今回はまぁ、応援に来てくれたよ〜、っていう回です。
さぁ、皆さん。やってやろうじゃねぇか!という事で始まりました、第3クォーター。
先攻は俺たち。多田森がボールを取ると北瀬にパス。北瀬はそのままレイアップ!
しかし、相手は強豪校。それなりのプライドがあるものだ。
相手はボールを回してシュート!
まぁ、こんなのが続いて、第3クォーターは終わった。
52-57
ちょっと俺たちが負け気味だが、まぁ、後5点。何とかなる。
第3クォーターと第4クォーターとのインターバルの時、ある人の声がしたので振り返る。
「柚子木くんっ!」
「白浜!それに倉本と湯島も」
「ふっ、愚民汗びしょびしょだな。汚いぞ」
「うるせぇなぁ。スポーツやってんだからしょうがねぇだろ」
まったく、気にくわんやつだ。
「あれ?そういえば他の人は?」
「GHBの人たちは仕事があるようです。赤石さんと小深さんも喫茶の仕事があってこれないようでした」
その頃の小深と赤石
「はぁ、見たかったなぁ〜バスケ」
「しょうがないだろう。私たちは仕事がある。ほら、これをあそこの席に置いてきてくれないか」
「は〜い」
俺と白浜と倉本が話していると、湯島は北瀬にタオルを渡していた。
「そのさ、これあげるから使ってよね」
「おう。ありがとな。湯島」
北瀬は湯島に笑いかけた。湯島はふっと笑ったが、すぐに視線をずらした。そして湯島は体育館から出ようとする。
「あれ?見ていかないの?」
北瀬がそう聞くと湯島は少し悲しそうな顔をした。まるで夢を失った時のようであった。
「スポーツ見てると嫌になってくるから。色々と」
彼女はそう言うと体育館を出た。
そんな二人を俺はずっと見ていた。まぁ、北瀬は知らない。湯島が病弱な事を。それを北瀬に言う事は湯島から口止めされている。どういう理由かは知らない。
頃合いを見て、俺は北瀬に声をかけた。
「おい、北瀬。もう始まるぞ」
「お、おう」
「どうした?浮かない顔だな」
「ん?いや、何でもねぇよ」
な訳ねぇだろ。どう見たってしょんぼりしてんだろうが!
そんな北瀬には元気づけるための言葉がある。
「ほら、勝ったら特別に俺オススメのAV女優のエロ動画見せてやるから」
すると、北瀬は満面の笑みなる。
「よし、やる気出てきたわ」
まぁ、結構チョロい。だが、これがいつまでもつかはわからない。
ちなみに俺は白浜が見てるからやる気めっちゃあるよ。本当に。ダンクめっちゃ決めて白浜に『カッコよかったです!柚子木くん』って言われたいからね。
「おい、西枝。準備オッケー?」
「はい!僕はもうやる気万全ですよ」
「多田森と轟は?」
「大丈夫だよ」
轟はグーサイン。
さてと、これでラストである。
カッコよく決めようじゃないか。勝利という言葉を言いながら。