何度も言っていますが、読んでくださっている人へは感謝の気持ちでいっぱいです!
あ、注意ですが今回は本当に読みにくいですし、びっくりするくらい説明口調の場面があります。いつもよりも生暖かい目で読んでいただけると幸いです。
それでは、どうぞ……
梔子に稽古の話をした後、色々話し合った結果
「1週間、午前中は私が銃の訓練をして、午後はホシノちゃんが近接戦闘の訓練をして、ケンくんに教え込む。に決定でいいのかな?」
「はい!」
「私も異議なしです」
という事になった。
2週間後には今月の借金の返済があるから、1週間で何処に出しても恥ずかしくないように、厳しめに鍛えさせられるらしいが……こっちとしては、短期間で強くなれるのは嬉しいから何も問題は無い。
なんなら、2人の時間を1週間も奪ってしまって悪いから、3日で鍛えきってもらってもいい。
と、手を挙げて梔子に言ったら。
『私の方は大丈夫だと思うけど……ホシノちゃんの訓練に、ケンくんの体が耐えられるか分からないから、ダメ…かな……』
と言われた。俺は静かに手を下ろした。
とはいっても……
「本当に一週間ももらってもいいんですか?今月分の返済金はまだ半分しか集まってないらしいですし、それ以外にも生徒会の仕事……例えば署名活動とか募金活動とかがあったりしないんですか?」
「だからこそユメ先輩と私で、午前と午後に別けてるんですよ。もし今週中にお金を1円も集めることができなくても、ケンさんを完璧に鍛えて、残りの1週間で死ぬ気で稼げば問題ありません。それと、著名活動と募金活動なんて、1週間やっても2週間やっても結果なんて大体同じですし、今週だけならやらなくても問題ないですよ」
「ホシノちゃん?今とても聞き捨てならない言葉が……」
「?」
「ひぃん……」
「今思ったんですけど、なんでわざわざ1日を別けるんですか?この日はホシノさん、この日は梔子先輩ってしてもいいじゃないですか」
「ケンさん話し合いちゃんと聞いてました?ケンさんが私の訓練を1日中受けて、耐えられるならそれでもいいんですよ?」
「今のままでお願いします」
この訓練シュケジュールになった理由、8割ぐらいホシノのせいじゃないか?
「さて、この後はどうします?今から早速、訓練を始めてもいいんですが……」
「あ、私、今のケンくんがどれくらい銃を扱えるか知っておきたいな!」
「……言って起きますけど、昨日初めて触ったみたいなものですからね?期待しないでくださいね?」
「……えっと、こんどは5mにしてみようか!」
「……はい」
場面は変わって校庭へ。俺は、梔子たちが用意してくれた的を拳銃で狙っている。狙ってはいるんだけど……
「……さn、2mにしてみようか」
「……はい」
「ケンさん……下手すぎません?」
的に全く当たらない。だってしょうがないじゃん!何度も言うけど、こちとら日本人ぞ?エアガンは触ったことあるけど、感覚が全く違う。重たいし反動凄いしうるさいし……でもまぁ、このくらいの距離なら俺にだって。
「あっ、あっ!お、惜しい!ケンくん、今のもうちょっと右だったね!」
「ははっ……そうですね……」
「これは先が思いやられますね……」
その後なんとか的に弾を当て、5mの的に当てれたところで解散となった。俺はやることが無いので、明日からの訓練の為に家に帰っている。
「家に着いたら、モモチューブで拳銃の撃ち方講座でも見るか。……俺の家、インターネットつながってんのかな」
そう言いながら、まだ明るい家路を歩くケン。
その後ろには、ケンよりも背の高い人影が1つ。それは黒いスーツを身にまとい、手には黒い手袋をはめている。身体は黒く、頭からは黒いもやが少し、顔の右目であたる箇所は白く光り、そこから亀裂が走っている。
自称勘がいい男のケンでさえ、この異様な気配を感じ取りゆっくりと後ろを振り向く。
「こんにちは、義生ケンさん。少しお時間、よろしいでしょうか」
く、く……くく、黒服だーーーー!!!!!
やっべぇよおい、黒服だよ。多分、「ブルアカに転生したら1回会ってみたいけど、会いたくないキャラ」ナンバーワンの人だよ!な、なんだ、俺に何の用なんだ?てか何で俺の名前知ってるんだよ。いや、1回落ち着こう。とりあえず……そうだ、何も知らない一般人を装おう……正直あまり関わりたくないし……
「えっと……あなたは?」
「おや、私の事はすでに知っていると伺ったのですが……もし隠そうとしているのであれば、その必要はないですよ。外の世界から来た人間、義生ケンさん」
色々知ってるタイプかよ!!!!
これじゃ一般人装っても意味ないか。あ、でも一応ナメられないように少し強気に……こんな感じ?
「それで?俺に何の用だ?黒服」
「その名前も……ククっ、今日は貴方とお話をしに来たのですよ。それも、貴方にも得のある話を」
「得のある話?あのな、怪しいブレスレット買ったりとか、変な契約結んだりとか絶対にしないからな。最近そういうのに敏感になって――」
「貴方の
「は?」
数分後
「あの……私が言うのもなんですが……普通、初対面の人間を家に入れますか?」
「しょうがないだろ。立ち話すんのも疲れるし、俺の家近かったんだから。てか、お前人間なの?とりあえずほら、天然水、ペットボトルの」
というわけで、黒服を家に連れ込みました。
俺の部屋は電気代節約の為に照明はつけてないから薄暗いのだが……それのせいで、黒服の顔から出る光が少し不気味に感じる……
「あぁ……ありがとうございます」
「それで?俺の神秘に関する話って?」
黒服は手を組み両肘をテーブルにつける、通称碇ゲンドウのポーズ。これ、本編でも普通にやってた気がする。
「クックックッ、席についてすぐ話に入りたがりますね。私が何故、貴方の神秘について知っているかなど、気にならないのですか?」
「お前のツボ分かんねぇ……まぁ、お前が何で俺に態々そんな話するのかとかも気になるけど……それはあとでいいや、今は俺の神秘について知りたい。質問したい事が沢山あるからな。これはなんなんだ?なんで俺は神秘が見える?なんで自分の神秘を動かせるんだよ?」
「まぁまぁ少し落ち着いてください。そうですね……その質問に答える前に、まずは貴方の特殊な性質について話しておきましょうか」
「ケンさん、昨日と今日とでやる気や体の調子が違いませんでしたか?」
「え?そりゃあるだろ、体のコンディションとか毎日違うのは当たり前だろ?まぁ、昨日と今日で少し高低差が激しい気もするが……」
黒服は右手を肘をつけたまま手首を折り、俺に向ける。
「その原因は貴方の神秘の特性のせいです」
「ハァ?」*1
黒服は俺の反応に微笑し、話を続ける。
「貴方は体は、体内の神秘が日によって変動するようになっているのです。今、少し自身の神秘を見てみてください。昨日よりも体の調子がいいのなら、身体の中の神秘の量も多いはずですよ」
「うわ、マジだ……」
昨日、ナントカヘルメット団と戦ってる時に見えた神秘は、体の輪郭から約5mmオーラが出ていた感じだったのに、今は2・3cmは出ている。
てか、相変わらず色汚いな。
「日によって自分の神秘の量が変わるって……なんて、めんどくさい身体なんだ……」
「ふむ、その表現は少し違いますね。貴方の神秘の量は変わりません、変わるのはあくまで貴方の体内に残る神秘の量……例えるならば……ケンさん、コップはありますか?出来れば2つ以上あれば嬉しいのですが」
台所から1回も使ったことがないガラスコップを2つ用意すると、黒服は、天然水のペットボトルを手に取る。
「このペットボトルはケンさんの身体、そしてこの水は神秘と考えてください。貴方の体内の神秘は、毎朝、陽が登る頃にランダムに量が変わります」
黒服はペットボトルの水が半分になるまで、2つコップに水を注ぐ。
「こんなふうに、ケンさんの神秘自体の量は変わりませんが、ケンさんの身体の中の神秘の量が変化するのです」
「はー……なるほど、ご丁寧なご説明をどうも……んで、この2つのコップに注いだ意味は?」
「ケンさんの身体から出ていった神秘、それは何処に行くのか……昨日ケンさんも見たはずですよ。むしろ、少し動かしたのでは?」
「見た?動かした?……ぁ、あ!もしかしてこのコップ、
そうか、昨日俺の耐久力低くねって思ったけど、それは2人に俺の神秘が行ってたせいだったのか。あ、でもホシノ*2を助けられたのって俺の神秘が2人に行ってたお陰で……複雑ぅ〜
「そして、いま説明した特殊な性質は全て、ケンさんのその
「
「なんと、ヘイローまで視認することができるとは……。ふむ、その表現はどちらも正しいですね。貴方の場合、能力を表徴するのが歯車であり、歯車が能力の源であるのですから……」
「あーあれか、卵が先かニワトリがナントカってやつか」
「そうですね、その表現が1番適切かと。……ナントカ?」
この
「さて、義生ケンさん。私から貴方の神秘について、最低限の説明は終わりました。さて、貴方が知りたがっている事につてお答えしましょうか」
「あぁ、そっか……じゃあお願いします。てか、すんなり教えてくれるんだな」
「クックックッ、なぜ私がケンさんの神秘について知っているのか……その理由は単純明快…………私も教えられたからです」
「な、えぇ?!黒服が俺の事調べてとかじゃなくて、黒服も教えられた側?!」
黒服に俺でも知らなかった俺の神秘の情報を教えたやつがいるだとぉ?これは、これはどう処理しよう……とりあえず、そいつが誰かだな
まぁもし、黒服が自分の力で調べたのなら、俺が転生して2日でって事だからありえないか……黒服なら少しやりかねないか?いやいや、そんなことより。
俺のヘイローと能力とかを知ってる人物……2日間で俺の能力を特定は普通は無理だ。だから……つまり……俺がこの世界に来る前から俺について知っている奴って事になる、多分。俺の知ってる奴の中で可能性としてありえるのは、黒服が所属しているゲマトリアの中の1人とかか?いやそれは黒服と同じ理由で無理か……
……そうだ……俺、ずいぶんとすんなり受け入れてたけど……いや、ちょっと戸惑ったか。……俺がここに、この世界で目が覚めた理由……元の世界で、確か寝てたんだっけか、それでこの世界にいつの間にかいて……もしそれが連れてこられたとしたら?なんのキッカケも無しに急に転生とか少し考えにくい。誰かが俺をこの世界に、義生ケンという器に入れて連れてきたしたら?もしそうなら、俺を選んだ理由はわからないけど俺が転生したちゃんとしたキッカケとなりえるし、義生ケンのヘイローと能力を知ってる事にも説明がつく、はず。
支離滅裂だから1回まとめると、俺をこの「ブルアカ」に連れてきたやつがいて、そいつが黒服に俺の情報を与えた……かもしれない。ていうことかな。……この考察だったら、結局ゲマトリアの奴らも候補対象に入るな……うん、「その人」の候補を絞れたようで全然絞れてねぇ。
「……ずいぶんと考え込んでいますね?」
「あぁ……ちょっと気になることが……あっそうだ、その黒服に俺のこと教えた人が誰なのか教えてくれたりは~」
「すいませんがそれはお答えできません。その人との契約上そうなっているのです」
「あぁ、そっか契約。黒服が俺の情報の対価に、どんなもの差し出したのか少し気になるな」
俺がそんなことを言うと黒服は
「いえ、対価を差し出したのはその人ですよ。ケンさんの情報を私に教えるという、その人から契約の元」
そんなことを言って、また爆弾を投下する。
「は?ん?それ、つまり、その人は黒服に俺の情報を教えたかったって事?契約まで結んで?……今日、わざわざ俺に俺のヘイローの事を教えたのも、その契約でその人が俺に教えてくれって条件を出したからか?」
「それはお答えできません」
「お答えできないって……それもその人からの条件なのか?」
「それもお答えできません」
「……その人と契約結んだって話と、俺の情報はその人の条件として聞かされたって話とかはしてよかったのか?」
「それは許可されております。その人がケンさんに勘繰られたときに最低限説明できるようにと」
「それはお答えするのかよ!……その人はその契約の存在について隠すつもりはなかったんだな」
「寂しいのかもしれませんね。さて、ケンさん、私が答えられる事もこれだけだと分かっていただけたでしょうし、ちょうど今契約という単語も出てきたことです……基盤が整ったというわけで……私がご用意してきた契約について、少しお話しませんか?」
俺はため息をついて、黒服が水を注いだコップを手に取ってのどを潤す。
「さては黒服、最初からそれが目的だったな?」
「ククッ」
黒服のフォントは雰囲気が出てる時に使う感じにしていますが、フォントは変えるかもしれませんし、消えてなくなるかもしれません。
次は……本当に二か月後になっていたらどうしよう。不甲斐ないですが、今後ともよろしくお願いいたします。
ケンに合わせたりしたい生徒さん候補
-
空崎ヒナ
-
陸八魔アル
-
聖園ミカ
-
調月リオ
-
美甘ネル
-
黒館ハルナ
-
阿慈谷ヒフミ
-
尾刃カンナ