比企谷八幡 山星高校に入学する   作:狂った自販機

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執筆が乗るうちに書いて行きます


2話

 

(さて、俺はどうすれば良いんだろう?)

 

「遠慮しなくても大丈夫よ。私結果自信あるから」

 

「いっ!一旦落ち着こう!藤島!落ち着いて話し合えば分かり合えるはずだ!」

 

「ええ、話会いましょう!……体…でね…?」

 

 

目の前で行われているのは狼が子羊を捕食しようとしている状況だった。

メガネ委員長はずんずんと進み女子に手を伸ばして体を触ろとしていた。

 

あれ?もしかしなくても俺の事気づいてない?

 

このまま放置していれば彼女らの百合百合した状況を見れるのでは無いと少し期待したその時、俺がいる逆の扉からすごい勢いで誰かが教室に飛び込んだ。

 

 

「たいちぃぃぃ!!!!」

 

息を弾ませながら大声をあげて飛び込んだのは男子生徒だった。どっかで見た気がする。確か俺と同じクラスだったはずだ。

 

「や、八重樫くんっ!?」

 

突然の乱入者に狼狽するメガネ委員長。

 

そういえばそうだ。八重樫だったわ。俺の席の隣だったはず。あれ?確か下の名前太一だったっけ?

今襲われてる女子ともう1人黒髪セミロングのちょっと性格きつそうな女子があの男子をそう呼んでるの思い出した。

 

その時俺はふと違和感を感じた。

 

(なんで男子本人が自分の名前叫びながら教室に入ってくるんだ?)

 

 

 

「藤島さんっ!なんか太一……じゃなかったわたし……でもなくて【永瀬伊織】に用があったんならゴメンっ!緊急事態だから連れて行くね!ほらさっさと来る!」

 

 

そう言って八重樫はメガネ委員長…藤島と襲われていた女子、永瀬伊織と呼ばれた女子の間に割り込みその腕を掴んで連れ去ろうとした。

 

八重樫よ百合の間に挟まるのは御法度だぞ

 

「なっ!!?なんなの!!る八重樫くん!?今大事なところなのよっ!!!」

 

そう言って藤島は反対側の腕を掴んだ。八重樫と藤島で永瀬を取り合うような形になっていた

 

「確かにもう少しで一大事が起こりそうだったけれども!」

 

確かにもう少しで全年齢対象から外れるような事が神聖な学舎で行われかけてたな

 

「離してくれ藤島!俺は行かなくちゃいけないんだっ!!」

 

そう一人称を【俺】と言いながら叫んでいるのは永瀬

 

「ほら太一も……じゃなくて永瀬も言ってるでしょ!」

 

と、なぜが永瀬の事を自分と呼び、語尾が少しオネェみたいな八重樫

 

 

「なんか二人とも話し方がおかしくない!?とにかく永瀬さんを連れていくならちゃんと理由を言って行きなさい!」

 

藤島も違和感を感じているようだ。それでもその違和感よりも藤島は八重樫への抵抗を優先していた。

 

「くっ!こーなったら……これでも喰らえぇ!!!」

 

そう言って八重樫が藤島に飛びかかり脇腹を擽り始めた。

 

 

「やっ、うひゃ、やめてぇぇ!!!わっ……脇腹はぁぁぁあひゃひゃ……て、ていうか八重樫くん、!それセクハラぁ!!……っあははは、や、やめ……」

 

「お、おい!永瀬!お前永瀬なんだろ!?とりあえず今のお前は【俺】なんだからあんまり変な真似はよせぇっ!!」

 

 

八重樫が藤島をの脇腹を擽り、藤島は脇腹が弱いのか割と早く涙目になり動けなくなっていた。俺はその1年3組の教室の阿鼻叫喚地獄絵図に巻き込まれない為一旦荷物は諦め教室から離れながら違和感が何なのかを考えた。

 

永瀬伊織と話した事は無いがよく目立つため彼女が他のクラスメイトと話す姿を見る事があったが、その時彼女は自分の一人称を【俺】と呼ぶようないわゆる俺っ子ではなかった気がするし、八重樫も、俺が休憩時間中、寝たふりでいた時に他のクラスと談笑していてオネェ口調ではなかったはずだ。

 

なんなだろ?なんかまるで……、2人の人間が入れ替わったような……っ!??

 

 

 

 

 

 

 

 

その時俺の視界がまるでコンセントが抜けた瞬間のテレビの様にブツリと消えた

 

ゴンと頭がぶつかった衝撃でまた視界が戻る。

 

 

「た、太一!!大丈夫??すごい音したけど!?」

 

 

俺の目の前にいたのは先ほどセクハラを使い永瀬を藤島の魔の手から救い出した八重樫だった。

 

 

ん?俺の事なんて言った?太一????

 

それにここはさっきまで俺が歩いていた廊下ではなかった。先ほど歩いていた廊下より古びた廊下だった。追試を受けるために行った空き教室があった部室棟の廊下がこんな感じだった気がする。

 

俺はこの一瞬で瞬間移動したのか?

 

俺はどうやら今倒れ込んでいるらしい。頭を打ったのか少し額が痛む。

スカートについた埃を払いながらゆっくりと立ち上がる。

 

「あ、いや大丈夫っす…っすっ……!?」

 

え、なんか声高くね?あれ?なんかいつもより手が華奢だ。って【スカート】???

 

 

その時教室のガラスに今の俺の顔が映し出される。それは長年連れそい、わが愛しの妹に「社畜極まって腐り切った目」と言われてた見慣れた比企谷八幡の顔ではなく

 

 

「な、永瀬伊織……っ!??」

 

先ほどまで1年3組の教室で藤島八重樫に取り合いされていた美少女の顔だった

 

 

 

小町ぃお兄ちゃん。お姉ちゃんになっちゃったよ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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