ブラックスカイ成り代わりが本編に乱入する   作:伽華 竜魅

3 / 3

今回のアニメ最高でしたね。




模造品を調達して闇としての本物に仕上げます

 

 

 

 

現代世界。

時間的にも来ることのない一つのビルの屋上。

 

「相変わらずアンダーグ・エナジーの化身故かあまり好めませんね、この眩い青空は」

 

満点の青空と白い雲を見ながらそう呟いた。

ちなみに現代とは、正確には主人公たちの主な拠点となる世界のことを指して言っている。

しかし同時にこの身がアンダーグ・エナジーの化身故、暗闇を好むのかあまり気分は良くない。

 

「時期的にはまだスカイランドには行ってないでしょうね」

 

当初なら予定通り、こっちの世界の各国を回り、財産でも遺産でも、遺物でも聖遺物でも見つけ出して取り込み、私だけの武器にするつもりだった。

けどそれはあくまで理想的な話であって、そんなうまい話があるわけがない。

 

だからこそ方針を変えた。

それらの知識はあるのだから、原型となるものを集めて取り込み、好きなように改造すればいいのだと。外見から付与している能力、その性能、全てを。

 

私はブラックスカイだがブラックスカイではない。

故に私は私だけのブラックスカイになる。

 

何度でも言うけど本編と違って序盤…とは言えないけどもう私いる時点で本家、公式の物語は崩壊しているんだ。

だからバッドエンドなんて気にせず好き勝手やる。こっちからすればハッピーなんだから問題はない。

 

そいうことでコスプレとかそこらの人用で、ファンタジーの武器の模型品が売ってある武器屋にやってきた。

ここならいいものがあるだろう。

 

「いらっしゃいませぇ」

 

と言っても、元世界で実在してたのかは知らない。

こっちの世界では偶然にも会ったからだ。

多分ご都合主義かなんかが働いたのだろうがどうだっていい。

 

「お客様、ご年齢は? 一応18歳以上のもありますし、親御さんがいなければちょっと……」

 

店員が申し訳なさそうにしながらこっちに来た。

まぁそれは当たり前の対応だね。

 

「17歳で、今年18になります。これ、学生証です」

 

嘘である。

当然このような対応をされることを見込んでアンダーグ・エナジーを無駄なことであろうと使用し、偽造した学生証を見せた。

ちなみにここの近くに高校があるのかを確認してから、その高校と学生書を調べてから偽造してあるから万全だ。

 

「えっと……はい、確認しました。大丈夫そうですね。ごゆっくりどうぞ」

 

怪しまれないよう、微量ながらアンダーグ・エナジーによる洗脳もやっておいたが、余計だったかな?まぁいいや。頂くときにはお金もないし、店主には申し訳ないけど洗脳させてもらうつもりだし。

 

「ほぅ、これはいいですね……」

 

見て回れば面白いものや、前世のゲームとかで有名なキャラたちが使用していたものまで揃っている。

 

「ふふふっ、そそりますね……」

 

思わずニヤけながらそう呟き、私は模造品選びを始めた。

 

 

——◆——

 

 

「ふぅ、満足です」

 

武器屋を後にして、時間的にも人気のない橋の下に移動し、大量に頂いた模倣品の武器を並べて見つめる。実用性は少なくとも、私が取り込んで改造でもすればこれは偽物から本物へと変わる。

偽りの刃が真の刃になるということ。

 

「ではさっそく、こいつからですね」

 

そうは言うけど実際に取り込んだことはない。

故にこれが初めてだから、全部一気にではなく、まだ消滅しても大丈夫なものを選んでから、それだけを取り込む。

アンダーグ・エナジーを液体状に出して、ナイフの模造品を取り込み、飲み込んでいく。

 

取り込み終えてから、私の中に異物が入り込んできたのが分かる。

それを量子分解…って言えばカッコいいけど、それっぽい感じで分解していって構造などを前世の知識を糧に新たに作り再形成させる。

そしてアンダーグ・エナジーの輝きと共に、私の手に先ほど取り込んだナイフが本物として顕現した。

 

「うまく、いきましたね」

 

これならいける。

そう確信し、残りを全て一気に取り込んでいく。

全てをこんがらがらないようにしながら同じように……うん、顕現させてはないけど確信した。

 

問題は、ない。

 

「ふ、ふふふっ…ふははは…!!!」

 

歓喜で、愉悦で笑いが溢れていく。

片手で顔を掴んで、ザ・悪役のような笑い方をする。武器は手に入れた!

ひろプリは武器関連が少ないけど、私はその真逆。

 

スカイと瓜二つの悪にして武器を使う存在となった!!

 

「はぁ……久々に笑いましたね。おや」

 

ポチが影から出てきた。

さっきの私の笑い声に反応したんだろう。

 

「何でもないですよ。少し嬉しいことがあっただけですので」

 

「Grrrrr~♪」

 

撫でてあげれば嬉しそうに尾を振りすり寄ってくる。さて、力のコントロールと武器はとりあえず整った。

後は実戦あるのみ……欲を言うなら並行世界にしか存在しない、公式にもいない異なるプリキュアたちとも戦いたい、敗北を味合わせてやりたいな。

 

っと、そんな叶いもしないことを思うよりも、もっと先にするべき戦いがある。

 

()()()()()()()()()()()()()()、ポチ」

 

「Grn!!」

 

アンダーグ・エナジーによるワープゲートを開く。

バッタモンダーもいるはずだ、一足先にスカイランドへと向かおう。

あなたの絶望の顔を見るのが楽しみです。

 

キュアスカイ…ソラ・ハレワタ―ル。

 

 

 

 





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