今回は題名がめっちゃよさそうな感じですね。まぁ、実際はどうなるのか……。
では、本編をお楽しみください。
「ふ〜ん。つまり俺にバスケを手伝って欲しいと」
「んまぁ、そういうことっす」
清戸は窓を開けた。今は5時。夕日が見える。段々と冬に近づいていると感じる事が出来る。でも、まだ暑い。この暑さはどこまで続くのか。
清戸はまどを開けるとさらっとこう言った。
「別にいいよ」
「えっ?マジっすか⁉︎」
俺は嬉しさのあまり大声を出してしまった。でも、それほど嬉しかった。どうせしてくれないだろうと諦めていたから。
「まぁ、俺のお約束守ってくれてるみたいだしね」
「いや、守ってるって言っても近くにいる人ぐらいですって」
「じゃぁ、お前はその救った人たちの顔をもっとよく見てごらん。前よりも輝かしく、美しく、綺麗に見えるよ。近くの人からでもいい。小さな事からでもいい。それが積み重なればいつかは大きなものになるよ。きっと」
何言ってんすか。そんなん知ってるよ。
俺の周りにいる奴らがどんどん俺より光っていく。それによって俺も照らされる。俺が光を与えてる。それで見れた笑顔に、光にまた自分を見出せる。みんなが笑ってるのが嬉しい。それを俺は作りたい。だから、この仕事はやめられない。大変だけれども自分のためになるのなら、誰かのためになるのなら……。
「で、一つ質問していい?」
「何すか?」
「お前、バスケ出来んの?」
うっ‼︎そこは言わないで欲しかったなぁ。
「で、出来ますよ……」
「オッケー、予想通りできないんだな」と清戸は優しく言った。
「いやいや、何を……」
「できないよね?」と清戸は強く言う。後ろには般若の面が少し見えた。そういえば清戸は嘘をつかれるのが嫌いなのであった。
「……はい」
清戸の無言の圧力に負けた。いや、本当に、あれは怖い。身の危険が凄く感じる。バラバラの肉片になるんじゃないかと思うぐらい。
「まぁ、バスケには出てやるけど俺、文化祭当日は忙しいから30分ぐらいしか出来ないぞだぞ?それでもいいのか?」
「ええっ?……まぁ、出てくれないよりかはましですからねぇ」
という事で清戸は前半の30分出る事となった。
清戸が出てくれる事になり、俺は生徒会から出た。
後は、他の三人だけど、まぁあいつら二人に頼めば確実でしょ。と思い、俺は携帯である人に電話をした。
プルルルルルッ、プルルルルルッ、プルル
しばらく待っていると電話に出た。
「はい、はい。柚子木?何?」
「ああ、北瀬?」
そう、電話の相手一人目は北瀬である。
「あのさ、お前朝バスケしないって言ってたじゃん?あれやろうぜ、バスケ」
俺がそう聞くと北瀬は予想外の返事をした。
「ああ、あれか。無理なんだよねぇ〜」
……⁉︎⁉︎な、な、な、な、なんじゃとぉぉぉぉ‼︎
「俺、その時間クラスの喫茶でお仕事ですわ」
「えっ?マジで?嘘でしょ?」
「まじで、まじだから。ごめんね。他の人に聞いてみてよ。んじゃぁ」
北瀬はそう言うと電話を切った。
……えっ?マジで?
しかし、俺はなんとか立ち直れた。
大丈夫!まだ一人いるっ!そう、俺を師匠とまで慕ってくれる西枝くんが!
そう思って西枝に電話をかける。
プルルルルルッ、プルルルルルッ、プルルル
しばらく待っていると西枝が電話に出た。
「はい、師匠ですか?」
おお、よくぞ出てくれたぁっ!
「おう、俺だ」
「どうしたんですか?」
「ああ、その件なんだが……」
俺は西枝に事情を説明した。西枝は最初から最後まで聞いてくれた。
が、引き受けてくれなかった。
「ああ、その時間無理なんですよ。僕のクラスでパートが入ってて」
……え?
「本当に、すいません。師匠じきじきの頼みを聞けなくて。そうだ!師匠のお友達の北瀬さんならどうですか?北瀬さんならやってくれると思いますよ」
俺はそんな西枝に弱々しい声で応答した。
「もう、電話したよ」
「えっ?そうだったんで……」
プープープー
俺はこれ以上心に傷を負わないために電話を切った。
今までずっとやってくれると思ってた二人がまさかの無理だなんて。
後、三人も集められない。ってかこの依頼無理かも……。
俺はそんな思いを全て声に変えた。
「嘘でしょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ‼︎」