勇来「いませんでしたね・・・太子さん。」
妹子「うん。」
妹子たちは、太子を見たという人の情報を信じ、山奥の寺まで行ったが・・・
いなかったのだ・・・
太子が・・・
曽良「まさか、その方に騙されたのでは?」
ヒュー「まさか!妹子さんたちは、困ってるのにそんなこと・・・」
小雪「太子さんは必ず見つかります!もちろん閻魔さんもだから頑張って探しましょう!」
???「あっ、いたいた!お〜い!」
鬼男「んっ、采!どうしてここに⁉」
采「資料の片づけが終わったので、仕事部屋に戻ってみたらみんないなかったから、探しに来たの‼」
小雪「あっ、そうだったんだ!」
采「あっ、そうだ!くる途中に女の子と会ったんですけど、鬼男君たち知らない?」
小雪「女の子って?」
采「この子だよ!」
と、采の後ろから小学生くらいの女の子が出てきた。
ヒュー「あれ?『サクラ』ちゃんじゃないですか。」
サクラ「あっ、ヒュースケンさん。」
ヒュー「何処に行ってたんですか?
ハリスさんも僕もかなり探したんですよ。」
サクラ「ごめんない。その、面白そうな建物があったから、ちょっとそこに・・・」
ヒュー「全く・・・これからは単独行動はやめて下さいよ。」
サクラ「は〜い!」
妹子「あの。ヒュースケンさん、この子は?」
ヒュー「あぁ、はい。彼女はサクラちゃん。
僕と一緒にハリスさんの通訳係をやっています。」
未来「えぇ!こんな小さいのに、通訳なんてできるの⁉」
芭蕉「へ〜。すごいんだね!」
ヨシヨシ
曽良「いきなりの触り・・・」
未来「サクラちゃん、可哀想・・・( ; _ ; )/~~~」
芭蕉「ちょっ!二人とも酷いよ!」
采「あれ?鬼男君。閻魔さんは?」
鬼男「・・・。」
采「?」
小雪「私たち、閻魔さんとはぐれちゃったの。」
采「そうだったの⁉」
小雪「うん。あと、妹子さんと勇来さんの上司の方の聖徳太子さんも・・・」
采「そうだったんだ・・・
じゃあ、私も探すの手伝うよ!」
妹子「本当ですか⁉」
采「はい!困った時はお互い様ですし!」
勇来「ありがとうございます!」
サクラ「采ちゃん、その人たち探すの手伝うの?」
采「うん。私の上司だし。妹子さんたちの上司だしね。」
サクラ「じゃあ、私も探す!」
ハリス「お〜!サクラも探すか!」
ヒュー「今から危険な場所に行くかもしれないんですよ。大丈夫ですか?」
サクラ「?少し危険って?」
鬼男は、サクラと采にさっきの少女から言われたことを説明した。
采「そんなに危険な場所なんですか?」
鬼男「あの女の子の話しだと・・・」
サクラ「でも、私たちその館見たよ!」
みんな『えっ⁉』
未来「どこで⁉」
サクラ「ん〜とね・・・」
サクラは、岡の方に指を指しながら、未来たちに言った。
サクラ「あっちの岡の方に。」
小雪「それはほんと?」
サクラ「うん!赤色の屋根に大きな建物だったよ!」
鬼男「そこに、大王たちが・・・」
勇来「じゃあ、さっそくそこに行ってみたほうが。」
小雪「はい。そうですね。」
・・・移動中・・・
采「あっ!」
サクラ「見えてきた!」
采とサクラがそう言うみんなの視線の先にはは、ごく普通にある館だった。
芭蕉「ほんとにここにその太子さんって人と閻魔さんって、人がいるのかな?」
曽良「それがわからないからこうやって探しにきたんじゃないですか。」
芭蕉「うっうん!そうだね!」
サクラ「あれ?」
ヒュー「どうしたんですか?サクラちゃん。」
サクラ「なんかドアの前に誰かいる。」
妹子「えっ?」
???「これ、開かないのかな?」
???「いや、開くには開くんだろうけど・・・」
小雪「あの〜。」
???「んっ?な〜に〜?」
鬼男「ここで何してるんですか?」
???「俺たち、友達がこの中に入ったきり帰ってこないから、心配になって、今から入ろうとしてるんだ。」
芭蕉「へぇ〜。そうなんだ。」
???「あっ、ねぇ!おじさんたち名前なんていうの?
私は『鏡音リン』だよ!」
???「俺は『鏡音レン』。」
小雪「はじめまして!私は、小雪です。」
鬼男「僕は、鬼男です。冥界で閻魔大王の秘書をしています。」
采「私は、采。冥界で鬼男君と小雪と一緒に閻魔さんの秘書をしてるんだ!よろしく!」
妹子「僕は、聖徳太子の部下の小野妹子です。よろしくお願いします。」
勇来「僕は、妹子さんと一緒に太子さんの部下の西田勇来です。」
芭蕉「私は、俳句詩人の松尾芭蕉だよ。よろしくね。」
曽良「僕は、この人の弟子の河合曽良です。」
未来「同じく芭蕉さんの弟子の西田未来です!よろしく!」
ハリス「私は、ハリスだ!よろしくな!」
ヒュー「僕はハリスさんの通訳者のヒュースケンです。よろしく。」
サクラ「ヒュースケンさんと同じことをしている、サクラです!よろしく!」
リン「うん!よろしく!」
レン「ところで、皆さんはどうしてこの館に?」
鬼男「貴方たちと同じ、人探しですよ。」
リン「えっ?鬼男さんたちも人を探してるの?」
鬼男「はい。」
采「私たちの上司と妹子さんの上司を探してるの。」
レン「それって、さっき言ってた聖徳太子と閻魔大王さんのことですか?」
小雪「はい。その通りです。」
未来「それよりさ〜!どうして中に入らないの?」
リン「扉が開かないんだ。」
サクラ「えっ!そんなことないよ!だってサクラと采ちゃんがこの館の前を通った時は、ドア、開いてたよ!」
未来「えっ!じゃあ、どういうこと?」
曽良「誰かが、サクラさんたちが通った後にこの館に入ってきた・・・というのが正しいでしょうね。」
未来「でも!一体誰が!」
鬼男「どうやら、この館の中に入って、調べて見る価値ありそうですね。」
妹子「はい。いずれにせよ太子たちがこの館の中に居るのも事実ですし。」
小雪「それにリンさんとレンさんの友達も探さないといけないですし。」
勇来「では、決まりですね。」
采「うん!」
サクラ「じゃあ、さっそくこの館の中に入ろう!」
未来「うん!」