この世の全てを燃やし尽くすのではないかと思わせる程にあたり一面を燃え盛る炎、止まることなくあたり一面をを赤黒く染めていく血液、まともに吸うことのできない呼吸、その全てが死へのカウントダウンに感じる。
「君はこんな状況でどう思う?」
誰かが僕に話し掛けてくる
もう顔を上げることもできず、ただ薄れゆく意識の中で彼の声に耳を傾けることしか出来ない。そんな僕の状況を知ってか知らずか彼は淡々と言葉を紡いでいく。
「遊び半分に手を出した結果がこれだ。これは人の手に余る強大な力だ。こんな物なくなった方がいい、そう思わないかな」
少し悲しそうで、どこか諦めたような声だ。
確かに、その通りかもしれない。こんな危険な物すべて破壊するべきだという人も少なくはない
でも、それでも僕はそうは思わない。
「なぜ?君はあれによって死にかけているというのに」
僕は、
⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎
「 」
僕の答えを聞いた彼は・・・
第1話コレクター
世界には魔道具と呼ばれる不思議な力を持つ道具であふれている。世界各地にて突如として現れるダンジョン。その中には数々の魔道具が眠っている。人類にとって魔道具は生活に無くてはならないものとなり、魔道具によって世界は作られていた。
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薄暗いダンジョンの奥地で一人の少女が魔物から逃れるため全力で逃げ回っていた。
「な、なんでこんなことに」
このような状況になってしまった原因を振り返っていた。
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キアは冒険者として活動する為、王都を離れスタンシーの町の冒険者ギルドに来ていた。
「はい、確認しました。Bランク冒険者のキアさんですね。冒険者育成機関を首席で合格とはすごいですね。だからといってダンジョンで油断はしてはいけませんよ」
「もちろんです。ではこの依頼を受けてきますね」
「はい、承りました。お気負つけていってらっしゃいませ」
金色の髪に青い瞳の少女キアはその街での冒険者登録を済ませてCランクダンジョンの依頼を受けていった。
キアは受付のお姉さんの話を軽く流しているわけでもCランクダンジョンだからと油断していたわけではなかった。ただ一つ言えることがあるとすれば、それは「運が悪かった」それだけだろう。
Cランクダンジョンの最奥にたたずむボスを倒そうとしたその時、部屋全体の床が抜けてキアは落ちていった。
そこからのキアは必至だったボスモンスターを一撃で木っ端微塵に吹き飛ばした熊型モンスターの登場により全力で逃げ出した。
「ハァハァ、これならどうだ」
ドカーン
キアもただ逃げ回っているだけではない。追いつかれそうになると
【特製小型爆弾】(キア改造済み)を投げつけている。この爆発でモンスターの体の3割が吹き飛んだがキアは追撃することなく逃げ出した。次の瞬間モンスターの体が完全にもとに戻り追いかけてくる。
「ま、まだ、回復するんですか。どうなっているんですか」
これである。どんなに攻撃してもすぐに回復してしまうため逃げるしかなく、初めは追撃しようとしていたが、今は逃げることに「あ、」
「ぐべ」
逃げていたキアは段差に足を取られて顔から転んでしまい追いつかれそうになってしまった。
「グガー」
「びゃぁーたすけてー」
年頃の子が出してはいけない声で助けを呼びながら命を諦めかけたその時
【神速の矢】【韋駄天】
誰かの声と共にモンスターの頭が吹き飛んだ。
「大丈夫か」
銀色の髪をなびかせ、一人の少年がキアのすぐ後ろに立っていた。
これが世界の運命を変える二人の出会いだった。
初めての作品ですのでどうか温かく見守ってください。
今日の魔道具
・【小型爆弾】:いわゆる手榴弾のような見た目色々な種類が売っている女性人気はピンク色の爆発が起こるタイプ※威力はすべて一緒
・【特製小型爆弾】(キア改造済み):中に魔石を埋め込んでいる。威力は3~5倍危険なので真似しな様に
次回「Sランクダンジョン」