完璧で究極のアイドルがGI九冠バに転生しました   作:雑穀ライス

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番外編 キタさん頑張る!!

 やあ!僕の名前はキタサンブラック。GIレースを7勝した凄い馬なんだよ!!

 

 えっ、「馬じゃなくてウマ娘じゃないの?」だって?

 馬で合ってるんだなぁ、これが。

 この世界に僕と同じ名前のウマ娘がいるということは知っているよ。なにせ僕の「宿主」だからね。

 僕は彼女に宿った「ウマソウル」と呼ばれる存在なんだ。

 

 えっ、「ウマソウルって喋るの?」だって?

 そんなわけないじゃないか。普通のウマソウルは喋らないよ。

 僕は特別。この世界の三女神様にスカウトされて才能のあるウマ娘たちに「因子継承」するために自我を目覚めさせられたのさ。

 

 ひと昔前までは僕の叔父さん…深井衝造さんだっけ?が種馬…もとい因子継承用ウマソウルとして引っ張りだこだったらしいんだけど、お父さんももう高齢で引退してしまったので僕にお鉢が回ってきたというわけなんだ。

 というわけで、僕の仕事は才能豊かな可愛いウマ娘に因子継承することさ!ヒュウ!最高だね!!

 

 じゃあ早速お仕事を始めよう!

 最初のターゲットは…あの目がキラキラしているウマ娘!名前は…ふむふむ、「アーモンドアイ」かぁ!ぴったりの名前だね!!

 ヘイ彼女!僕と一緒に因子周回しないかい?

 

「あれ?あなたは、えーっと…『キタキタブラック』さん!」

 そんな腰ミノ姿で脇に米を挟んでおにぎり握ってる変態おじさんみたいな呼び方しないで欲しいなぁ!!

 

 あ、ちなみに僕の姿は相手からは「ウマ娘のキタサンブラック」の姿に見えているよ。

 馬の姿で因子継承なんかしたら犯罪だからね!TPOぐらいしっかり弁えているさ!!!

 

 まあ、そういうわけでさ。僕の因子、継承してよ?今なら中距離の遺伝子もおまけするから、2000~2400mのレースでスピードに補正付くしお得だよ?

 

「なんだかよく分からないけど、速くなれるならいいよ?」

 

 OK!交渉成立!!

 というわけで、迸れ!僕の因子!!

 

 因子継承ビーーーーーム!!!!!

 

 

「わわっ!?」

 

 よーし、命中!!!

 僕の放った因子継承ビームはキラキラ白く光りながら、アーモンドアイちゃんの身体の中に全部吸い込まれていった。

 なんだかエロいね!!!

 

「これで速くなったの?」

 うん!青因子もモリっとたっぷり入ってるから同世代相手なら無双できるんじゃないかな!!

 

「わかった!じゃあ試しに走ってくるね!!」

 新しく覚えたスキルにスキルポイント使うの忘れちゃ駄目だよー!!!

 

「はーい!」

 ふう、イイコトした後は気持ちがいいね!これが賢者タイムってやつかな!?

 

 それじゃあ次、イってみよう!!

 

 

 

 次のターゲットは葦毛のあの子!名前は…「クロノジェネシス」!なんだか僕の因子にビビっとくる名前だね!!

 それじゃあさっそく交渉開始!

 

 オラッ!そこの葦毛のロリ!!つべこべ言わずに因子継承させろ!!!

 

 

「誰だよお前…キタサンブラック?それにしては雰囲気が全然違うような……」

 

 わお、なんだか生意気そうな反応が返ってきた!こういうメスガキ系の女の子ってすごく分からせたくなるよね!!

 

 というわけで、早く!早く因子継承させて!! !!!

 僕の因子を溜めている袋が破裂してしまう!! !!! !!!

 

 痛たっ!

 パーンって!

 パーンってなってしまう!! !!!

 

「へ、変態だーーーーーっ!!!!」

 僕の我慢が限界に達しようとしている様子を見たクロノジェネシスちゃんは口をダイヤマークの形にしながら絶叫した。

 

 失礼な!誰がキタキタ親父だ!!?

 初対面の相手を変態呼ばわりする失礼なウマ娘には問答無用!もう喋らんでよか!!

 

 というわけで!不意打ち(アンブッシュ)因子継承ビーーーーーム!!!!!

 

 

「うわっ!危ねっ!!!」

 

 しかし僕の放った因子継承ビームをクロノジェネシスちゃんはひらりと避けてしまった。

 なんてことをするんだ!!?

 

 不意打ちの一撃を外してしまった僕は、お互いにカバディのポーズを取りながらクロノジェネシスちゃんと対峙する。

 先制攻撃を外してしまったことで彼女に警戒心を植え付けてしまった。もう不意打ちは通用しないだろう。

 だが、こんなところで僕は諦めない!

 

「因子継承ビーム・金色バージョン!」

 

 因子継承ビームが通用しないならば、更に威力を上げて放つ!

 力こそパワー!食らえぇえええええ!!!!

 

 僕は全身全霊を注ぎ込んだ因子継承ビームをクロノジェネシスちゃんに向かって放った。

 しかし因子を籠めすぎて重たくなってしまったビームは思うように前に飛ばず、まるでゴムボールのようにぼよんと跳ねるように僕の目の前に落ちていく。

 

 だが、僕は諦めない!!!

 僕は因子の塊をクロノジェネシスちゃんに向かってサッカーボールみたいに蹴り飛ばした。

 

 …む、因子が重くて脚を振り切れない。いや僕の気合が足りないのか。

 気合を込めるには大声を出すのが一番だ。たしかサッカーでシュートをするときの掛け声は…こんな感じだったかな!!!

 

 

「僕の因子を!孕めぇええええええええ!!!!!」

「士道龍聖かお前はぁああああ!!!!」

 

 僕が蹴り抜いたゴールデン因子ボールは金色に光輝きながらクロノジェネシスちゃんに直撃し、眩い光を放ちながら彼女の身体の中に全部吸い込まれていった。

 

 

 因子継承(ゴーーーール)!!!!!

 

 

 キマるぜ脳汁!やっぱり因子継承の瞬間は最っ高に気持ちいいね!!!

 

 

「うう…犯された……穢された…くやしい……」

 なんかクロノジェネシスちゃんが釣り上げられた魚のようにビクンビクンしているけど、そんなに気持ちよかったのかな?もう一回イっとく?

 

 まあいいや。今日のお仕事はこれで終了!!

 じゃあ今度はそこで見ている君のところに因子継承しにいくからね!待っててね!!

 

 

―――――――――――――――――

 

 登場人物紹介⑱

 キタサンブラック(ウマソウル)

 

 キタサンブラックに宿るウマソウルが自我を持った存在。

 「ウマソウル」とはウマ娘たちが持つ「走るための魂」や「情熱」「意志」を指す概念であり人格を持つものではないが、この世界に君臨する邪神である三女神の介入により顕現させられた。

 姿はウマ娘のキタサンブラックと同じ姿をしているが、その正体はディープインパクト因子を持たない左耳ウマ娘に所構わず因子継承を強請る淫獣ならぬ因獣である。

 彼から因子継承を受けたウマ娘は飛躍的に能力が向上したと噂されるが、それが本当に事実なのかどうかは定かではない。

 

 精神が宿主であるウマ娘のキタサンブラックと多少リンクしているらしく、ときおりキタサンブラックは面識のない後輩相手に突然馬っ気を感じる事態が発生しているらしい。

 

 

 

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