episode6は天才蕗見姉妹の事を書きたいと思います。
「で、ちっちゃい方が妹さんの幼乃、でナイスバディの方が弥生さんと」
「これ、チンピラ、
「いや、だってどう見ても……」
俺は妹の幼乃を見た。どう見たって背も低いし、胸だってちっちゃいし……。すまんが俺はロリコンではない。ロリコンには興味はわかない。
「む!お主、儂を愚弄するのか、そうかそうか。ではこの私が作った『ゲンカクミエール
何⁉︎そのゲンカクミエールって‼︎『幻覚見える』?麻薬ですか?やめてくださいよ!ってか四號って、ダメでしょ!前までの3つは誰に飲ませたんだよ!少なくとも1人は犠牲者がいるぞ!オイ!
幼乃が俺に『ゲンカクミエール四號』を飲ませようとしている間に棚からある薬を取り出した。
「こら、幼乃!やめなさい。この人は別に悪い人じゃないわ」
弥生がそう言い聞かせると幼乃はしぶしぶ自分の研究に戻った。その背中は
弥生はある物を俺に渡した。見た目は錠剤のようなものである。
「ほら、これが門川くんから頼まれていた物よ」
「これは?」
「ん?それは『ヨクオボエール』よ」
うわっ、ダセェ。ってかこの姉妹のネーミングセンスクソだな。他にも良い感じの名前は無かったのか?
「人間の脳には『オボエルンルン』という物質があって、その物質を少し刺激すると人間の脳が、その時の視覚に映る景色、聞こえた音、匂い、味覚を覚えようとするの。で、その『オボエルンルン』を強制的に刺激させるのがこの薬、『ヨクオボエール』よ」
オボエルンルンか。可愛いな。ルンルンだぞ。頭の中でルンルンと踊ってそうだな。
「でも、なんで部長はこの薬が必要なんですか?」
「ああ、楽をしようとしてるのよ。テスト勉強。もう来年で私たち3年は卒業でしょ?だから、今まで調子こいてた門川くんもこれからの半年は頑張らないといけないのよ。卒業もかかってるしね」
「でも、部長は頭良いじゃないですか」
「今までちゃんとやってなかったから途中からやろうとしてもダメよ。基礎がなってないもの。それに彼は頑張ろうとはしないから。楽しようとしているからね。少しは自分自身でやってもらいたいものよね。人使いが荒いから」
ああ、その意見は同感。俺も今、その人使いの荒さのせいでここにいます。
俺はチラッと幼乃の方を見た。幼乃は集中しながら研究をしている。いちいち、温度を確認し、スケッチして。
将来、彼女らは科学者として生きるのであろうか。
俺が幼乃の研究を見ていた。すると、弥生は俺と話していた時の声とは一変して厳しい声でこう言った。
「幼乃!違うでしょ、そこでもピンセット使わないと」
そして弥生は机をバン!と叩いた。机の上にあったビーカーや試験管が揺れる。その姿は
あなたは天才でなければならない、天才はそんな事をしてはならないという『天才』というレッテルを貼られてるがために、重りもつけられる。毎日が息苦しくなるような生活を余儀なくされる事もある。天才という言葉は誇らしい言葉だが、それは檻でもある。そこから出る事は出来ない。
すると、幼乃は弥生に反抗した。
「別に良いではないか。またやり直す事は出来る」
その言葉は弱々しかった。死にそうな小鳥のように。その翼は空へと羽ばたけるのか。
でも、その翼を弥生は折ろうとしているようにも見えた。その翼を折って、飛び立たせないように。
弥生は「どうなっても知らない」と言うと何処かへ行ってしまった。
気まずい空気になってしまったため、俺はそぉっとその部屋を出た。
天才は天才では無くなる時がある。彼女はそれが怖い。
天才はいつまでも空を飛んでいなければならない。それが天才の使命。
彼女は羨ましがる。何もできない、何もしない人を。
彼女は羽を休めたい。でも、出来ない。
道を開く者は先に行かないといけないのだ。休んではいられない。
弱き者を守るために。
では、幼乃ちゃんからですね。
身体/身長140センチ、体重34キロ。見た目は小学生。でも口はお達者。AAカップ。
性格/年季の入ったババア。一人称を儂、二人称をお主か汝。負けず嫌いでなんでも頑張る。
好きなもの/理科系統、研究、努力
悩み/姉の弥生がいつも邪魔してくる。