n番煎じの歯車!   作:窓辺の花

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どうも、五日間も更新しなかった挙句、二千文字しか書いていない者です。言い訳をすると、エミュが難しくて……いやーなめてました。


アビドスの女神

梔子(くちなし)ユメ、「ブルアカ」開始時点では既に故人となっている人物……だったはず。

 

いや、まだ梔子と決まった訳じゃないよな……俺の梔子知識は二次創作ぐらいしかないし、もしかしたら他人の空似かもしれない……

 

 

 

「あの、貴方は?」

 

「ごめんね!突然の事で混乱してるよね…私は梔子ユメ、アビドス高等学校の三年生!」

 

 

 

まぁ、梔子さんですよねぇ。

あれ?ということは今は原作開始前なのか?

 

 

 

「すみません、ここは?」

 

「ここはアビドス校舎の保健室だよ。君が道端で倒れてるのを見つけて、ここに運んだんだ」

 

「あ、ありがとうございます」

 

「いえいえ、どういたしまして」

 

 

 

凄いな、何だこの溢れ出る包容力は……女子ともう何年も話してないのに、落ち着いて会話が出来る!これが、本編で亡き……梔子の力……!

 

 

 

「体調はどう?水を持って来てたんだけど、飲む?」

 

「じゃあ、頂きます……」

 

 

 

ケンはペットボトルを梔子から貰い、蓋を開けて、勢い良く水を飲む。

 

 

 

カーーッ!!水うンまぁ!乾きに乾いていた喉にオアシスが流れ込んでくる!

 

 

 

「……ふふっ」

 

「ゴクゴクゴク……」

(……なんか恥ずかしい。クチナジザン!ナズェミテルンディス!!)

「ゴクゴク…ふぅ」

 

 

 

一旦飲むのをやめたケンを見て、梔子は口を開く。

 

 

 

「えっと……君の名前は義生ケンくんでいいのかな?」

 

「え……そうですけど、なんで名前を」

 

 

 

ケンは水を飲みながら梔子の話を聞く。

 

 

 

「その、ごめんね、君が寝ている間に少し荷物を漁らせてもらって、その時に……」

 

(”荷物を漁らせてもらって”……?)

 

 

 

梔子は()()を取り出す。

 

 

 

「これを見つけて……」

 

「ブゥッハッ!!」

 

「わっ!大丈夫?!」

 

 

 

ヤッッバイ!ヤッッバイ!あれ転生とか何とか色々書いたやつ!もし中を見られてたら……!

 

 

 

「アノ…ナカ……」

 

「あっ、流石に中は見てないから安心して!表紙(ここ)に書かれてあった名前を確認しただけだから!」

 

「ヨカッタ……」

 

 

 

はぁ〜危ねぇ、我の心が崩壊するところだった。手帳に律儀に名前書いてた俺、ナイス!今度からは一目見て分からない所に入れておこ……

 

 

 

ケンが吹き出してしまった水を掃除している途中、梔子がまたケンに話しかける。

 

 

 

「……あのねケンくん……一つだけ質問を……いや、聞きたいことは沢山あるんだけどね!まずは一つ……していいかな?」

 

(くん?)

「はい、いいですよ」

 

 

 

梔子は小さく息を吸う

 

 

 

「……ケンくんはアビドスに入学するの?」

 

「え?そうですけど。なんで─」

 

 

 

ケンがそう答えると、梔子は目を輝かせながらケンの顔に近づく。

 

 

 

「本当?!」

 

「っ?!まぁ、はい」

 

 

 

「~~~やった〜!!!!!」

 

 

 

「うぉっ?!」

 

「あ、えへへ」

 

 

 

梔子は少し照れくさそうに頬を搔く。

 

 

 

「ごめんね!ケンくんの服を見た時からずっと気になってたんだ!」

 

「あぁ、なるほど…これか……」

 

 

 

今、俺が着ているタンスの中に入っていたアビドスの制服。*1これ男性用なんだけど、普通に売ってるのかな?

 

 

 

「それにしても、何で今なの?」

 

「え?今?…ですか?」

 

「だって、今って5月でしょ?何で今になって入学しに来たのかなあって……あ、嫌味じゃないよ!」

 

 

 

5月?!マジか、めちゃくちゃ4月の始めとか、3月の終盤の気分だった。入学式とかもう終ってるよな……あれ、ということは、小鳥遊はもう入学してるのか?

 

 

 

「あの……今から入学って出来るんですか?」

 

「…うん!出来るよ。あ、そうだ!書類持って来た方がいいよね」

 

「じゃあ、お願いします」

 

「いやぁ!このこと聞いたら、ホシノちゃん…も……」

 

 

 

そこまで言いかけて梔子の動きが止まる。

 

 

 

「どうしました?」

 

 

 

さっきから本当に表情豊かだな……てか「ホシノちゃん」って、やっぱりもう入学してたか。

 

 

 

「ホシノ……ちゃん……に」

 

 

 

あれ……じゃあ小鳥遊は何処に?いつも梔子のそばにいるイメージなのに……やっぱり二次創作で得た知識は役に立たな─

 

 

 

「ホシノちゃんにケンくんが起きた事、伝え忘れてた……」

 

 

 

─あ~……なるほど……俺は今、どんな言葉を使っても、こいつをバカに出来る気がする。

 

 

 

「……なんか、ケンくんにバカにされた気がする」

 

(お!できた!)

「いやいやいや!……それよりも!そのぉ〜たk、ホシノさん?に伝えに行った方がいいんじゃないですか?」

 

「た、確かに!ごめんねケンくん、ちょっと待っててね」

 

 

 

そうして梔子は駆け足で部屋から出ていく。

 

 

 

ふぅ〜なんで考えてる事が、というかあの流れで「それよりも」に納得する人っているんだな。

よし、1回今まで起きたことを整理しよう……とりあえず

 

今は原作開始より2年前

 

うん、これだけわかってれば問題ないか*2……これ以上考えるのはめんどくさい……

 

 

 

ガチャ

 

 

 

(あ、戻ってきた)

 

 

 

扉から入ってきたのは、先程まで話をしていた梔子ユメと、

特徴的なアホ毛を生やしたピンク色のショートヘアー、頭の上はこれまたピンク色のヘイローを浮かべ、目は黄色と青色のオッドアイ、ショットガンを持ち、梔子とは真逆で色々小さな女性。

 

アビドス高等学校一年生小鳥遊ホシノだった。

 

 

 

(あれ?なんかデジャヴ?)

*1
てか、これしかなかった

*2
そんな事はない




既存のキャラクターを動かすって本当に難しい、他の二次創作製作者には尊敬の念しかないですね。一応ですが、次の更新は”多分”早いと思います。

ケンに合わせたりしたい生徒さん候補

  • 空崎ヒナ
  • 陸八魔アル
  • 聖園ミカ
  • 調月リオ
  • 美甘ネル
  • 黒館ハルナ
  • 阿慈谷ヒフミ
  • 尾刃カンナ
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