眠いです!
俺がテレビを見てると光がお風呂から出てきた。
なんちゅうはしたない格好なんだ。パンティーだけしか履いてねぇじゃねぇか!ブラぐらいしろよ!乳垂れるぞ!
「ココちゃ〜ん。お風呂入らせてもらったよ〜。あら?光牙。あんたニュース見るようになったのね」
「悪かったですね。ニュース見るようになってしまって。ここまで成長したんですよ」
「そうよねぇ。成長するのよねぇ。あんたも子供の頃は小さかったんだけど」
「うんうん」
「今となっては大人みたいに大きくなって」
「うんうん」
「さらに皮まで剥け」
「ちょっと待てぇぇぇいッッ‼︎‼︎それ以上言うナァァァ!生々しいからやめてよ!ってか何で知ってるんだよ!」
「そりゃぁ、可愛い息子の事を知りたいがために盗聴器、盗撮器はそこらへんに仕込んであるよ」
何だとぉぉぉぉ⁉︎今までの俺の生活は全て筒抜けだっただとぉ⁉︎嘘だろ?マジで?
やばい。どうしよう。今まで見ていた俺のエロ本やAVが全部丸見えだったのか?俺の性癖知られまくりじゃん!
え?どうしよう。まさかトイレにまで盗撮器は無いよな?
あったらやばいんだけど。俺の今までの上下運動全て親に見られてるの?
……気まずゥゥゥゥゥゥゥゥゥイッ‼︎
人の胸とか心配してる場合じゃないんだけど!
「まぁ、あんたの趣味は大体分かっちゃったけどあなたの事は見捨てない」
その優しさが傷に染みるからやめてよ!その優しさが凄く痛いから!
すると、皿洗いをしていたココも光に加勢する。
「大丈夫ですよ。だって光牙様は光牙様なんですから」
つまり、何?俺は何なの?分かんないからッ‼︎
「いつも部屋を散らかしっぱなしで、夜な夜な部屋の中から女の人の
それを言っちゃいけないよ!それを言わないで欲しかったぁ。俺が毎日白浜見てムラムラしてるのをココは知ってるんじゃないだろうか。
俺が必死に現状打開の方法を考えていると光のスマホから着信音が聞こえる。光は電話に出た。どうやら会社関連の事らしい。電話をしている時の光は少し小難しそうな顔をしていた。
少しして光は電話を切った。俺は光に「どうした」と聞いた。光はコンテストの事で少し問題があったと言った。
そういえば、コンテストに蕗見が出るんだっけ?確か、弥生の方が。
「ねぇ、そういえばさ、そのコンテストに蕗見弥生って人出てない?俺と同じ学校なんだけど」
「ああ、いるいる。結構注目浴びてる人でしょ?でも、あの子には変な噂があるからね」
「噂?」
「そう。あんまりいい噂じゃないんだけど。彼女さ、妹さんいるじゃない?確か、名前が……」
「幼乃でしょ?」
「そうそう。その妹さんと前までは一緒に研究してたんだって。姉妹二人三脚で。でも、ある日手のひらを返したようにお姉さんの方が裏切ったらしいよ」
「裏切った?」
「そう、研究を横取りして、自分だけ成果を収めたらしい。その後、妹さんとは仲が悪いとか。まぁ、あくまで噂だけどね」
光の話を聞いた俺は衝撃を受けた。二人の間にそんな事があったなんて。でも、どこか腑に落ちない。
二人の仲は確かにギクシャクしていた。でも、裏切ったとは違うのではないか。
弥生は多分幼乃のためにしたのではないか。これは第三者から見た目線だし、当時の事も詳しくは何も知らない。でも、多分違うと思う。少なくとも、弥生は自分の妹を蹴落とそうとはしないと思う。
じゃぁ、何で幼乃はあんなにも弥生を嫌うのか。
……気になる。