今回は後半に駄文多めかもしれません。いや……いる。前言撤回、私が「いる」と言えばいるのですよ。少しだけ恋愛要素も?ある?あるかな……ないかもしれません。
ま、それでは……どうぞ
義生ケンツヨツヨ強化大作戦 1日目 午後
ホシノとバトンタッチをした梔子が出掛けた後、校庭。
「それじゃあ、ケンさん。始めましょうか?」
「は、はい……」
「はぁ、怯えなくても大丈夫ですよ。あのとき言葉は冗談ですから」
「本当ですか?本当なんですよね?」
「……はい」
なんてことだもう助からないゾ……
「その話は一旦置いておいて、昨日言いましたけど一応確認しときますね。私からは主に近接戦闘のあれこれをケンさんに教えていきます。とりあえず3日間は肉弾戦や格闘戦などの、ほぼ武器無しの身1つでの戦い方を。ユメ先輩から銃の扱い方を教えきってもらったら、接近戦の方も教えていきますね」
近接?肉?かく…?せっ…?………あーそーゆーことね完全に理解した。*1
「ま、言葉であーだこーだ教えても分からないと思うので……とりあえず……やりましょうか?」
「ホシノさんもそのタイプかぁ……」
数分後
暁のホルスvsケン
ROUND
Rady……Fight!
「モ"ッ!」
K.O.!!
試合時間3.2秒
「一直線に向かってくるからカウンターされるんですよ。さっきも言いましたけど、もう少し曲線的に動くとか、フェイントをいれるとか…………とにかく!ケンさんは動きが直線的すぎるんですよ!」
(……さてはホシノも教えるの下手なタイプだな?というかさ……)
「そ、そろそろ手加減してくれてもよくないですか?」
「初回なのでしません」
「初回だからするべきでは?」
ただいま訓練でホシノ(手加減無し)と取っ組み合い中、なのだが………平均試合時間3秒……どうしろと?
手加減無しのホシノ相手に試合なんか成り立つわけないだろ!3秒ももってる時点で既に凄いと思うんだけどなぁ!褒めろ!
ケンが伸びてる間、何かメモをとっていたホシノがケンに向き直る。
「ま、こんなとこですかね」
「……あの、さっきから思ってたんですけど、それって何をメモってるんですか?」
「あぁ、これはさっきからの戦闘(?)の記録を書いてるんですよ。誰が勝ったか、戦闘時間は何分か、私がケンさんのことで気付いたこととか色々」
ホシノは倒れたままのケンに、メモ帳の中身を見せてあげる。
なんだ、理由も無しにただ頬を殴ってたわけじゃなかったんだな。えーっと?
『1回目 勝:ホシノ 1秒 踏み込みが甘かった』
『2回目 勝:ホシノ 1.2秒 どこに攻撃してくるかわかりやすくて直線的』
こんな風に書いてんのね。んでんで?
『5回目 勝:〃*2 2秒 直線的』
……うんうん
『8回目 勝:〃 1.5秒 直線』
………………うん
『11回目 勝:〃 2.8秒 直』
メモ帳から目を離す。
へ~、平均試合時間3秒もなかったんだな~、へ~~~~
「ホシノさん……これ意味あります?」
「あ、ありますよ!今はまだ使い物になりませんけど、今後ケンさんの駄目なところとか、成長したところとかを見つけるときに絶対に役に立ちますから」
「だとしたらちゃんと書きましょうよ。なんですか最後の感想『直』って。途中から勝った人のところちょんちょんになってますし」
ホシノは自分のメモ帳を見返して、痛い所を突かれたのか少し顔をしかめる。
「で、ですけど、ネットには『書き留めれたらどう書いてもいい』って書いてありましたし、とりあえず今はこれでいいんですよ。……ケンさん?」
「……ネットに、書いて?」
「え?はい、人を鍛えるなんて初めてですから、色々調べてみたんです。そしたら記録は必要だと何度も読んだので……それがどうかしたんですか?」
あ、へー、この特訓の為に色々調べてくれてたんだ……しかもよくみたらあのメモ帳、新品……わざわざ買ったのか……
……動けないふりしてる場合じゃないな。
ケンは立ち上がって、砂をはたく。
「よいしょ。んで、次は何やるんですか?」
「え、あぁ……えっと次は——私がこのミットを着けるので、それを殴る練習をしましょう」
ホシノは少しボロボロなミットを両手に着ける。
え!今日これから殴れるんですか!もうボコボコにされないんですか!やったーー!
よしっ、これは試したいことが出来そうだ。
そう、試したいこと、実は俺がさっきからホシノに一直線に殴りかかってる理由でもある。
その内容は……
歯車を回す
右腕に、右手にと神秘を集めていく。
神秘を集めた拳で殴れば強い説!だ!
「じゃあ早速いきますよ!」
ホシノのミット目掛けて、右手で殴り掛かる。が、
「えっ?!ちょっ、ふんっ!」
ホシノは右手でケンの右腕を弾き、左手でケンの顎下を打ち抜く。ケンは背中から勢いよく倒れた。
「ウェイッ!!」
「あ……大丈夫ですか?きゅ、急に殴りかかって来るから……」
「……まだボコボコにされるじゃないですかー!ヤダー!」
「はい?」
気を取り直して……
「それじゃあいきますよ?本当にいきますからね。確認しましたからね?」
「わかりましたから、さっさと来てください!」
歯車を回す。
右腕、右手と神秘を集めていく。そして、ホシノのミット目掛けて、腕を大きく振りかぶって——殴る!
「うっ!……え?!な、なんですか今の?」
ホシノは少し気を抜いていたからか、ズリズリと50cmほど後ろに後退した。ケンに殴られた方のミットを見ながら、少し困惑している。
「しゃっ!」
で〇じろう先生実験は成功です!
よしよし、俺の予想通り神秘は集めたり纏わせたりしたら、拳でも銃でもとりあえず何でも強化されるっぽいな。それと、銃に神秘を集めるより時よりも、拳に集める時の方が簡単だったな。何か理由があるのか……
ま、銃が主流の世界で、拳を使うことはそうそうないだろうから気にしなくてもいいか。*3
「ケンさん!今のなんですか?ケンさんにこんなキレのいい強いパンチなんて打てるはずないのに、どうやったんですか?!」
(もしかしてホシノって俺のこと嫌い?)
「えーっと、どうやったと言われても……ま、見たらわかると思いますよ。見えないと思いますけど」
「顎にもう1発入れておきましょうか?」
「ちょっ!やめてくだいよ!怖い怖い!でも本当に、ホシノさんなら見たらわかると思うんですよ。ん〜……目を凝らしてみたら見えるんじゃないですかね。知らないですけど」
「目を、凝らす……」
梔子の特訓の中で、俺以外も神秘を動かせるって事はわかってるけど、俺以外も神秘を見れるかは分からないんだよなぁ。実際、梔子は見えて無さそうだったし……まぁ、見えない確率の方が高そうだよな〜。
ケンが適当にホシノの神秘を見ながらそう考えていると——
「え……?な……んですか……これ……」
「ん?ホシノさん、どうかしました?」
「け、ケンさんの周りに……何かモヤが……」
「は?」
それから5日後
義生ケンツヨツヨ強化大作戦 6日目 お昼休み
ケンツヨ作戦が始まって、既に5日たったわけだけど、とりあえず今までの事を手帳に書いておこうかな。えーっと
俺以外でも神秘が見れることが発覚した後、すぐにホシノと梔子に神秘のことヘイローのこと、俺の
俺の成長の話をすると、この6日間で急成長した。神秘のオートエイムに頼らず50m先の的のド真ん中を撃ち抜けるようになったし、本気ホシノに1分間も耐えられるようになった。途中、ホシノのショットガンを借りて使ってみたら肩が死んだ。
よし、こんなもんかな?
手帳に今までの出来事をまとめ終えたケンの隣に、ホシノが座って話しかける。
「どうですか?成長の程は」
「バッチシです!この6日間で成長しすぎて、自分が自分じゃないじゃないかって思うぐらいですよ」
「大丈夫ですよ。ケンさんはケンさんなので」
「え?あ、ありがとうございます?…………」
ん?なんだ、この雰囲気?
「ホシノさんの方こそどうですか?神秘の操作は」
「あ〜……まぁまぁですかね。なにせ今まで存在すら知らなかったものですし……でも、ケンさんの説明のお陰で何となく理解できたので……んっ……今はケンさんの神秘の形がくっきり見えるようになりましたよ。少し疲れますけど……」
ホシノは目を凝らして、ケンの神秘を見る。
(ん〜~……なんだろう、やっぱ可愛いよな。そう思う俺は間違ってないはず。だって健全な男子高校生ですもの)
「説明って、あの『神秘は第2の筋肉』って僕が言ったやつですか?よく理解できましたね?」
「え、あぅ……まぁ、ケンさんの説明の仕方が良かったので、ユメ先輩も理解できる説明ってなかなかですよ?ま、それはそれとして、もう一つ質問を……どうですか明日、できそうですか?」
あ、そうそう明日だ明日。実はケンツヨ作戦3日目に、俺が成長できたかどうか最終日に確認したいなって話が出た。そしたらトントン拍子に、こないだ襲撃してきたナンタラ団の基地を潰せるかどうかで判断することに決まったのである。通称「最終試験」、命名は俺。ちなみにその基地はもうホシノが見つけてあるらしい、仲間で良かった。ホント……。
このことも後で書いておこ。
「大丈夫です。問題ないですよ」
「なんか物凄くフラグの匂いがしますけど……フフッ」
「ハハッ」
「「…………」」
ホシノが変なタイミングで笑うので、ケンもつられて笑ってしまう。……そして訪れる沈黙。
な、なんなんださっきから!この背中がムズムズするような雰囲気は……!まさかホシノの殺気?ではなさそうだけど……え、なんなんだ、これ——
「ワッ!」
「ウッ……ユメ先輩、重たいです」
「びっくりしたぁ……」
突如として後ろからホシノに抱きつく梔子。頭の上に乗っかる重みに、ホシノは少し不満を漏らし、
「……わ、私はそろそろ、特訓に使う道具準備しに行きますね」
そう言って、その場から去る。
ホシノの代わりに梔子がケンの隣に座り、ホシノが向かった方を見る。
「行っちゃった……ねぇねぇケンくん。今ケンくんが考えていること私が当ててあげる!『なんだったろうな〜さっきのムズムズ〜』でしょ!」
「突然出てきて、突然突飛なこと言って、ちゃんと当ててくるんですね。なんでわかったんですか?」
「フッフッー、女の勘ってやつだよ!…………そのムズムズはね〜ホシノちゃんが誰かと仲良くなろうとしてる時に、よく発症しちゃうんだよ。だからね、ホシノちゃんと仲良くなったげてね」
「今でも結構仲良くできてると思いますけど」
「え〜?あと1歩だよ、もうあと1歩!ね?」
梔子はケンに寄りかかって肩に頭を置き、いつもの笑顔でケンの顔を見上げている。
「うっ……わ、わかりましたよ……機会があったらやってみますから」
「んよぉし!じゃっ、私もそろそろ出かけてくるね!」
梔子は元気に校門から出ていった。
……梔子なりの先輩としての気遣いってやつなのかな?ありがく受け取っておこう
翌日
義生ケンツヨツヨ強化大作戦 7日目(最終日)
「では、準備はいいですか?ケンさん」
予備マガジンOK、薬室OK、その他もろもろOK。
「バッチシです!」
「それでは……『最終試験』を行います」
一応書いておきますと
()の中のケンの心の声は、何故かホシノも読めています。はい。
あとUA3500いきました!ありがとうございます!
ケンに合わせたりしたい生徒さん候補
-
空崎ヒナ
-
陸八魔アル
-
聖園ミカ
-
調月リオ
-
美甘ネル
-
黒館ハルナ
-
阿慈谷ヒフミ
-
尾刃カンナ