今回の題名分かりました?『この魂』は『狐の魂』っていう意味なんですよ。……まぁ、わかんないですよね。さすがにむずいですよね。
「ただいまぁ〜」
家に帰って来た。俺がただいまの挨拶をするとココはリビングからひょこっと出てきた。うん、いつ見てもココのエプロン姿はエロいな。
「お帰りなさいですぅ〜」
「……いや、その、他ないの?」
「他?」
「やっぱりやってほしいよね。なんか前も断られたけどさ」
「何をですか?」
はぁ、ダメだな。全然分かっていない。普通エプロン姿で出てきたらこう言うのが普通だ!
「お帰りなさい、あなた。先にご飯にする?お風呂にする?それともわ・た・し?」
まぁ、これが定番。出来ればやってほしい。ってかやって。すごく見たい!獣耳つけた豊乳な女の子にそんな事言われたいっ‼︎
「あの、光牙様何をお期待ですか?顔がやらしいですよ」
「べ、別にそんな事ねぇし!ただちょっと想像してただけだ!」
とまぁ、本当に毎日のようにこのくだらないシーンをしているような気がする。
ってか、俺ってよくよく考えてみたらすげえな。こんなに体つきが最高の女の子と同棲しててまだ何もしていない。……俺って新種の神なんじゃないか?
俺はそんな事を思いながら部屋に向かう。そして部屋で着替えてリビングに行く。リビングに着くとテーブルにもう夕食が置いてある。席に座ってココと一緒にその夕食を食べる。
「そういえばこの頃飯上手くなってきたな。ただ、やっぱりなんかこう違うような」
「違うとは?」
「何か、ご飯が異常に甘過ぎるような気がする。まぁ、俺は大丈夫だけど」
「じゃぁ、いいじゃないですか」
……えっ?何かすごく怖くなってきたんだけど。えっ、な、な、何が入ってるの?
「え、ねぇ、ココ。これって何が入ってるの?」
「えっ?何って、ご飯ですよ」
「いや、そうじゃなくて、このご飯を炊いたか?ちゃんと?どうやって炊いた?」
「えっ?いつも通りですよ。……あっ、でも、今回はちょっとお砂糖を加えました」
「うんうん、まぁ、普通……えっ?今なんて?」
「いや、だから、お砂糖を加えました。甘くて美味しくなるかなぁと思って」
いや、そんなだけではここまで甘くならない。どうやったらここまで甘くなるんだ?
「他には何か入れた?」
「いえ」
「えっ、じゃぁ、まさか……ねぇ、どのくらいお砂糖入れた?」
「えーと、200グラム?確かそのくらいですね」
……えっ?200グラム?……200グラム⁉︎えっ?何考えてんの?馬鹿なの?俺、秋◯県民じゃないから!糖尿病になっちゃうよ!
でも、なんか美味しかったんだけど。なんか悔しい。
「どうでしたか?美味しかったですか?」
「まぁ、美味しかったよ」
俺がそう言うとココはめちゃくちゃ喜んだ。「ヤッター‼︎」と喜びを隠しきれないように。まぁ、笑顔が見れるならいいか。
でも、一つ気になった事がある。
「なぁ、ココ」
「はい?どうしました?」
「お前さ、どこ出身なの?」
「そりゃぁ、バリバリここが地元です。ここで産まれて、ここで育って、ここで没しました。まぁ、私の記憶はそれぐらいしかないんですけどね」
「へぇ、じゃぁ、このお砂糖を加えるというのは独自で思いついたのか?」
「はいっ!」
その発想力すげえな。よくご飯に砂糖入れようと思ったな。
ココは「そういえばっ!」と言って押入れの中にある何かを取ろうとした。
いや、テーブルから見えるこの景色。女の子が押入れの中の物を取ろうとしてお尻を向けている。いや、非常にエロいな。
本当にあと二年半、手を出さないという事が出来るのであろうか。相手は幽霊だが、この土地の中なら実体化しているし、あんな事やこんな事も出来る。獣耳、豊乳でナイスな体つき、そして意外と無知!最高ダァァァ!
まぁ、それも見るだけにしておく。我慢する。
俺の妄想……想像が暴走する前にココは押入れから顔を出した。ココが出したのは石である。
「これです!これ、これですよ」
「何だ?ただの石?」
「でも、これが私なんです!」
は?何を言ってるんだ?この石がココ?言ってる事がさっぱり分からん。
「この石に私が封じられているんです!」
……えっ?マジで?