こんな奴でも青春したいっ‼︎   作:Gヘッド

109 / 392
はい!Gヘッドです。

今回から試合開始ですね。はい。やばいです。初めてのスポーツ小説なので上手く仕上がってるとは思いません。すいません。作者の技量不足です。はい。そこは我慢してみてください。



『策士』多田森

ホイッスルが鳴り、代表者(ジャンパー)二人が中央に立つ。俺たちの代表者は北瀬である。あいつは背が高いしジャンプ力もある。西枝と清戸は前衛。俺と多田森が後衛。

 

そしてボールが宙に浮かぶ。北瀬と相手の選手は同時にジャンプした。

 

が、相手の選手は北瀬のジャンプを上回った。そして相手はボールを取ると仲間にパスを送った。

 

パスを受け取るとリングまでドリブルする。そのドリブルは実にしなやか、かつ素早い。俺はその姿に唖然としていた。

 

その時、

 

「柚子木くん!追い抜かれるよ!」

 

多田森が追い抜かれていた。俺はそれに気づくとサッと構えた。

 

もちろん俺は数日でバスケを習得しようとした。それは無謀であり、そして達成出来なかった。でも、数日と考えればよくできているはずだ。

 

だけど、その経験の浅い俺と歴戦の猛者は遥かに違うものであった。

 

そして、それは証明されてしまった。

 

相手はあっさりとレイアップシュートを決めてしまった。俺は簡単に抜かれてしまった。

 

そんな俺を見ると多田森は「どんまい。どんまい。次がある」と言う。

 

「へへへ、スポーツってろくにした事もねぇけど、なんかわかるわ」

 

「ん?」

 

「いや、お前つえぇよ。凡人みたいだけど、つえぇ。これだけはわかる。あいつらも強いけどお前も強い」

 

「そう言ってもらえると光栄だよ。ほら、次は攻めだよ」

 

多田森はそう言うと線の後ろでボールを持った。

 

「ちょっと秘策があるんだ。いいかな?」

 

秘策?何であろうか。

 

多田森は俺にパスを出した。すると多田森は「ラストは清戸先輩にパスが回るように!」と言った。

 

俺はまず、北瀬にパスをだした。北瀬はパスを受けるとドリブルをした。

 

北瀬は運動神経がよい。そんな北瀬も簡単にボールを奪われてしまった。

 

でも、それも全て多田森の予定(シナリオ)通りの展開であった。

 

多田森はいつの間にか前に出ていた。そして相手が奪ったボールを多田森が奪い返したのだ。

 

それは彼の凡人度が以上に高いからである。そのため人の目に映っても記憶として残りにくい。そしてさっき相手にもわざと聞こえるように言った。

 

「ラストは清戸先輩にパスが回るように!」と。

 

それによって北瀬は清戸にパスをしようとする。だから相手はその間に立つ。それを多田森は見透かしていた。

 

普通、人は本気でスポーツをやっていたら他の事はあまり考えなくなる。目の前にある事をしようとして他の事に目がいかなくなる。

 

でも、彼は違った。彼は周りを見る目がある。だから、何をするのが効率的なのかがわかる。まさに、黒◯テツヤの如く。

 

そして、今、多田森は司令塔として活躍した。それは司令塔自身が動くフェイクとして。

 

多田森は奪い取ったボールをリングに入れた。レイアップシュートである。

 

多田森は満面の笑みでこっちを向いた。

 

「やり返した!」

 

その姿に他の三人もやる気になった。

 

そう、三人にも得意とする事はある。

 

北瀬は運動神経の良さと足の速さを利用すれば速攻したりすぐに防御を展開できる。

 

西枝は異常なほどの持久力と並外れた動体視力でずっと走って、疲れた相手の選手からボールを奪う事が出来る。

 

清戸はお得意の力業によって相手には負けないパワープレイをする事ができる。

 

今日までの休みの間、実は、俺以外の三人は基本練習を一切やっていない。

 

これも多田森の策である。元々スポーツをやってた人はもう、基本練習はする必要はないとして特定の練習だけをやらせた。

 

その人に合って、その人の個性、特徴を最大限活かせる。それによって三人の基本のステータスも合わせれば相手よりも格上である。

 

それによって試合は順調に進む。そして第一クォーターが終了した。

 

14-18

 

俺たちの方が少し負けている。

 

そう、後は、俺次第。そして勝利へのピースはあと、二個必要となる。俺と……。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。