活動報告でも言ってるんですけど、理由としましては─
え?そんなことより早く本文が読みたい?
すみません。どうぞ、
(2026/03/24-14:37-誤字修正)
「はい、じゃあここに名前と……判子もってる?」
「えっと〜あっ!ありました」
家を出る前に、カバンに色々詰めておいてよかったー、カバンの中、少し荒らされてるけど……
保健室での自己(事故)紹介の後、ケンたちは、入学に必要な書類にサインする為に、生徒会室に来ていた。
「ここに判子ね」
「ヌッ、出来ました」
「よし、じゃあこれで、ケンくんも今日からアビドスの一員だよ!」
「入学、おめでとうございます」
「あ、ありがとう……ございます」
そして、たった今、ケンはアビドスの生徒になったのである。
今日から俺はアビドスの生徒……ワクワク2割不安10割だな。
これで、俺の高校生活も2週目……いや……そういえば元の世界でも、まだ1年生だったや。肉体よわよわだし、勉強面でも俺TUEEEEできねぇの?……いや、別にしたい訳じゃないけどね?
ケンがそんな事を考えていると、テーブルの向かいに座っている梔子が急に制服を正しだして口を開く。
「おっほん、え〜、アビドスに入学したケンくんには、話しておかなければならないことがあります」
「?」
「実はね、今のアビドs「ちょっ!、ちょっと待ってください!」ひゃいっ!」
話しておかなければならないこと……まぁ、十中八九アビドスの借金の事だろうが……
「それ言っちゃっていいんですか?!」
「だ、だって、アビドスの状況を知ってても、入ってくれた子なんだよ?ちゃんと話しておかないと」
「ですけど、それを聞いたら入学を取り止めるかもしれませんよ?」
「け、ケンくんはそんな事しないよ!」
「ぬぅ……」
「む〜」
聞こえてますのよぉ……こっちはそうなった理由も知ってしまってるんだよなぁ……悩ませてしまって少し罪悪感……
「はぁ……わかりました……だけど、どうなっても知りませんよ……」
「ありがとう、ホシノちゃん」
梔子とホシノが会話を止め、ケンの方に向き直る
「ごめんね、ケンくん」
「いえ、大丈夫ですよ」
(せっかく悩んでくれたんだ。こちらもそれなりの反応をしなければ……)
「えっとさっきのお話の続きなんだけど……実はね……アビドスには借金が9億あるの!」
よし、来た!
「エーソウナンデスカー!?」
「……」
「……」
「……」
……仕方ない、朝から色々あったしな……疲れてるんだよ、俺……
「えぇ……なんか、反応薄くないですか?自慢するところじゃないですけど、9億ですよ?ていうか、ほぼ10億ですし……」
「スゥー、その……まぁ、アビドスに入学する事は僕の夢で……借金があるのは知ってましたし……
「ほら、やっぱり!ふっふっふ、ケンくんの理解度は私の方が上かな〜?ホシノちゃん」
「何、変なこと言ってるんですか。理解度って……ケンさんと出会って、まだ1時間もたってないですよね?」
「……そもそも、その借金の返済を手伝いたいから入学したんですよ」
「「え……?」」
梔子とホシノはケンの顔を、目を見る。
どうやら、嘘や冗談を言っている訳ではないようだ。
「当たり前じゃないですか。そうじゃなきゃ、アビドスに入学なんてしないですよ?」
「そう、なの?……そうかな……?ホシノちゃんもそうなの?」
「なんで、私に聞くんですか……私は此処に住んでたので必然ですけど、ケンさんは他の自治区から引越してまで来たんですよ?ベクトルというか、色々違いますよ……」
これは、また嘘をついた訳ではない。
朝、家を探索した時は「アビドスかぁ〜」なんて言ったが、嫌だなぁという意味じゃない。そりゃあ、さっき言った通り不安はあったけど、「ゲームの中の学校に入学できる?!」って思ったり、「俺がアビドスを救えるかも?」なんて自惚れた事も考えたりした。
成り行きで入学出来たけど、本当は次の日とかにちゃんと準備して、学校の門を叩くつもりだったしな。
「ということなんで、これから色々とお手伝いさせて下さ─」
外からの銃声がケンの言葉を遮り、
「ん゛〜アーアー。アビドスの奴らに命ずる!!今すぐその校舎を我らがガリガリヘルメット団へ明け渡せ!!!」
「ん゛〜テステス。先輩!!明け渡すの使い方、間違ってますよ!!」
「んあ、そうか?まぁ、なんでもいいから渡せ!!!」
ガリガリヘルメット団と名乗る集団が、アビドスを占拠しようと騒いでいた。
「はぁ、またアイツらですか。なんで、拡声器で会話してるのやら……ケンさん、早速ですが手伝ってもらいま……ケンさん?」
「あれ?ケンくん?」
ホシノと梔子は生徒会室を見回す。だがおかしい、ケンが居ない。先程までは向かい側の椅子に座っていたハズなのに。
また外から銃声が鳴り響く、すると……
テーブルの下から何かが当たり、音を立てる。
「……ケンさん、何してるんですか……」
「無理です。」
「ケンくん?」
「無理です無理です無理です無理です無理です無理です無理です無理です無理です無理です無理です無理です無理です無理です無理です無理です」
「えぇ……」
無理だって!こちとら、元平和ボケした日本人だぞ!!そんな奴に銃撃戦やれってか?!!てか、本物の銃ってこんなに音鳴るの?!心臓破裂するかと思ったわ!
「ごめんなさい!ホシノさん、梔子先輩!銃撃戦以外の事なら死ぬ気で手伝いますから!!俺は銃撃戦で死にたくありません!!」
「貴方、本当に15年間このキヴォトスで生きてきたんですか?!あんなの相手に死にはしませんよ?」
「ウグゥゥ……」
「まぁまぁ、ホシノちゃん」
「……行きましょうユメ先輩。銃声が1回分増えました。多分、次は無いぞっとかそういう事でしょう。流石に校内に入られたら厄介ですので……」
ホシノはテーブルを見つめる。正確にはテーブルの下の存在を
「ホ、ホシノちゃん?」
「……」
クッ……
「んぁ〜!!やります、ヤります、殺らせてください!」
あのなホシノさん!殺意をこっち向けないで貰えますかね?!戦ってないのに死ぬかと思ったわ!
「あ、やっぱり出てきた。今度、何かあった時もコレ使えますね」
「や、やめてください……」
「うぇっ?何があったの?!ひぃん、私の知らないモノでホシノちゃんとケンくんが繋がってる!」
「あ、ふっ、ケンさんの理解度は私の方が上じゃないですか?ユメ先輩」
「ひぃん!やり返されたぁ!」
ホシノと梔子が何か言い合ってる間、ケンは渋々カバンの1番奥から、家にあった真っ黒な拳銃を取り出す
家に唯一あった銃……多分これグロックってやつだよな?グロックって色々種類あるらしいから、正確にどれかわからないけど……
「あ、それがあなたの銃ですか?」
「まぁ、一応……」
「少し見せてくれます?」
「どうぞ」
ケンはホシノに拳銃を手渡す
確か、銃口を相手に向けながら渡したらダメなんだよな。わぁ、なんかすっげぇカチャカチャしてる……
「ん?これ弾入ってないじゃないですか」
「あぁーそれは、弾買うお金が無くて」
「どんな生活してたら、キヴォトスで銃弾無しで出歩こうなんて考えるんですか……9mm弾……確かこの箱の中に入ってるので持っていってください」
「あ、ありがとうございます」
「準備出来たら正面玄関から出てきてくださいね、ここから出て左です」
ありがてぇ、出会って1時間の男に銃弾をあげるなんて、アビドスも切り詰めてるだろうに。これ、どうやって入れるんだ……?教えてクチエモーン、あれ?
「そういえば、梔子先輩は?」
「もう先に行きましたよ」
「そ、それ大丈夫なんですか?」
「大丈夫ですよ、ああ見えてユメ先輩も案外強いんで─」
「ヒィーーーン!!!!」
「……」
「……はぁ」
「あ、準備出来ました」
「すぐに行きましょうか……」
あれ、ストーリーが全く進んでないぞ?
次回こそは、次回こそは進みますので……
あ、一応補足としては、ケンの銃はグロック17です。
調べたらカンナさんと同じ銃だそうで、私はカンナさんのことよく知らないんですけどね。
ケンに合わせたりしたい生徒さん候補
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空崎ヒナ
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陸八魔アル
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聖園ミカ
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調月リオ
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美甘ネル
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黒館ハルナ
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阿慈谷ヒフミ
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尾刃カンナ