今回は特に言う事はありませんね。
2日目が始まった。昨日はクラスの喫茶に出れてない分、今日も仕事がいっぱいである。
石を持って家を出た俺は学校に着いた。ココはまじかで見る現代の学校に興奮している。
「おお、これが学校ですか!時代の変わり方ってすごいですよねぇ〜」
ココは目を輝かせながら周りを見渡す。
「いや、今はまだ準備中だぞ。後の方がもっとすごいからな」
「あはは、そうですよね……じゃぁ、光牙様のクラスに行ってみたいです!で、光牙様の働きっぷりをこのカメラに」
ココはそう言うと何処からかカメラをさっと取り出した。
なんか、親を連れてきてる気分なんですけど。すごくやりにくい気がする。
「あっ、ちなみに今、光牙様が考えていた事私には全部筒抜けですよ」
「え?」
「だって〜、私霊体なんですもの〜」
……げっ、そうじゃん!よくよく考えてみればそうじゃないか!ココは家の中だと結界のおかげで実体化できるから心の中を見透かされる事はないけど、今は結界の外だから心の中が丸見えじゃないか。
……うわぁ、どうしよう。これ。
ココは俺の心配も御構い無しに「光牙様のクラスに行きましょう!」と言ってくる。
すると、白浜がやってきた。
「おはようございます。柚子木くん」
「ああ、おはよ」
ココは俺と白浜を見るとニヤリと笑った。もちろん見えているのは俺だけ。
「もしかして〜、光牙様と白浜さんって付き合ってます?」
「いや、そんな事ねぇって」
「本当ですか?」
「……本当だよ」
まったく、俺に言わせないでほしいな。どいつもこいつも、俺に言わせると悲しくなっちまうじゃねぇか。
ああ、俺に告白できる勇気なんかないからなぁ。根性無しめ。
「あらあら?光牙様、筒抜けですよ」
うっ、まさかそれまで気づかれてしまったとは!不覚!
……あっ、そういえば、
「なぁ、白浜」
「はい?なんですか?」
「そういえば、お前って今日、神崎と五条と倉本と回るんだろ?文化祭」
「はい!そうですけど……何か?」
「いや〜、その、今日一日中この石を持っていてくれないかなって」
俺は白浜の前に石を差し出した。もちろん、ココは反発している。
「えっ?本気ですか?」
「おう、だってお前いたら集中出来なさそうだし」
「でも、私は光牙様を見たいんです!光牙様が頑張ってる姿を」
「いいだろ?なっ?美味しい食べ物いっぱいあるぞ」
「……本当ですか?」
「本当だとも」
ココは頭を悩ませた。が、食欲には勝てなかったようだ。まぁ、所詮俺はそれ以下って事。
というわけでココを白浜に預ける事にした。まぁ、神崎もいるんだし安全でしょ。