ダンジョンマスターになりました   作:饅頭怖い

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会議

 コア部屋では会議が行なわれていた。いつになく真面目な空気が漂っている。

 

 どうやらダンジョンの外で迷宮都市なるものが建設されているらしいのだ。

 

 そろそろ本腰を入れてダンジョンの外を調査しようと、調査部隊を外に送ったことで判明した。

 

 

「さて、ダンジョンの外に迷宮都市が出来ることで俺たちにどんな影響があるか考えてくれ」

 

 

 テーブルを囲むのはダンジョン内で会話できる全員だ。

 

 シャルロット、リリス、クドラクの三人娘。

 

 アル、カイル、レックス、アリア、メリッサ、シャナ、ジャンヌのクドラク眷属。

 

 最後にリリスの眷属の魔人レオン。

 

 以上の11人に俺を加えた12人で会議を行っている。

 

 三人娘が最初に口を開く。

 

 シャルロットは腕を組み、堂々とした声で言った。

 

 

「うむ。ダンジョンに侵入者が多く訪れるようになり、安定してDPが獲得できるじゃろう。主様が悩んでおった監禁部屋の監禁数の拡大もできるのじゃ」

 

 

 リリスは妖艶に笑いながら、

 

 

「強そうな侵入者は攫って魔人にしたいわね。まだレオンしかいないし。マスターも女の子を調教したいって言ってたもんね?私と一緒に遊びましょう♪」

 

 

 クドラクは淡々と、

 

 

「……魔物の復活には24時間かかる。高頻度で押しかけられたら……ちょっと面倒」

 

 

 アル、カイル、レックスが答える。

 

 

「最も近いミルスからは当然として、他の五大都市からも高ランク冒険者が来ることが予想されます。Bランク冒険者が組んできたらゴブリン部屋は突破されるかと」

 

「迷宮都市は国が効率よくダンジョンの富を手に入れるために建設されます。富を回収しに来る騎士たちも侮れないです」

 

「このダンジョンの戦力が判明したら完全攻略指定を受けるはずだ。マルス王国の騎士団長『英傑』グレイブが率いる近衛騎士団は厄介だ」

 

  

 アリア、メリッサ、シャナ、ジャンヌが答える。

 

 

「私の友達、マルス王国のお姫様も強いよ!Bランクの”風の竜”を討伐した英雄だからね!」

 

「『暁の魔女』も化け物だぞ。魔法のみならクドラク様にも匹敵するだろうな」

 

「……『雷霆の姫騎士』クローディア殿下。……お館様が好きそう……」

 

「……知り合いに……こんな格好見られたら…うぅ……」

 

 

 最後にレオンが答えた。

 

 

「今年はマルス王国が北部戦線の主力を担当する年のはず。Bランク以上の冒険者も、上級騎士も国外に行くのでは?国の守護に『英傑』と少しの戦力は残すはずだが、一年間は強敵は現れないと思われます」

 

「そういえば!」

 

「あっ!?そーじゃん!じゃあ姫様も北部だね」

 

 

 レオンの言葉にアル、アリアの二名が反応する。

 

 他の眷属たちも納得顔をしている。反対に俺と三人娘は置いてけぼりだ。

 

 知らない人名と情報。それに北部戦線。一年間は強敵が現れないの意味が全く分からん。

 

 詳しい話を聞こうとしたところでパソコンから緊急アラームが鳴り響く。どうやら侵入者が来たようだ……タイミング悪いな。

 

 会議のために設置した巨大なモニターに、パソコンを接続して全員で侵入者を見る。

 

 今回の侵入者は完全武装をした冒険者たちが26名。全員が強そうなオーラを放っている。

 

 彼等は休憩部屋に到達し、陣形を組んで右ルートを進み始めた。盗賊と魔法使いが先行してスキルと魔法を使用しながら進んでいる。

 

  

「あっ、他の五大都市のCランクパーティーじゃん!」

 

「あの魔法は探知魔法だな。罠を探しながら進んでいるのか」

 

「……私たちが行方不明になったから来たのかも」

 

「あわわわ……知ってる人がたくさん……うぅ~……」

 

 

 どうやらアリアたちは面識があるみたいだな。ジャンヌがスカートを握りしめて恥ずかしがってる。……甘いな。短いスカートを握りしめているせいで下着が丸見えだ。眷属トリオもチラチラ見ているのにジャンヌは全く気が付いていない。そんなに知り合いに見られるのが嫌なのか。

 

 

 ……悪魔的な発想が舞い降りてきたが、ゴブリン部屋の性能を確認したいからな。今回は勘弁してやろう。

 

 

 そんなアホなことを考えていたら、侵入者たちがゴブリン部屋こと戦闘部屋Bに到着した。

 

 戦闘部屋Bではゴブリンキングを中心に、前衛がジェネラル、ロイヤルナイト。後衛がセージ、プリーストと陣形を組んで隊列を組んでいた。まるで軍隊みたいだ。

 

 冒険者より数は少ないが、質は高いと感じる。そして何より、キングの【統率】がある。

 

 冒険者たちが部屋に突入した瞬間、俺は息を呑んだ。――始まった。

 

 セージの魔法が先制し、冒険者たちは盾とスキルで魔法を迎撃した。そのまま前衛が切込み、後衛が魔法を撃ち込む。冒険者側の動きは完璧だ。

 

 だが、ゴブリン軍団も負けていない。ジェネラルが前に出て壁となり、全体を鼓舞して強化している。セージが魔法を連射し、プリーストが回復を飛ばし、ロイヤルナイトが側面から切り込む。

 

 ――おお、キング。お前、いつの間にここまで“軍”を作り上げたんだ。

 

 俺は思わず感心してしまった。

 

 冒険者26名と、ゴブリン9体。普通なら物量で押し潰されるはずなのに、互角に渡り合っている。

 

 そして――

 

 

「ギィアアアアアアアアア!!」

 

 

 キングの【王の威圧】が炸裂した。冒険者たちの動きが一瞬止まり、その隙にキングが前に出て、大剣で前衛をまとめて吹き飛ばす。

 

 そのまま大剣を床に突き刺すと、石槍が足元から突き上がり、冒険者たちが悲鳴を上げる。

 

 そして、オーラが籠った渾身の横薙ぎ。前衛がまとめて両断され、肉塊が後衛まで吹き飛ぶ。

 

 

 ――強い。アリアに爆散させられたのが噓のようだ。

 

 

 俺のダンジョンの“軍勢”は、ここまで仕上がっていたのか。

 

 冒険者たちは総崩れになり、リーダーらしき男の叫びとともに撤退を開始した。

 

 キングは追撃しない。冷静に手を上げて軍勢を止める。

 

 

 ……あいつ、完全に“将”の顔してるな。

 

 

 そして、動けなくなった女冒険者二人に視線を向ける。

 

 ――あ、やっぱりそっち行くのね。

 

 男は殺し、女は生かす。ゴブリンの本能が働いた結果だろう。

 

 モニターの前でアリアたちが顔を引きつらせる。

 

 

「……あれ、助けなくていいの?」

 

「……ゴブリンに襲われるのは……その……」

 

「お館様、あれは……その……教育に悪い……」

 

 

 俺はため息をついた。

 

 

「……まあ、助ける理由もないしな」

 

 

 “敵”だ。そして、ゴブリンキングの戦利品でもある。ゴブリンキングはすでに11000DPを俺に捧げてくれた。功績に報いるのが上に立つ者の度量だろう。思念でゴブリンキングに戦利品を好きにするように伝える。

 

 俺はモニターを切り替え、逃げていく冒険者たちを見た。

 

 13名が生き残った。右ルートの異常な戦力を冒険者ギルドに報告するはずだ。

 

 これで国は右ルートを“危険区域”と判断し、左ルートを財宝が手に入るボーナスルートだと判断するだろう。

 

 ……悪くない。むしろ、最高の結果だ。俺が望んだ方向に冒険者を誘導しつつ、11人殺害による11000DPと、13人脱出による1300DPを手に入れたんだ。

 

 今回の結果に満足しながら、椅子に深く座り直し、眷属たちを見渡した。

 

 

「さて――会議の続きをしようか。俺が気になっているのは北部戦線の話だ。一年間は強敵が現れないと言っていたが、詳しく教えてほしいな」

 

 

 俺のダンジョンがあるマルス王国の精鋭が国外に行くから、一年間は強敵が現れないと言っていた。それが本当なら一年間は安全にダンジョンを成長させることができる。これは重要な情報だ。

 

 俺の問いかけにレオンが答える。

 

 

「北部戦線は、この大陸の北部で行われている人類と魔王軍の戦争の最前線です。この大陸は南をマルス王国、東をヤマト帝国、西をアウローラ聖王国、北を亜人種の小国家群からなる北部連合が統治しています。各国は一年ごとに主力を北部戦線に投入し、持ち回りで魔王軍の進行を防いでいるのです」

 

「なるほど。今年はマルス王国の番だから国の主力戦力が一年間は国内からいなくなるのか」

 

 

 ようやく一年間は強敵が現れないの意味が分かった。

 

 

 だが、魔王か。てっきり俺が魔王ポジションとして神に転生させられたと思っていたが……違うのか?

 

 

 考え込んでいると三人娘が眷属たちに質問する。

 

 

「魔王の正体は分かっておるのか?」

 

「魔王軍は何を求めて人類を攻めてるのー?」

 

「……人類側と魔王側の戦力も知りたい」

 

 

 アル、カイル、レックスが答える。

 

 

「魔王は姿を現したことはないので、正体は分かっていないです」

 

「魔王軍の目的も分かってないはずです」

 

「魔王側の戦力はアンデッドの軍勢とゴーレムの軍勢だと聞いたことがある。基本的にはDランクの魔物で構成されていて、たまにCランクの上位種が含まれてるとか」

 

「あとは言葉を話す将軍がいるそうですよ。Bランクの力を持っていて、星影将ノクターナ、星震将ガイアロスと名乗る魔物が軍勢を従えていると聞いたことがあります」

 

「それと、星炎将イグニールかな。三将軍の中でも一番強くて、単体で行動することが多いって聞いたことがあります」

 

 

 アリア、メリッサ、シャナ、ジャンヌも答える。

 

 

「人類側の戦力は『剣聖』、『勇者』、『聖女』の三人が最強って言われてるよ。単独でBランクの魔物を倒した凄い人たちで、『剣聖』と『勇者』は剣でビームを打つんだよ!」

 

「『聖女』は人類最強の魔法使いと言われている。……いつか彼女の魔法を見てみたいものだ」

 

「……『勇者』と『聖女』は光の女神アウローラの加護を与えられたアウローラ聖王国の切札。『剣聖』は一撃を極めた剣士で……一撃でBランクを仕留めたって噂を聞いたことがある」

 

「他にも各国に4人前後は英雄と呼ばれる方々がいます。特に北部連合では寿命の長い亜人種族の英雄もいるため、30名ほどの英雄がいると聞いたことがあります。マルス王国では『英傑』、『雷霆の姫騎士』、『暁の魔女』、そしてアリアの『絶剣』が有名です」

 

 

 ふーむ。意外と人類側の戦力の方が優勢そうだな。……それと魔王側って俺と同じダンジョンマスターなんじゃないか?姿を見せない魔王に、言葉を話す三体の将軍って、俺と三人娘の関係性に近いよな……。

 

 ……これ以上は考えても無意味だな。情報が足りないのと、そもそも今の話は噂話が大半を占めていた。確証のない情報を鵜吞みにするのは愚か者だ。

 

 

「よし。なかなかいい話が聞けたよ。今回の会議はこれで終わるから自由に過ごしてくれ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 シャル、リリス、クドを連れてベッドでだらだらしながら考える。

 

 さっきの会議で有意義な情報は、北部戦線の担当が今年はマルス王国だということ。一年間はアリアより強いやつが来ない可能性が高い。この間にダンジョンを効率よく成長させることが俺の役目だ。

 

 

「主様よ、これからどうするのじゃ?」

 

 

 シャルが俺を膝枕しながら聞いてくるので答える。

 

 

「迷宮都市に誰か潜り込ませたいな。情報を集めつつ、迷宮都市側をコントロールするのが理想だ」

 

「じゃあ私の魅了の出番かしら?」

 

 

 リリスが立候補するが、リリスの胸に手を伸ばして答える。

 

 

「こんなけしからん身体をした美女なんて目立ってしょうがない。隠密と精神操作が可能な眷属を送りたいな」

 

「……あんっ♪……じゃあクドかしら?」

 

「……パパ、クド頑張る!」

 

 

 クドが俺の腕に抱き着きながら上目遣いで見上げてくる。かわいい。

 

 

「ああ。クドとシャナ……それとレオンに行ってもらおうかな」

 

「レオンも?」

 

「クドとシャナが影に隠れて情報収集。レオンは冒険者として活動させたい。もともとは村人でそんなに知名度はないはずだし、髪と目の色も変わっているからバレないだろ」

 

「主様よ、レオンは魔人になった今でも、前回侵入してきた冒険者たちより弱い。レオンより強い冒険者がたくさんいる中でレオンの役割はなんなのじゃ?」

 

 

 俺を膝枕しているシャルが俺の顔を胸で包みながら問いかけてくる。

 

 

「あいつには依頼を受けて信用を稼いでもらいたい。たまにダンジョンに潜らせて財宝を渡して換金するためにな」

 

 

 財宝部屋の宝箱を一回開けたが、ダンジョン側が使えそうなのは入ってなかった。運悪く出なかったとも考えられるが、侵入者に開けさせるためにも、何回も試すわけにはいかない。必要ない財宝を外に売却する手段を構築したい。

 

 

「なるほどのう。確かに、目立たぬように行うのはレオンにしか出来ぬのじゃ」

 

「そういうことだ。ダンジョン外の外貨をレオンに稼がせて、外の世界の物品を俺が購入しに行きたいと思ってな」

 

 

 リリスが心配そう俺の手を握りながら言う。

 

 

「えー!?マスターが外に出るの!?……危ないわよ?」

 

「大丈夫だ。ダンジョンマスターはダンジョンコアの力で不滅だ。リリス達がダンジョンコアを守る限り俺に危険はない。三人とも頼りにしているぞ」

 

 

 そのあとは三人とたくさんイチャイチャした。

 

 

 

 

 

 

 マルス王国会議室。

 

 この会議室では前代未聞のダンジョンの続報についての話し合いがされている。

 

 ミルス冒険者ギルド長ラザニアから報告書が届いたのだ。そこに書かれていた内容は、我々を青ざめさせるには十分な内容だった。

 

 Cランク冒険者26名からなる『絶剣』の救出部隊が、ダンジョン内で半壊。伝説の魔物、ゴブリンキングと配下の上位希少種の存在。

 

 Cランク冒険者は上級騎士にも並ぶ力の持ち主だ。王国のために貴族が積極的に勧誘するほどの力を持った彼らが13名も命を落とした。

 

 

 不味いぞこれは……!迷宮都市の建設を王に奏上したのはこの私。すでに国庫から多額の予算が動いている。ーー責任を取ることになるのは私だ。

 

 

 『絶剣』は四人パーティーだった。如何に高ランク冒険者であろうと、不測の事態など幾らでも起こるもの。……甘い考えだった。

 

 Cランク冒険者26名という戦力は、国家レベルの戦力だ。それが半壊ということは、『絶剣』の死亡は不測の事態ではなく必然だったと考えられる。

 

 迷宮都市の建設には金がかかりすぎる。だからこそ、必ず回収できる目途のあるダンジョンにしか建設してはならないというのに……我が国の英雄を殺せる化物が……数十年に一度しか生まれない魔物がダンジョンに潜んでいたとは……。

 

 しかも、今年はマルス王国が北部戦線の担当だ。スタンピードが発生しても国内最高戦力が不在の状態で対処しなければならない……いや、そう考えると迷宮都市建設はプラスなのでは!?

 

 スタンピードが発生した場合、迷宮都市を砦として運用すればよいのだ。幸い資材は購入しているが、建設は未着手。……まだ挽回はできる……!

 

 

「どうするのだ!?今年は『対魔王同盟』に基づいて、我が国の最高戦力は北部戦線に派遣しなければならない。ダンジョンを完全攻略する時間なんてないぞ!」

 

「……迷宮都市の建設ではなく、最初から全戦力での完全攻略が正解だったな……いや、もしを考えるのは意味がない。これからを考えねば」

 

「迷宮都市に砦の役割を持たせるのはどうだろう?スタンピードが発生しても一年持たせられるように準備しておけば、来年、最高戦力で攻略ができる!」

 

 

 責任の矛先が来る前に、自分から発言を行う。追及される前に声を上げたほうが有利だろう。

 

 私の発言を受けて、皆が考えを巡らせている。

 

 

「……確かに、それは有効かもしれませんな。最高戦力が戻る前に冒険者たちにダンジョンの調査をしてもらい、騎士が富を回収する。回収した富で迷宮都市を頑強に改造しつつ、残った富を計画通り北部戦線に送る物資の購入費に回す」

 

「北部戦線に送る物資の数が減るではないか!我が国の最高戦力が北部戦線で壊滅すれば、ダンジョンの攻略どころではなくなるぞ!北部戦線への物資を削ることは許されん!」

 

「しかり。迷宮都市の改造費は税で賄うしかないでしょうな。民には負担を強いるが仕方ない」

 

「……他国の英雄の力を借りるのは無理か?『勇者』と『聖女』を抱えるアウローラ聖王国なら余裕があるはずだ」

 

「いや、アウローラ聖王国は去年の北部戦線担当国だ。難しいだろう。高額な寄付金を求められる可能性もある」

 

「……寄付金を求められたら結局は税で賄うしかないからな。意味がないか……」 

 

 

 よしよし。私の意見で前向きな意見が出始めた。責任の追及はこの場では大丈夫だろう。

 

 今後の己の立場を守るために、久しぶりに全力で頭を回し、迷宮都市の形状、ダンジョン調査の計画を立案するのだった。

 

 

 

 

 

 

 マルス王国王都北門

 

 この場では北部戦線に赴く英雄たちを送り出すためのパレードが行なわれていた。

 

 『雷霆の姫騎士』クローディアとBランク冒険者に匹敵する近衛騎士7名。

 

 『暁の魔女』フレイアとマルス王国唯一のAランク冒険者パーティー『暁の焔』の4名。

 

 そしてBランク冒険者パーティー3組の12名。

 

 この総勢25名が北部戦線に赴くマルス王国の最高戦力である。

 

 マルス王国の最高戦力が、北部戦線へと旅立つ。

 

 ――この一年、国内は空白となる。

 

 この空白を守護するのがマルス王国騎士団長『英傑』グレイブと近衛騎士13名。

 

 そして、

 

 彼らが知らぬ間に――

 

 ダンジョンは静かに、確実に力を蓄え始める。

 




これで第一章が完結です。
ここまでお付き合いいただいてありがとうございます!

ここからは閑話を挟んで第二章です。
第二章からは更新速度が落ちます。

週に一回投稿できたらなと思っていますので、気長にお待ちいただけると幸いです。
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