ディケイドズ・リ・イマジネーション~覚醒への兆候~   作:火野荒シオンLv.X-ビリオン

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シオン「………物凄く今更だけど、ショウイチさんの物語だけ無理矢理になりそう(理由は感想版のキラさんのコメント)」
士「アホだな、この作者」
シオン「いやだって、響鬼は映画法則でイケるけど、アギトは経緯が特殊だから………第一、あの人一人で3ライダーになれるし」
ワタル「………他の人は?」
シオン「秘密」


ウェイクアップ2♪~再会~

「……………はいぃぃぃぃぃぃ!!?」

 

 

 

ガルルに突然呼び出されたワタルは、ガルルの話を聞いて、思わず叫んでしまう。

その理由は単純且、簡単なもの。しかしそれは、ワタルにとっては意味が分からないようなことだった。

 

 

 

「え、えっと、その………ガルル、これ………どういう事なの?」

『そ、そうだぞガルル!ワタルにいきなり『人間の学校に行け』って、唐突すぎやしねぇか!?』

「∑って、キバットも知らなかったのですか!?人を呼び出しておいて!?」

『いや、俺もガルルが連れてこいって言うからよー』

 

 

 

―――それ、ダメじゃないですか……

それを聞いたワタルは、心底キバットに呆れていた。

そしてガルルはと言うと、多少言葉を募らせながら、理由を語っていた。

 

『実は……まだ王には王としての責務は早すぎたと思い、この様な事を提案しました』

「………は?どういう事ですか、それ?」

『つまり、我々にとって貴方様にはまだ、王とは認めづらいのです』

「………はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」

 

 

 

その言葉を聞いたワタル、本日二回目の絶叫。

それもそうだ、前は自分に『王になれ』と喧しいほどだったのに対し、今度は『王として認めづらい』等と言うからだ。

ワタルはあまりにも身勝手すぎると思い、ガルルに抗議しようとするが、それでもガルルは意見を曲げなかった。

 

「ちょっと待ってください!何故それで人間の学校に行かなければならないんですか!?それ以前にガルル!お前は僕に王になれと散々言っておきながら、王として認めづらいとはどういう事ですか!!」

『それは私たちが貴方のためを思い、尚且つこのままではいけないと判断したからです。人間の学校に行かせるのもそのためです』

「だからって勝手に決めないでください!言っておきますが、僕は学校に行く気なんてありません!!」

『駄目です!これは既に決定事項。なので王はそれに従ってください!!どちらにしろ、既に明日から学校に行く手筈は済みましたから』

「………嘘でしょ?」

『はい。既にお世話になる学校の校長と、担任を勤めてくれる方に話しておきました』

 

ワタルはガルルの言葉を聞き、「ウソダドンドコドーン!?」と別世界の絶叫を叫び、床に崩れ落ちる。

既に先手を打たれていては、受け入れてくれた方々に対して失礼なことをする事になる。

それは王としてはしたらいけないこと、かと言ってそれは、理不尽な計画(?)に嵌められてしまう事になる。

ワタルは暫く考え、最終的には諦めていた。

 

 

 

~~~

 

 

 

次の日の朝、ワタルはガルルに学校がある場所まで送ってもらうことになった。

理由は簡単、ワタルがどこの学校か知らされてないからだ。

だがガルルが言うには、城(キャッスルドランの事)に少し近いと言い、歩いて30分かそこらの距離だと言う。

事実、城から出て車で向かったため、僅か10分で、目的地に着いていた。

 

 

「ささ、王よ。足元に気を付けて降りてください」

「…ここが、学校、か………」

 

人間の姿になったガルルがワタルの座る席の扉を明け、ワタルはゆっくりと降りていく。

そしてワタルの目の前には、他より少し大きな、学校が目に写っていた。

間近で学校を見たことが殆どないため、ワタルはそのまま校舎を見つめていた。

すると一緒に同行してきた(同行してないとワタルが暴走したらいけないため)キバットが、ワタルに軽く体当たりした。

 

「痛っ!?何するんですかキバット!!」

『ワタル、ガルルのやつもう先に進んでいったぞ』

「………え?」

 

キバットの言葉にワタルは後ろを向く。

すると後ろにいたガルルは既に居らず、慌てて前を向くと、既にガルルは正面玄関の前に立っている、一人の老人と話していた。

………因みに余談だが、ガルルの右手にワタルの通学鞄を持っているが、よく見ると鞄の表面に『ワタル』と大きく書かれていたりしていた。

それを見たワタルは何故か込み上げてくる涙を堪え、ガルルの元まで走っていった。

 

 

「ん、王よ。どうされましたか?」

「……人を置いていくやつがよく言うよ」

「ほぅ………君が『音村』君の子供ですか」

「えっ……」

 

 

するとワタルを見た老人が、ある名前をポツリと言い、ワタルは老人を見つめる。

老人はニカッと笑い、ワタルに自己紹介をしていた。

 

「おっと、まずは初めましてだね、音村ワタル君。私の名は古田(ふるた)明(あきら)。この【三唱中学校】の校長をやっているんだ。宜しくね」

「あの…音村って……」

「おや、君は知らなかったのか……。まぁ、聞いた話によると、あの家は今は寂れているらしいから、表札も風化して取れたのかもしれないねぇ……。音村って言うのは、君の母親である音村真夜(まや)の苗字だ」

「!!」

 

その言葉を聞き、ワタルは目を見開く。

実はワタルは、あの家に立ち寄ることはあれど、古くなっていたせいで母親の苗字が分からなかったのだ。

初めて自分の姓が明らかとなったが、同時に何故明が知っているのかを訪ねると、「昔彼女の担任をしていた」とのことだった。

 

「君の写真を見せられたとき、ふと君の母親と重なったんだよ………それにしても、彼女が先代のファンガイアの王と結婚していたとは………。そして彼女の子供が、今こうして、私の学校が掛け持つことになるとは………これも運命なんでしょうねぇ………」

「あ、あの………」

「ん。あぁ、安心してください。私は貴方が今の王だとしても、『王として』ではなく、『大事な生徒の一人』として接しますから。それに、貴方の事はガルルさんから聞きました。なのでご安心を」

 

明はそう言うと、校舎に入るように言い、ワタルたちは校舎へ入っていく。

校舎の中は広々としており、回りはまだ新しい雰囲気を漂わせていた。

「これでも15年程前に建てたのですよー」と明は言い、ふと立ち止まると、ワタルの方を向いていた。

 

「そうそう、ワタル君。君はこの学校を見て回っていってください」

「えっ、でも……」

「大丈夫ですよ。今学生たちは体育館で合同の朝礼があってますから」

『ちょうどいい機会だし、行ってこいよ、ワタル』

「え?キバットは?」

『俺もこの方と話したいんだ。だから一人で回ってこい』

 

キバットもワタルに周りを見てこいと言い、ワタルは渋々そうすることにした。

そしてワタルが一人、他の場所に行くと、明は何故かため息をついていた。

 

『む、どうされたのですか?』

「いえ、彼……ワタル君には少し、申し訳ないことをしてしまったと思いまして」

『?母君の事ですか?』

「それもですが………彼の入るクラスは少し、難がありまして………」

『『?』』

 

 

 

~~~

 

 

 

ワタルは一人、誰もいない教室を見て回っていた。

見ていって分かったことは、1階が3年の教室となっており、その上が1年、2年という順に繰り上がっているようだった。

そして2階には図書室と音楽室、1階には美術室などと、様々な教室があった。

 

「……結構広いですね………一学年にクラスが5つもですか………僕のクラスがどこにあるか知らない限り、どうしようにもないですね………」

 

一通り見て回ったワタルはそう呟き、1階へ降りていく。

そして最初に入ってきた玄関に到達した………その時だった。

 

 

 

「―――うわぁぁぁぁぁぁぁ!!?」

「!?ってうわぁぁぁぁ!?」

 

 

 

突然ワタルの横から、ワタルと同じぐらいの年齢の女子が、ワタルにぶつかってきていた。

そして互いに転倒した後、ゆっくりと起き上がる。

 

「…痛い……」

「っつ………ご、ごめんなさい………怪我は………」

「あ、大丈夫で……」

 

女子がワタルに話しかけ、ワタルは大丈夫だと言おうとして女子の顔を見る。

するとワタルは、目の前の女子の顔を見て、【何か】を感じた。

女子生徒の見た目は黒髪のポニーテールをして、細長い体をしており、白い肌をしていた。

だが、問題はそこではなく、ワタルは何か、全く別のものを感じていた。

 

(何だろう………何故か………【懐かしい】感じが………)

「………あのー?」

「ハッ!だだだ、大丈夫です!!」

 

突然ボーッとし始めたワタルに、女子生徒は声を掛けてくる。

それを見たワタルは、慌てて立ち上がる。

 

「そ、それより君こそ……大丈夫………ですか……?」

「は、はい………あの、君も遅刻した生徒ですか……?」

「いえ、僕は今日、この学校に通うことになったんです。名前は………」

「あーっ!?ペンダント落とした!?」

 

ワタルが名乗ろうとすると、突然女子生徒が叫び、慌てて辺りを探し出す。

それを見たワタルはスッと立ち上がると、辺りを見渡す。

すると下駄箱の近くに太陽の光で光るものがあり、ワタルはそれを拾い上げる。

それは紐の部分が切れたネックレスだった。

 

「あ、あのー。もしかして………これの事?」

「ん……ああーっ!!そ、それですそれ!!」

「うわっ!?」

 

ワタルはネックレスを女子生徒に見せると、それを見た女子生徒は、ワタルの手からクロックアップでもしたかのような速さで奪い取っていた。

その際ワタルは軽く突き飛ばされたが、女子学生は特に気に止めていなかった。

 

「良かったぁぁぁ………なくすところだったよ…」

「………何か大切なもの?」

「え?わぁ!?ご、ごめん!!さっき突き飛ばしちゃって!!」

「え、いや………大丈夫ですので………」

 

ワタルが話し掛けると、先程突き飛ばしたのを思い出したのか、ワタルに謝り出す。

ワタルは大丈夫とだけ告げると、立ち上がってその場を去ろうとする。

それを見た女子学生は「待って!」と言い、ワタルの腕を掴んでいた。

突然腕を掴まれたワタルは、相手が異性と言う理由もあり、顔を軽く赤らめていた。

 

「あの………ネックレスを見つけてくれてありがとう……」

「い、いえ。とんでもないです…」

「このご恩は一生忘れません!」

「∑一生!?」

 

女子学生の言葉に、ワタルは思わずツッコミを入れる。

するとその時、学校のチャイムが鳴り始め、それを聞いた女子学生は「ああっ!?」と声を出していた。

 

「ヤバイ!ごめんなさい!このお礼はまた今度で!!」

「えっ、その」

「先生に怒られるぅぅぅぅぅ!!!」

「………何だったんだろう、あの人」

 

女子学生が今度はハイパークロックアップでも使ったかのごとく、全力で階段を駆け上がっていくのを見たワタルは、ただ一人、ボソッと呟いていた。

 

 

 

~~~

 

 

 

『おーワタルぅ!遅かったじゃねーか!』

「……ちょっと、トラブルがありましてね」

『ん~?なーんか顔が赤いぞ~?』

「う、煩いです!!」

『イテッ!?』

 

校長室までやって来たワタルは部屋に入るなり、キバットにからかわれるが、直後にチョップを噛ましていた。

それを見た明は笑い、ガルルに関しては頭を軽く押さえていた。

 

するとワタルの背後にある扉からノックが聞こえ、「失礼します」と言いながら、一人の男が入ってきていた。

年齢は20代半ばで、キリッとした目をしていた。

 

「さてと………では紹介しよう。今日から君の担任をすることになった黒羽(くろば)大翔(たいが)君だ」

(む……黒羽………?)

「黒羽です。よろしく、音村君」

「は、はぁ………よろしくお願いします………」

 

黒羽がワタルに手を伸ばし、ワタルは多少戸惑いながら、黒羽と握手していた。

その際黒羽はワタルの顔をチラリと見つめ、ワタルは少し身を引く。

そして互いに手を離すと、「では行きましょう」と告げ、校長室を退出していた。

 

「あっ、ちょっと待ってください!すぐ行きます!!」

『……あっ!?置いてかれた!!?ワタ……むぐっ!?』

「待てキバット。お前、さっき話した事を既に忘れたのか?」

『あ………そーいやワタルが学校を終えるまでは、明殿と一緒にいるって話だったな……』

「すいませんねぇ………他の先生に任せたかったのですが、何分忙しい人たちばかりで」

『いえ、お気になさらず』

 

キバットは明にそう言うと、自身のために用意された鳥籠に入る。

そして止まり木に逆さまにぶら下がりながら、ある事を考えていた。

 

 

 

(…しかし……あの黒羽と言う名前………何処かで聞いた記憶が………私の思い過ごしか?)

 

 

 

~~~

 

 

 

一方のワタルは、黒羽に教室の入り口で待機するように指示され、廊下で一人立っていた。

 

(それにしても………黒羽さん、でしたっけ………あの人のあの時の視線、何だったんでしょう………)

「音村君、入りなさい」

「あ、はい…」

 

ワタルが一人、考え事をしていると、黒羽が教室の扉を開き、ワタルは教室に入る。

 

教室の中には、ざっと見2,30人ほどの人間、およびファンガイアが居て、殆どがワタルの方を見て、ガヤガヤ騒ぎ出していた。

 

(………うわぁ………やっていけるか不安になってきた……)

「では音村君、自己紹介をお願いします」

「は、はい」

 

ワタルはチョークを渡され、黒板に名前を書き始める。

そして名前を書き終えたと同時だった。

 

 

 

「―――ワタル、君…?」

 

 

 

突然一人の女子生徒が席から立ち上がり、ワタルの名前を呼ぶ。

それをクラスの殆どの者が女子生徒を見つめ、ワタルも咄嗟に振り向く。

そして立ち上がった女子学生は、朝早くぶつかった女子学生だった。

 

「あ……君は確か、朝の…」

「どうしたのですか、鈴丘(すずおか)さん?」

「………」

 

鈴丘、と黒羽に呼ばれた女子生徒は黙ったまま自分の席を離れ、何故かワタルの前にまで来る。

そして―――いきなりワタルの頬を、殴り出していた。

突然殴られたワタルは大きく倒れ、それを見た黒羽は慌てて鈴丘を抑える。

が、鈴丘は我を忘れたかのように暴れだし、クラスの男子の一部も、落ち着かせようと止めに入った。

 

「ちょっ、落ち着け鈴丘!?」

「どうしたんだよお前!?この転校生の事、知ってるのか!?」

「え………でも僕、この人とはさっき…」

「…知ってるどころじゃないわよ」

「え?」

 

鈴丘は落ち着きを取り戻すと、ワタルを指差す。

 

 

 

「こいつは10年ほど前、【私を襲おうとした】ファンガイアなんだから!!」

 

 

 

その言葉を聞いたクラスの生徒たちは驚愕し、ワタルに関しては目を見開く。

【10年前】、そして【鈴丘を襲おうとした】。

その二つの言葉で、ワタルの頭の中に、10年前の【あの時の光景】が脳裏に浮かぶ。

 

 

10年前のあの日、仲良くなった少女を助けようとし、自身の本当の姿を見せ。

10年前のあの日、助けようとした少女に、自分達を襲ったファンガイアと同様の【化物】と呼ばれ。

10年前のあの日、自身のファンガイアの本能が抑えきれず、少女のライフエナジーを吸おうとするために襲い。

そしてあの日、謝罪も別れも告げられず、過ぎ去っていった、言わば【悪夢の日】。

ワタルは驚いた目をしながら、鈴丘の方を見る。

そして少しずつ手をあげていき、鈴丘を指差す。

そして10年前の、【あの名前】を告げていた。

 

 

 

「―――もしかして………歌音(かのん)、ちゃん………?」

 

 

 

これがワタルと、一人の少女:鈴丘歌音の、再会だった。




本格的にアギトどうしよう←
一応アギト以外は決めています。
ただ………その中で一番話数が多くなるとしたら、高確率でキバとアギト、後多分ブレイドです←
リイマジ電王は………連載化決定したので、3話かそこらで終わる前提です。


何気に連れてくる理由を知らないキバットェw。
ガルルが言ったことに関しては、実は本編でドッガ辺りが『あいつが次の王で大丈夫なのか』みたいな台詞を言っていたので、それを利用しました。
一応世界を任せるような立場だから、ガルルたちにとっては本当に大丈夫なのかを確かめるために、あえてこの考案をしたんですよねー。
だからってほぼ強制でしかも既に準備しているために、ワタルが断れないと言う事実ww。


ガルルェw。
バックに書かれたワタルの名前ェww。
明さんはキバ本編に出てきたらしい、喫茶店のマスターのリイマジ的な人です。
………いや、実は言うと自分、キバはほとんど未視聴に近い状態です←
見ていた中で覚えているのは、渡さんが飛翔態に初めてなったところだという←←


ワタルの通う学校は、地味に広いと言う設定です。
因みにワタルの学年は2年生。
そしていきなり歌音とぶつかるワタルェwww。
歌音の性格は、若干アホの子の、暴走少女です←
ただし、あること(最後辺りでワタルにしたこと)に関しては恐ろしいぐらい暴走(物理)をしますが………次回辺りで説明するつもりです。
因みに歌音の名前の由来は、有名な曲の『カノン』から取りました。
苗字?適当です←


何気に「恩は一生忘れない」とワタルに言ってしまった歌音はどうするんでしょうねー(棒)
そして若干アホのせいなのか、行動原理ェww。


戻ってきて早々からかうキバットwその後すぐに叩き伏せられると言うww。
ここで出てきた黒羽さん………うん………名前のもじり方とかですぐ分かると思います(ヲイ)
そもそもキバットが膨大にフラグぶっ立てたんですから、ねぇ………←


編入生の印象………何となくで書いてみたので、イマイチ分からないです。
あれで大丈夫なのか………いや、たぶん大丈夫だ、問題ない←
そして思いっきり歌音にぶん殴られるワタルェww。
これで人違いだったら、どうなってたんでしょうねー(棒)
なお、こればっかりはどうしようにも避けられない事実だと思います>私を襲った~


次回は………どうするか←
場合によっては龍騎編とかも同時執筆して投稿した方がいいかもしれない←←
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