜」

 

璃奈 「昨日、はじめさんを追いかける一差くんを見たよ」

 

かすみ 「一差、はじめ先輩が大好きだから」

 

手嶋 「そういや、この間東棟でライブをしたあの子 あの子は出ないのか?」

 

しずく 「嵐珠さんの事ですか?」

 

果林 「嵐珠は同好会に入ってないのよ 個人のパフォーマンスでみんなを満足させる事に専念するそうよ」

 

エマ 「それで昨日合同ライブに誘ったんだけど、断れちゃって…」

 

手嶋 「大変だな」

 

かすみ 「いないと言うと 侑先輩は音楽科の補講ですか?」

 

歩夢 「うん、今日は小テストだって」

 

 

 

 

 

裏門

 

段竹 「ハァ…ハァ…ハァ…ギリギリまでいけたのに 最後の最後で…」

 

今泉 「なんだ段竹 登り、速くなったじゃねえか」

 

段竹 「え…」

 

 

今泉 「クライマーか?」

 

 

段竹 「えっ…あ…いや、意識したことは」

 

今泉 「なら出るか? 峰ヶ山ヒルクライムに」

 

段竹 「ぇ…い、いや オレはまだ…先輩達のように活躍は出来ませんよ」

 

今泉 「・・・まぁ、決めるのは小野田だけどな 今度からオレの登りの朝練…付き合うか?」

 

段竹 「え、いいんですか!?」

 

 

 

昼休み

 

生徒会室

 

歩夢 「失礼しまーす 申請書を持って来ましたぁ 今、大丈夫でしたぁ?」

 

菜々 「構いません 丁度、スクールアイドルフェスティバルの事を話していたんですよ」

 

歩夢 「えっ? どうしたんですか?」

 

菜々 「文化祭とフェスの日程が近くなりそうなんです それで、文化祭実行委員の三船さんと、相談していたんです」

 

歩夢 「そうなんだぁ」

 

栞子 「上原さん スクールアイドルのライブを楽しみにしている人もたくさんいますし、万全の形で開催出来るよう、アイディアを出してみますね」

 

歩夢「三船さん…ありがとぉ!」

 

 コンコン…ガチャ!

 

小野田 「し、失礼します!」

 

歩夢 「あれ? 坂道くん」

 

小野田 「あ…ど、どうも」

 

菜々 「お疲れ様です坂道さん、本日はどのようなご用件で?」

 

小野田 「は、はい こ、こちらのポスターの掲示の許可をいただこうと思って」

 

歩夢 「ポスター?」

 

菜々 「拝見します………っ!」

 

栞子 「あの、会長?」

 

菜々 「これは中々興味深い人選ですね」

 

栞子 「どうかしたんですか?」

 

菜々 「来月、東京と千葉県の県境にある「峰ヶ山」という場所で行なわれる「峰ヶ山ヒルクライムレース」のポスターなんですが」

 

小野田 「出場メンバーが決まったので その宣伝をという形で掲載をと思って…はい」

 

菜々 「分かりました…では部室棟の掲示板に掲載を許可します」

 

小野田 「あ、ありがとうございます」ペコッペコッ

 

歩夢 「へぇ〜! ねぇねぇ、誰がレースに出るの?」

 

小野田 「へぇ!? ああいや! きょ、今日の練習で発表する予定でいましてぇ! まだ見せられません!」アワアワ

 

菜々 「ふふふ」

 

栞子 「・・・」

 

 

栞子 (この方が…小野田坂道さん)

 

 

 

 

 

 

 

愛 「いやぁ、荷物運び手伝ってくれてありがとうね 鳴っち!」

 

鳴子 「かっかっか、男鳴子章吉、困った事があればなんでも引き受けるで! これも何かの縁や」

 

愛 「うん! ありがと!」

 

侑 「今度、他校と合同ライブをする事になったんだ! 時間があったら観に来て!」

 

鳴子 「おお! また小野田くんを連れて観に行くで!」

 

愛 「うん! あ。そういえばゆうゆ、小テストどうだったの?」

 

侑 「ああ、それがね…」

 

 ・ ・ ・

 

愛 「へぇ〜 ミア・テイラーかぁ〜」

 

侑 「テストの途中から来たんだけど、結局テストは満点でさぁ ネットで調べたんだけど「テイラーファミリー」って世界でも有名な音楽一家で あの子も期待の新人作曲家で今話題になってるみたい」

 

愛 「すごいね〜」

 

侑 「しかもまだ14歳で飛び級の3年生なんだって」

 

愛・鳴子 『へぇ〜(ほぉ〜)』

 

 

愛・鳴子

ええ⁉️ 14歳⁉️はぁ⁉️ 14歳⁉️)』

 

 

愛 「ヤバっ!」

 

鳴子 「とんだスゴいのが入って来よったな〜」

 

侑 「参っちゃうよねぇ」

 

愛 「・・・お? 噂をすれば」

 

侑 「ん?」

 

 

 

ミア 「Hey、キリ」

 

はんぺん 「・・・」

 

ミア 「ほら、怖くないよ?」

 

はんぺん 「にゃ〜!」

 

ミア 「あ、おい……あっ」

 

愛に駆け寄り足をすりすりするはんぺん

 

愛 「ああ! フフっ よしよしっ」

 

侑 「猫、好きなの?」

 

ミア 「へ、別に」

 

愛 「気持ち良いかい、はんぺ~ん?」

 

ミア 「その子、はんぺんって言うの?」

 

愛は 「うん! 一緒にご飯あげる?」

 

はんぺん 「………ミァッ」

 

愛 「たくさんお食べ~」

 

侑 「ねぇ、嵐珠ちゃんの曲って、あなたが作ったの?」

 

ミア 「そうだけど?」

 

侑 「素敵な曲だった!」

 

ミア 「どうも…」

 

鳴子 (うわぁ〜このスカ〜とした感じ、スカシそっくりやわ〜)

 

ミア 「ところで、君たちと一緒にいるそのBOYは誰?」

 

鳴子 「ボっ!? ワイ一応年上やぞ」

 

ミア 「ボクは3年生だぞ」

 

侑 「鳴子章吉くんだよ 日本に来る前に聞いてない? 自転車部の事」

 

ミア 「・・・あ〜嵐珠が言っていた 2連覇したっていうチームね なんでそんなチームのBOYが一緒にいるの?」

 

鳴子 「なんや調子狂うなぁ……たまたまや、同好会にはちょっとした縁があったもんで手伝っとるだけや」

 

ミア 「ふ〜ん」

 

鳴子 「せやけど、あのライブで周囲を沸かせる程のパフォーマンスをした鐘 嵐珠の歌を作った作曲センス…流石やと思う」

 

愛 「おお! 鳴っち絶賛してる!」

 

ミア 「当然さ、ボクが作った歌だからね」

 

侑 「曲作りだけじゃなくて 一緒に留学してくるなんて、仲良いんだね!」

 

ミア 「日本に来たのは気紛れさ それにボクと嵐珠は友達じゃない」

 

侑 「えっ? どういう事?」

 

ミア 「彼女はボクの曲を歌いたい ボクは彼女を通して作った曲を広めたい ボク自身をみんなに認めさせる為にね……sea ya」

 

 

 

 

 

放課後

璃奈はスマホの画面を見ながら校門目指して歩いていた そこに璃奈の背後から、彼方、手嶋と青八木の3人が現れ

 

彼方 「よっ! 璃奈ちゃ~ん、どうしたの?」

 

璃奈 「あっ」

 

青八木 「何を見てたんだ?」

 

璃奈 「実は…」

 

エマ 「あっ! お〜い!」

 

かすみ 「りな子! 彼方先輩! 純太先輩とはじめ先輩まで、みなさんで何してるんですかぁ?」

 

璃奈はスマホの画面をみんなに見せた

 

かすみ 「あっ!」

 

エマ 「これってぇ…」

 

彼方 「嵐珠ちゃんのファンサイトだね」

 

かすみ 「もう出来てるのぉ!?」

 

璃奈 「今日、ゲリラライブやるって噂流れてる」

 

かすみ 「ふ、ふ〜ん」

 

エマ 「・・・」

 

青八木 (ん?)

 

手嶋 「もしかして気になってるのか?」

 

かすみ 「そそそ、そんな訳ないじゃないですかぁ〜」

 

手嶋 「本当か?」

 

かすみ 「ええ!?」

 

手嶋 「彼方はどう思ってる?」

 

彼方 「彼方ちゃんは気になるな~」

 

かすみ 「3人ともアルバイトありますよねぇ!?」

 

彼方 「今日はみんな休み~」

 

青八木 「うん」

 

璃奈 「私も見たい」

 

かすみ 「えっ!?」

 

璃奈 「嵐珠さんの歌、凄かったから」

 

かすみ 「で、でもぉ~? ライブの時間も場所も分からないんじゃあ、行けないよね~?」

 

青八木 「・・・っ!」

 

その直後、6人から少し離れた所に嵐珠が現れた

 

彼方 「噂をすればだね」

 

かすみ 「えっ!?」

 

璃奈 「ライバルの研究で行くのはどう?」

 

かすみ 「それはぁ…」

 

 

エマ 「聞きに行こう」

 

 

かすみ 「ええええ⁉️

 

彼方 「そうだね~」

 

璃奈 「うん」

 

手嶋 「俺たちも行ってみるか」

 

青八木 「俺も、気になってはいる」

 

かすみ 「ちょっ…ちょっと、待ってください!」

 

 

 

かすみ 「どうしても行くというのなら!」

 

 

 

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