「勝負ったって……どうやって?一応言っとくけど、俺喧嘩は負けたことないぞ?」
喧嘩どころか大戦経験してますから。
いや、実際自慢できることではないが、経験は力だ。
「ちょ!物騒だな!ネットバトルだよネットバトル!」
「あー、なるほど」
そりゃそうか。この世界では勝負といえばネットバトル。
自分のネットナビ同士を戦わせて、オペレーターは指示やチップと呼ばれる所謂強化アイテム的なものをナビに送ることで勝敗を決する、ほぼ全てのモノがネットと繋がりのあるこの世界特有の勝負方法だ。
「デカオ!永愛は俺とメイルが小さい頃から一緒に遊んでた幼なじみだ!変なちょっかいするのやめろよ!」
「うるせえ熱斗!俺からしたらポッと出のやつが急にメイルちゃんとイチャイチャしはじめたようにしか見えねえんだよ!」
「イチャイチャってお前……永愛がなんで離れてたか、昔を知らないお前が突っかかってくるなよ!!」
「……っ!?」
「ちょ、ちょっと熱斗、落ち着いて……」
おおー、いつにも増して熱斗がヒートアップしている。デカオ君もここまで激昂されると思ってなかったんだろう。少し勢いが落ちちゃった。
でもまぁ、俺のことを想って言ってくれているのは非常に嬉しいが、クラスメイトたちが喧嘩するのは本望ではないからな。
「熱斗。知らないものはしょうがない、これから知っていけばいいだけだ。そのための1歩としてネットバトルって交流をするのも悪くないだろ?」
「……永愛……わかった、お前がそう言うなら」
「というわけだデカオ君。お望み通りネットバトルといこう」
「……お、おうし!自信はあるようだな!だがこのクラスで1番強いこの俺様に勝てるかな?」
「1番は光くんでしょ。1度も勝ったことないくせに」
「そ、そそそそんなことはねぇ!」
「やいとちゃんいつの間に」
「メイルちゃんの後ろでずっと聞いてたわよ」
さっきデカオ君に注意してくれた子はやいとちゃんって言うのか。なんだか高貴なオーラを感じるな。
さて、バトルってなると負けられないな。
それでは対戦台に移動して
「ブラグイン、オケストラ、トランスミッション!」
「プラグイン、ガッツマン、トランスミッション!」
――――――――――――――――――――
「さて、行けるかなオケストラ?」
「ああ」
「やってやろうぜガッツマン!」
「もちろんでガス!」
対戦台でバトルした場合、デリートされるほどのダメージを受けたとしても完全にデリートされず、PETに戻ってくる仕組みになっている。
これを利用して気軽にネットバトルを行えるわけだ。
「私はオケストラ、よろしく頼むよ」
「ん?ガッツマンはガッツマンでガス!よろしくガス!」
どうやらガッツマンは割と素直なナビのようだ。オケストラが手を差し出すと笑顔で握手をしてくれている。
疑ってはいなかったが、こんなナビならオペレーターのデカオ君も悪いヤツというわけではないのだろう。
「じゃあさっそく……ん?ロックマンたちも入ってきたのか?」
「ああ!小さい頃はネットバトルなんてやってなかったから、これが初めて見る永愛とオケストラのバトルってことだからな!ロックマンも気になるみたいで」
「ロールも見てみたいって」
対戦台の電脳には観戦室のようなルームがある。
そこにはロックマンとロール、あと1人上品そうな茶色基調のナビがいた。おそらくやいとちゃんのナビだな。
「オケストラ!ガッツマン!頑張って!」
「2人とも応援してるわよ!」
「私はガッツマンさんしか知りませんが、楽しみですね」
ふむ、オーディエンスも揃ったところで始めようか
「あらためて」
「「バトルオベレーション」」
「「セット」」
「「「「イン!」」」」
メイルちゃんは熱斗君の嫁です。これは譲れません。
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