ディケイドズ・リ・イマジネーション~覚醒への兆候~ 作:火野荒シオンLv.X-ビリオン
ワタル「一番最初に僕ですか」
ユウスケ「頑張れよ!ワタル!!」
ワタル「変なプレッシャー与えないでくださいユウスケ」
ウェイクアップ1♪~悲しき王子の過去~
いつからだろうか、人から遠ざかり始めたのは。
いつからだろうか、【王】として継承される事になったのは。
そして何故だろうか、その時、全て嫌になっていったのは。
~5年前~
「ぁ、あの………いっしょ…に………あそ……」
「なに?あそびたいの?」
「う、うん………」
「いいよ!みんなとあそぼ!!」
とある公園で、一人の少年が、同い年の子供に、モジモジと話していた。
その内容は【一緒に遊びたい】、というシンプルな事だった。
近くにいた少女は、その事に気づき、少年に話していた。
「あたし、×××!きみ、おなまえは?」
「わ………『ワタル』………」
「そっかー!ワタルくんね!!じゃあ、いっしょにあそぼ!!」
「う、うん!!」
少年―――ワタルは顔を明るくし、首を縦に振った。
それを見た少女はニッコリしながら、ワタルの手を取る。
そしてそのまま他の子供たちの所まで連れていかれた。
ワタルは子供たちと遊び、【楽しい】と思っていた。
このままずっと、一緒に遊んでいたい、そう思っていた。
しかし夕方の時間になり、全員が帰ることになった。
それぞれの子供の親が、子供たちを迎えに来て、みんなまっしぐらに親の方に走っていった。
ワタルは少し寂しくなったが、そんな彼に少女がワタルの前までやって来て、ワタルの顔に、自身の顔を近づけていた。
そしてワタルの目の前で、こんな事を言ってから、帰っていった。
「またあした、あそぼうね!!」
それを聞いたワタルは、公園で一人になったあとも、呆然とする。
だがしばらくすると、その言葉に涙を流しながら、喜んでいた。
それからというものの、ワタルはその日から毎日、親たちに内緒で少女たちのいる公園に遊びにいった。
そうして毎日遊び、ワタルは自身が思っていたことが叶ったことに、心の底から喜んでいた。
だが、それでもワタルは、これ以上【誰かと親しくなるのは駄目】だった。
自身には、他の者と違う【隠し事】があるからだ。
今はその【隠し事】に関わる事が方で定められている。
しかし、もしその【隠し事】がバレたら、自身がどうなってしまうか、そんな思いに心の片隅で、小さく震えていた。
そして、事件が起きた。
ある日の公園で、いつものように少女たちと遊んでいた。
「×××ちゃーん、あたしのおうちでおやつたべよー!」
「みんなでいこうよー!!」
「うん!ちょっとまってて!!」
少女はそういうと、ワタルの方に駆け寄ってくる。
「ワタルくんもいっしょにいこ!!」
「え………いいの?」
「もちろん!!だからはやくいこ!!」
少女はそう言って、ワタルの手を掴み、走り出す。
ワタルはそれに釣られて走り出そうとした、瞬間だった。
「―――きゃああああああ!!!」
突然少女の友達の一人が、叫び声をあげる。
ワタルはその方向を見ると、目を見開いていた。
―――そこにいたのは、ステンドグラスのような外見をした、蜂のような【怪物】がいた。
「ファ、【ファンガイア】!!」
「に、にげろー!!」
『無駄だ!ハッ!!』
「ぐ、がぁぁぁ……ぁ………」
子供たちは怪物をファンガイアと呼ぶと、一目散に逃げ始める。
そしてファンガイア―――ビーファンガイアは、空中に巨大な牙のようなものを呼び出し、それを近くの男の子に刺す。
刺された男の子は苦しむが、やがて体が【ガラスのような無色透明】になり、そのまま砕け散っていった。
それを見た子供たちは更に恐怖を煽られ、バラバラに逃げ始める。
少女もワタルの手を強く握りしめ、その場から逃げるように言っていた。
「ワタルくんにげよ!!あのファンガイア、ひとをおそってるもん!!」
「で、でも………っ!?」
「!どうしたのワタルくん!?」
ワタルは突然胸を押さえ込み、少女はワタルを見て叫んでいた。
そうしてる間にも、他の子供たちがビーファンガイアの餌食になり、最終的に残っているのが、ワタルと少女の二人だけだった。
少女はその事を理解すると、せめて自分とワタルだけでも逃げないといけないと思い、ワタルを揺すっていた。
『なんだ、後これだけかよ!俺の『ライフエナジー』がもう限界だってのによ!!』
「!ワタルくんたてる!?いそがないと、あたしたちもころされるよ!!」
「ご……め………×××ちゃ………ぼく…は……いいか……ら………ひとりで………」
「!?なんでよ!!にげないとしんじゃうんだよ!!?だからいっしょに……キャア!?」
「!×××ちゃん!」
『あーん?誰が逃がすかよ』
少女はワタルを説得していると、ビーファンガイアに捕まってしまう。
少女は必死に逃れようと暴れるが、少女の右足がビーファンガイアに当たった時、逆に少女の右足が不吉な音をたてていた。
「っ!ああぁぁぁぁ!!?」
『おいおい、自分で蹴っておいて勝手に骨を折るって、どんだけ脆い足してるんだよ…まぁいっか』
ビーファンガイアはそう言うと、先程の牙を呼び出し、少女に構える。
それを見た少女は、足の痛みの中必死に助けを求める。
ワタルはなんとか体を動かそうとするが、それでも苦しみのあまり動けずにいた。
「いや、いやぁー!!たすけて!だれかたすけてー!!」
「×××ちゃん!っ………!」
『ふんっ、誰も助けに来るわけないだろう。おとなしくお前のライフエナジーを吸わせろ!!』
ビーファンガイアはそう言って少女の体に牙を刺そうとする。
それを見たワタルは、ある事を考えていた。
―――これじゃあ×××ちゃんをたすけられない………
―――でもぼくが、いまおさえているのをやめたら、ぼくが×××ちゃんを【襲ってしまう】かもしれない………
―――どうすればいいの………!
ワタルがそう考えているうちに、ゆっくりとビーファンガイアの牙が少女に近づいていく。
それを見たワタルは、ある決心を固め、体を起き上がらせる。
そして
「―――やめろぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
ワタルは自身の顔を、ビーファンガイアと同じ【ステンドグラスのような模様】にしていた。
それを見たビーファンガイアは驚愕し、少女に至っては何がどうなっているのかが分からずにいた。
『な……!?俺たちと同じファンガイア、だと!!?』
「ぇ…ワタル……くんが……ファン……ガイア………?どういう……こと………なの……?」
「………その子を離せ………ぐぅっ!?」
ワタルは少女を離すように言うが、途中で頭を押さえ始める。
突然の事にビーファンガイアは首をかしげるが、邪魔をされたという理由で少女をその場に投げ捨て、ワタルを蹴飛ばしていた。
「があっ!?」
『フンッ!同じファンガイアとはいえ、貴様は俺の食事の邪魔をした!それに【人間とファンガイアの共存】を立てた愚か者を示唆する行為は気に食わねぇ!!この場で貴様を』
「―――そいつをどうするって?」
『!?お、お前は………!?』
ビーファンガイアは声がした方を向く。
そこにいたのは―――全体が赤の体をし、腕や足などに鎖のようなものを巻き付け、カボチャのようなマスクをした【異形】が立っていた。
それを見たビーファンガイアは慌てて逃げようとするが、その異形は素早く回り込み、ビーファンガイアを蹴飛ばしていた。
「ふんっ!」
『があっ!!っ……バカな………なんでここに【キング】が………【キバ】が居るんだよ!!』
「居たら悪いとでも言うのか、貴様?……まぁいい」
キバ、と呼ばれた異形は、腰にある蝙蝠のようなものに、笛のようなものを翳す。
するとその蝙蝠のようなものが『おっしゃぁ!!』と声をあげながら動きだし、笛をくわえて吹いていた。
『ウェーイクアーップ!!』
蝙蝠―――キバットバット3世はそう叫ぶと、突然辺りが暗くなり始める。
そしてキバが右脚を高くあげると、右脚に取り付けられた拘束器具【ヘルズゲート】と呼ばれるものを解放すると、そのまま上空に飛び上がる。
そして一定の高さまで到達すると、そこから急降下していき、ビーファンガイアに蹴りが直撃する。
それを受けたビーファンガイアは大きく吹っ飛び、その場に倒れこむ。
それと同時にキバはビーファンガイアに指差し、こう告げていた。
「―――王の判決を言い渡す。死だ」
その言葉と同時にビーファンガイアは爆散していた。
それを確認したキバは変身を解き、男の姿になる。
キバットに関しては『ワタルゥゥゥ!!』と叫びながら、ワタルの方へ飛んでいく。
そして男の方もゆっくりとワタルの方へ歩みより、ワタルを見る。
どうやら気絶しているようで、それを見たキバットはホッとしていた。
『良かった……無事だったか……』
「………」
『!待てよキング!!』
男はワタルが無事だと確認すると、そのまま立ち去ろうとする。
それを見たキバットは、男を引き留めていた。
『おい待てよキング!!お前……今までどこにいたんだ!何故王の座を捨てた!』
「………聞いてどうする。それに俺はもう、王の座を捨てたから、キングと呼ばれる筋合いはない」
『だから何でだよ!?………やっぱり、【人間に拒絶されたから】なのか?』
キバットの言葉に、男はピクリと動く。
が、すぐに平常心を装い出していた。
「………どちらにしろ、俺は王をやめた。その時点でもう、王の座は【アイツの物】だ」
男はそう言ってワタルを見る。
だがキバットは、それでもなお男に抗議した。
『王の座はワタルの物って………お前、【自分の息子】に全てを押し付けるのか!?お前もワタルの今の状態、わかるだろ!【ファンガイアと人間のハーフ】として生まれたアイツは、下手したら自身の魔皇力で暴走する可能性だってあるんだぞ!その上アイツはまだ幼い上に【ファンガイアの本能】もあるんだ!もし人間と大事な話し合いがあったときは』
「知らんな、そんなこと」
『なっ…!?』
「それはいずれ、あいつが己自身で解決しなければならない話………そういうことだ」
男はそう告げると、そのまま立ち去っていく。
キバットは慌てて追いかけようとするが、その途端、ワタルが呻き声をあげながら目を覚ます。
それに気づいたキバットは一瞬だけためらうが、今はワタルが優先だと考え、ワタルの方へ飛んでいった。
『ワタルゥー!大丈夫か!?』
「う、ぅん……キバット………?何故ここ…に………?」
『お前がこっそり抜け出しているのを見て追い掛けてきたんだ!!後、さっきのファンガイアはガルルたちに任せた』
キバットはあえて、ワタルに嘘をつく。
その理由は、ワタルの父親であるあの男が助けたとワタルに言えば、ワタルが何をしでかすかわからないからだ。
それ以前にワタルは、自身の父親に関して記憶がないのだ。
男が王座を捨てて失踪したのは5年前、その頃3歳のワタルにとっては、父親がどういう人物か覚えてないのだ。
だからあえてキバットは、ワタルに真実を話さないようにしたのだ。
そんなキバットの思いも知らず、その言葉を聞いたワタルは、少女の事を思い出したのか、無理矢理体を起こしていた。
「…はっ!×××ちゃん!!」
『?誰の事……ってワタル!?無理すんな!!』
「止めるなキバット!×××ちゃんは………!」
ワタルは無理矢理起こした体で辺りを見渡す。
すると近くで少女が、地面にぐてっと倒れていた。
それを見たワタルは少女のところまで走っていくと、彼女の体を揺すっていた。
「×××ちゃん!×××ちゃん!!」
「ぅ……ぅ………ん……?あ……れ………ここ、は………」
「!よかった!気がつい」
「ひっ…!?キャアアアアア!!」
突然少女が叫び、無理矢理ワタルから離れようとする。
しかし、少女の体は動かないどころか、逆に体の隅々に激痛が走っていた。
それもそうだ、あの時ビーファンガイアに思いきり投げ捨てられた衝撃で、まだ未熟な体の骨の殆どが折れてしまったからだ。
それを知ったワタルは少女を無理矢理担ごうとするが、少女は「さわらないで!」と言い、ワタルは目を見開いていた。
「え………でも………」
「さわらないで!ワタルくんも………あのファンガイアと【同じ】なんでしょ……あたしを【ころそうとしている】んでしょ!?」
「ぁ……」
その言葉を聞いたワタルは、思い出していた。
先程少女を守ろうとした時に、彼女が見ている前で、ファンガイアの力を発動させたからだ。
だがそれは少女を守るためであって、少女のライフエナジーを吸収するためではない。
その事をワタルは話そうとする。
「ち、ちがうよ!!僕は×××ちゃんの事を助けようと」
「だったらなんではじめてあったときにいわなかったの!?」
「そ、それは」
「もういいよ!こないでよ【バケモノ】!!」
バケモノ。
その言葉を聞いたワタルは絶句する。
―――なん……で………?ぼくは、ただ……守りたかっただけ、なのに……
―――ファンガイアだから……?ぼくがファンガイアだったから………?
―――そのことを初めから言わなかったから………?
ワタルの脳裏に、そのような思考が駆け巡る。
と、同時に突然頭に頭痛のようなものが起こり、ワタルは頭を押さえ始める。
そして顔にファンガイアを表す模様が浮き出ており、更にワタルの上空に、ビーファンガイアと同じ【吸命牙】が現れる。
それを見た少女は再び叫び、キバットに至っては『ヤバイ!』と叫びながらワタルの腕を噛みつく。
するとワタルの顔が元に戻っていき、吸命牙も消えていた。
そして完全に顔が戻ると、ワタルはその場できを失っていた。
『あっぶねー………ギリギリセーフだったか………』
「うっ……うう……ごろざ……ない…で……おねがい………ごろざないで………!!」
『………嬢ちゃん、この度はすまない。こいつは………ワタルは他のファンガイアと違いちょっと特殊で、このように自分の意思に関わらず暴走するんだ……こいつはさっきのやつみたいに人間のライフエナジーを吸う気はない。けれど暴走するから、あえて人と関わらなかった。むしろ関わることができなかった。そしてそのせいで、自身の正体を明かせずにいた。だから嬢ちゃんにこのような思いをさせてしまった………本当にすまなかった』
キバットは泣きじゃくり出した少女に向かって謝罪するが、少女は話を聞ける状態ではなかった。
『無理もないか』とキバットが呟くと、公園に三つの人影が見えてくる。
「おーいキバット!!やっと見つけ………王子!?これはいったい………」
「あれ、この子、ひどい怪我してる!!」
「まさか王子が!?」
『ガルル!バッシャー!ドッガ!!話は後だ!バッシャーはそこの嬢ちゃんを病院へ!!』
「わ、分かった!!」
バッシャーと呼ばれた少年は、急いで携帯電話を取り出す。
その間にキバットはドッガと呼ばれた巨体の男に、ワタルを担がせていた。
ガルルと呼ばれた紳士的な格好をした男は、キバットに何があったか訪ねるが、キバットは沈黙し続けながら、少女の方に飛んでいく。
『見ず知らずの俺が言うのもなんだが、ワタルの代わりに言っておこう………【さよなら】だ』
キバットは少女にそう告げると、バッシャーを残して、ガルルたちと共にワタルを連れ、帰っていった。
~4年後~
12歳になったワタルは、軽くため息をついていた。
理由は簡単、それは………。
『―――王子!そろそろ王位継承の儀式を!』
『このままでは先代の王が築き上げた法律が崩壊して、人間たちがパニックになりますぞ!』
『それに人間のお偉いさんたちも『新しい王はまだか』ってカンカンだよ!?これじゃあ条約も危うい状態になっちゃうよ!?』
ワタルの目の前にいる青、紫、黄緑のファンガイアに、しつこく王位継承をと、迫られているのだ。
「…ごめんみんな……僕にはまだ………」
『まだそんなことを仰るのですか!?先代の王が失踪してもうすぐ10年、あれこれ探しましたが見つかりません!そうなってしまえば、結果的に貴方様しか王位を継げることはできないのですよ!』
「そう言われても………」
ワタルは困った表情を見せつつ、心の底からこの場を抜け出すタイミングを見払う。
するとキバットが突然飛んでくると、慌てた様子で騒いでいた。
『大変だ大変だ!!また法に背いたファンガイアが暴れてる!しかも今回は三体だ!!』
『何!?』
青のファンガイア―――ガルルはそれを聞くと、緑のファンガイア―――バッシャーと紫のファンガイア―――ドッガの方を見る。
3体は頷くと、キバットにワタルの面倒を押し付けてから、現場に向かっていった。
『ったく……立て続けに法を背くのもいい加減にしてほしいわ………』
「キバット……」
『ん、その様子だと、まーたガルルたちに急かされたな?』
「……キバット。僕、王にはならない」
『………はぁー………。まだ引きずっているのか?4年前のあれを』
キバットはワタルの言葉を聞くと、その場で呆れていた。
「………僕が王になったとして、それで人々と関わる事になったとしたら………僕はファンガイアの【本能】を抑えきれますかね………?」
『……そこはお前の努力次第だな。その為にも王になって、人間と関わって、抑えられるだけの力を手に入れないといけないと、俺は思うぞ?』
「分かってますよ!!」
キバットの言葉にワタルは大声をあげる。
それによりキバットは静粛し、同時にワタルは、体を震わせ、握り拳をしながら話し出した。
「………分かってますよ、そんな事……でも僕はこれ以上、誰かと【親しくなる】事は出来ないんです……【親しくなれない】んですよ………!親しくなった人のライフエナジーを吸うことになってしまったら、それを考えただけで、僕は………」
『………』
「だから交友関係を結ぶことになる王にはなりたくないんです。いや、なったらいけないんです!!」
『あっ!ワタル!?』
ワタルはそう叫ぶと、いきなり走り出す。
キバットはそれを追いかけようとするが、あえてしなかった。
理由としては、ワタルが向かう場所が分かっていること、そして今の彼を追いかけたらいけない気がすると言う思いがあるから。
キバットはそう思い、一人残された空間で、ただ羽ばたいているだけだった。
~~~
ワタルはある廃屋に来ていた。
中は埃や蜘蛛の巣だらけで、所々壊れている状態だった。
それでも構わずワタルは廃屋に入っていく。
そして階段を上っていき、近くの椅子に座っていた。
「………母さん……僕は………どうすればいいんですか………?」
ワタルは近くに置いてあった古い写真を手に取り、ボソリと呟く。
そして女性が写っている写真に、一筋の涙が溢れ落ちていた。
~そして現在、ライダー大戦から半年後~
ワタルは現在、王の仕事をしていた。
小野寺ユウスケという青年と、門矢士という青年のお陰で、王としての自信を持てるようになり、【人間とファンガイアの共存】をより強いものにするために、王の責務を行うことになった。
『おーいワタルゥ~』
「ん。どうしたんですか、キバット」
『ちょっと話したいことがあるんだ。来てくれないか?』
突然キバットが飛んできたかと思うと、王の間に来てほしいと言われ、ワタルは首をかしげながらキバットと共に王の間に向かう。
すると王の間には、ガルルが立っていた。
『来ましたか、王よ』
「どうしたんだ?ガルル。またファンガイアが暴れたのか?」
『いえ、そういうのではありません。ただ………』
ガルルはそう言うと、突然口籠る。
ワタルは首をかしげながら、ガルルに尋ねていた。
「いったいどうしたんだ?話してくれないと分からないんだけど………」
『………心して聞いてください。―――王よ、貴方には【人間の学校】に通ってもらうことになりました』
「………は?」
その言葉を聞いたワタルは、一瞬理解できずにいた。
なのでもう一度、ガルルに尋ねていた。
「…えーっと……もう一回いってくれないか……?」
『ではもう一度、王よ、貴方には【人間の学校】に通ってもらいます。これは決定事項です』
「……………はいぃぃぃぃぃぃ!!?」
ガルルの言葉を聞いて今度は理解できたワタルは、大声で叫んでいた。
その内容が、今後の運命を奏でることを、ワタルは知るよしもなかった。
やっと1話書けましたー。
本当、今さらだよ!!←
因みにちゃんと話の内容は考えているのでご安心を。
ワタルの過去は特に詳しく書いてなかったので、wikiで【親しくなった人のライフエナジーを吸収するのに恐れている】というのを生かして、どうしてそういう考えになったのかと言うのを、自分のオリジナルで考えました。
その結果があれですけどね!!(ェ)
ビーファンガイア、最初はビートルファンガイアの予定だったのですが、そもそもワタルの親父さんがビートルファンガイアだったせいで変更することになりました←
確認してよかったぜ………。
そして一番の鬱:仲良く遊んでいた子に正体知られた上に【バケモノ】呼ばわりさせる
これじゃあ誰でも人と親しくなれなくなりますよねー………。
因みにこの少女、ある意味キーパーソンだったりします。
多分次回辺りに出します。
そしてワタルの王にならない理由は、【親しくなった人物のライフエナジーを吸収したくないため】。
これは本編でそのような描写があったのでそうしました。
………ぶっちゃけ、いきなり親しい人のライフエナジー云々を言われたら、どうしてそうなったかと言いたいぐらいです。
そして紅渡と同じように学校に行く羽目になったワタルェwww。
この理由も次回辺りで明らかにします。
………というか今さらですが、この話、何話構成になるんだろう←
次回はそんなワタルの学校生活を描いたお話。