今回はまぁ、説得回ですね。はい。
まぁ、episode0.5系を長くはしたくないので少し雑になってしまったかもしれません。まぁ、一応、全力ですけどね。
制限時間は10分間。この10分間しかない。
観客席は多くの人が見ている。最初は人が少なかったが、口コミで広がり、人が増えてきたようだ。まぁ、強豪校が来てて、まともにやりあってればくるよね。
俺は人混みの中、轟を見つけた。
「轟っ‼︎」
すると、轟はこっちを向いた。俺は人を誘う時の仕草で轟を人のいない所まで呼んだ。
「何?」
「いや、お前にバスケやってほしい」
「えっ?」
俺はあらかじめ北瀬が持ってきた運動用の動きやすい服を轟の前に差し出した。
「いや、でも五人いるじゃん」
「四人になるんだよ。会長が抜けるんだ。だから四人になっちまう。だからなっ?お願いだ!」
俺は轟に頭を下げた。
今、チームのために、多田森のために俺がやれる事はこれしかない。いや、これじゃないとダメなんだ。
「無理だ。他の人を探してくれないか」
「でも、お前はほん……」
「無理なんだよ!俺はあいつに、多田森に顔をあわせたくねぇ」
轟は少し熱が入った様に喋る。それは多田森には会いたくないから。轟は罪悪感がある。多田森のためにやった事なのに、それが多田森を苦しめてしまった。彼の浅はかな考えのせいで。
「じゃぁ、お前は何でここにいんだよ」
「別に、それは、ただ……」
「お前、バスケしたいんだろ。もう一度」
「ちげぇよ!俺は……」
轟は何も言わない。返す言葉がなかった。
後、6分しかない。俺はイライラしていた。
「あぁっ、もうハッキリしろよ!男だろ!いちいちグジグジしてんなよ!バスケやりたいのか、やりたくないのかどっちなんだよ!」
轟はその時、自分で閉ざした鉄の扉をこじ開けた。その扉の隙間からは何が差し込んだろうか。太陽の光か、暗闇か。それを決めるのは彼自身である。
「俺は、やりたい。バスケをもう一度したい……」
だろうな。まぁ、薄々気づいてたけど。まぁ、初日で体育館の入り口で轟を見つけた瞬間にそう思ったぜ。
「そうと決まれば……」
俺は轟の手を取ってみんなの所まで行く。
その途中、清戸と会った。
「おっ、替えの子見つけてきたみたいだね。ふ〜ん。俺の依頼は実行中のようで」
「まぁ、ずいぶんとデカイ依頼ですからね」
俺がそう言うと清戸は笑いながらこう言った。
「じゃぁ、俺はもう戻るわ〜。後は頑張って〜」
清戸は生徒会室へと戻っていった。
俺たち二人は多田森、北瀬、西枝の所に行く。
「あっ、柚子木くんと……えっ?何で轟くん?」
「お、おう。久しぶり」
どんだけ緊張してんだよ。昨日告って、振られて翌日にその女の子と会っちゃったみたいじゃねぇか!
俺は多田森の肩に手をポンと置いた。
「まぁ、お話は後でにしよう。今はそれどころじゃないでしょ」
「そうだね、まずは試合に勝たないと」
「おらっ、轟、早よ着替えろ。あと、ストレッチもな。2分以内な」
「無理だよっ!」
まぁ、何とか高一五人衆集結しました。ちなみに、この後、高一運動神経抜群五人衆とよ言われるのはまた後ほどの話。
さぁ、強力な助っ人が来てくれた事だし、ラスト2クォーター、頑張りますか。
「さぁ、やってやろうじゃねえか!」
「ぉ〜」
「小さいっ!もっと大きな声でっ!締められないからっ‼︎」
「いや、恥ずいし」
「俺も恥ずかったよ!大丈夫だから、なっ?」
「いや、俺パス」
「師匠、流石に僕はダメです」
「ごめん。無理」
「……」
……大丈夫なのだろうか。