こんな奴でも青春したいっ‼︎   作:Gヘッド

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えー私Gヘッドです。今回は前回に書ききれなかった西枝くん編を終わらせました。そのためちょっと長くなってしまいました。すいませぇぇん。

えー次は生徒会編を使いたいと思います。
ちなみにepisode2としますので前に話したDVの女の子はepisode3とします。

あと、今回はちょっと長いです。すいません。


”漢”西枝と汚れ仕事人

 俺と白浜は会議が終わると教室で待ってもらっていた西枝を部室へ呼び出す。

 

 西枝が部室へ来ると、俺達は西枝をソファに座らせる。

 

「西枝。あのさ、お前が思う”漢”ってのはどんな感じだ? 」

 

「えっ、その、僕が思うのは……」

 

 西枝はモジモジしながら口を濁らせる。

 

「多分お前が思っている”漢”って言うのは多分ムキムキ筋肉ボディー的な奴だろ? 」

 

「う、うん」

 

「西枝くん! 私達、貴方の中学の頃の経歴を調べました。その、西枝くんって中学の頃は柔道部だったんですよね? 」

 

「うん、よく調べたね」

 

 まぁ調べたのはお袋なんだがな。運良くお袋の会社の近くに西枝がいた中学があったら調べてきてもらったんだが、ここまで詳しく調べてくるとは思わなかった。

 

「お前は、ムキムキの筋肉ボディーになりたくて入ったのにそこの柔道部は弱小だった為に、目標達成が無理だと思って辞めたと。それであっているな? 」

 

「うん」

 

「西枝、言っとくがお前が思うような”漢”にはなれないかもしれない。それでもいいか?」

 

 西枝はコクッとうなづいた。

 すると白浜はさっき使ったホワイトボードを取り出して説明をした。

 

 

 

 以下省略

 

 

 

「という事なのです! 西枝くん、わかりましたでしょうか? 」

 

 西枝はまたコクッとうなづいた。

 

 白浜の話を良く理解したものである。白浜は話し出すと、話が終わるか、自分が疲れるまで話しているのである。彼女の口から出る純粋な言葉の弾丸には敵わない。

 

 俺は西枝に帰りの支度をさせて俺達3人は学校を出た。

 

 西枝と白浜が同じ駅で降りるというらしいので俺達は二人が降りる駅に着いた。

 

「あの、なんで駅に来てるの? 帰るの? 」

 

「いや、違うぜ、まぁ見てろや」

 

 俺はそう言うと買い物袋を持ちながら信号を渡っている老婆の所へ行く。

 

「おばあさん、大丈夫? 荷物持とうか? 」

 

 そうして俺は老婆の荷物を持ってあげた。

 

 老婆は俺に「ありがとう。君は優しいねぇ」と言ってくれた。

 

 うん! ただ単に嬉しい!

 

 俺は白浜と西枝の所へ戻るや否や目をキラキラさせて俺を見る。

 

「柚子木と白浜さんが言っていた事が分かった気がするよ! ”優しい”事が”漢'になる方法なんだね‼︎ 」

 

 すると西枝は街中で困っている人を助け出した。駅で切符の買い方が分からない外国人に買い方を教えたり、落し物を拾ってあげたり。また、迷子になった子供をお母さんの所へ帰してあげたり。とにかく西枝は人の為になる事をしてあげた。

 

 予想とは凄く違う”漢”になってしまった。

 

 でもまぁこれもこれでいいかな? 優さ男としていい感じの”漢”になれたのではないだろうか。

 

 俺と白浜は西枝が頑張っている間、疲れてしまったのでファミレスのカウンター席でちょっと一服していた。そこのカウンター席からは西枝の行動が見えていたので安心して一服できた。

 

 だがそれもつかの間、少々危ない事態に巻き込まれた。西枝は、色々な人をお助けしていたらその姿が目に入ってしまったのだろうか、他の高校の生徒が西枝を囲んだ。

 

「柚子木くん。あれヤバくないですか? あれって確か、ここら辺で有名なヤンキー校の生徒たちだと思います。」

 

 白浜が俺に説明している最中に、西枝は駅の人通りの少ない所へ連れて行かれた。

 

 ……はぁ、入学してから一ヶ月しか経っていないのに、もう面倒くさい事態を作ってしまった。

 

 

 俺達は急いでファミレスを出る。

 

 白浜はこの事態にとても慌てている。

 

「柚子木くん! どうすればいいのでしょうか? 警察を呼んだ方がいいのでしょうか? 」

 

 白浜は慌てながら携帯を取り出して電話をしようとする。

 

「まぁ、白浜、待て。大丈夫だ」

 

「いや、でも、大丈夫なんかじゃないです」

 白浜は涙目になっていた。

 

「はあ、あのさお前はさっきの書類を全部見たか? 」

 

「書類? 」

 

「ああ、昼休みに俺が渡した書類だ。お前全部見たんじゃないのか? 」

 

「ええ、一応一通り見ましたが……あっ、そう言えば西枝くんって……」

 

「ああ、そうだ。分かったろ? あのくらいだったら、あいつ一人でも勝てる人数だ。たったの6.7人だろ? 」

 

 

 

 

 ーその頃西枝くんと不良たちはー

 

「おい。てめえさっきからうぜぇんだよ! 」

 

「そうだぞ! 何だ? 良い子気取りか? 」

 

「えっ、その、僕はただ……」

 

「うるせえよ。もういいや、こいつやっちまおうぜ。なあ兄貴」

 

「おう、そうだな。つーかこの女まじキモい。何それ? 男装? 」

 

 チームのリーダーらしき人物がそう言うと他のみんなも笑い出した。

 

 西枝は下を向いていた。負けを認めて諦めたのであろうか。

 

「おい、クソ女。最後になんか言いたいことでもあるか?聞いてやるよ」

 

「……」

 

「あははははっ‼︎ こいつ怖がり過ぎて声も出ねえらしいぜ! よえーっ! 」

 

 すると不良の一人が西枝の前髪を持って「前を見ろよオラァっ! 」と言いながら顔をあげた。

 

「……僕を女っていったな? 」

 

 彼の目は赤く光り、その顔は鬼であった。華奢(きゃしゃ)な体に宿りし鬼が猛威をふるう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヒィィィ! 助け……」

 

「柚子木くん! あそこで悲鳴が! 」

 

「ああ、分かっている。しかし、あいつら馬鹿にも程がある」

 

 最初の方に言った事に俺は言葉を付け足さなくてはならない。

 

 

 西枝は元々中学の頃柔道部であった。そこの中学は弱小校であった。

 

 

 西枝本人を除いての話だ。

 

 西枝はあの小柄で童顔な姿で余り筋肉質ではないが、彼には少し化け物級の凄いところがある。それは異常な程の戦闘センス、そして彼の一番の取柄は絶対に疲れないスタミナと1/100秒の速さも見極めることが出来る動体視力。

 

 彼はその強さ中学の柔道全国大会で圧巻の優勝をした。

 

 そうつまり、彼に戦闘を挑むのは、相当なバカであると……。まぁ俺程強くはないが。

 

 俺達二人は西枝が連れてこられた場所に着いた、が、一足遅かった。その場に立っていたのは西枝ただ一人であった。そこには綺麗な赤い花が咲いていた。

 

 西枝は俺達に気づくと赤面して恥ずかしがった。

 

「あのっ、これはそのぅ」

 

 いや、もう言わなくていいんだ。てか、言わないでくれ。もう俺の想像上の可愛い西枝を怪物にしないでくれ。

 

 何故だろうか。俺はあの書類に目を通してから西枝を可愛いと思えなくなってしまった。

 これはマイナスなギャップである。

 

「柚子木くん。血が……」

 

 白浜が怯えているので、俺は「お子様はみちゃダメ」と言いながらめを隠してやった。

 

「あははっ、僕、やっぱり異常だよね」

 

「まあな」

 

「柚子木くん、驚かないんだね。もしかしてグロいのOK派? 」

 

「ざけんな。見慣れてるんだよ」

 

「ふうん。……あの、僕ね、本当は”漢”になりたいって言うのはこれのせいなんだ。筋肉ムキムキになって女らしくなくなれば、みんなに認めてもらえるかなぁって、そう思ってた。中学の頃ね、僕逃げてたんだ。自分がこんな怖い力があるだなんて。でもやっぱり逃げるのが辛くなっちゃって……。だから、僕は決めたんだ。高校になったら、自分と向き合う。そう決めた。だけど、他の人がこんな現場みたら怖がるよね」

 

「まぁ現に白浜は怖がっているわけだしな」

 

 白浜に見せてはいけない状況であった。白浜は血に恐怖を覚えている。こいつの過去がどのようなものか俺はあまり、探る気はないが今後関わらないといけないだろう。

 

「柚子木くん。もう大丈夫です」

 

 白浜は怯えながらも、弱々しい声で言った。

 

「馬鹿言うな。お前、今、足ガタガタしてんぞ。俺にも伝わる。無理すんな」

 

「いえ、大丈夫です」

 

 白浜はそう言うと俺の手を振り払う。

 

「西枝くん。貴方は、自分と向き合おうとしてこうなっている。なら、向き合わなければいいじゃないですか。私達はGHBです。現実逃避、それが私達のモットーです。人生という中でのたった3年間の高校生活。それを楽しむ為にその3年間は見て見ぬフリをしてもいいんじゃないですか? 」

 

「いや、でも、僕は……」

 

 西枝が話そうとした時、倒れていたリーダーらしき人が左手で西枝を掴み、右手で西枝の頭に何かを突きつけた。

 

 あれは銃である。それを見た白浜は「キヤァァァ」と言ってしゃがみ込んだ。

 

「お話中すいませぇぇん。今からここでシンデモライマァァス」

 

 チッ‼︎ 怒りでラリったか。

 西枝は驚いて動けない。

 

「てめえら、超うぜぇ。俺様に逆らうとどうなるのか見せてやろうか? ああ? 」

 

「くっ‼︎ 」

 

 西枝は反撃しようとした。

 

「辞めろっ‼︎ 西枝‼︎ 」

 

 俺は全力で西枝を止めた。駄目だ。今の西枝では銃を避けられないし、銃の弾丸よりも速く倒すことも出来ない。何か奴の気をそらすものは……。

 

 

 

 

 

 

 そうだ、あれがある。

 

 俺はある事を思いつくと西枝の方へ近寄る。

 少しでも近寄って失敗の確率を下げなければ。

 

「な、なんだ、なんなんだ! お前、こいつが撃たれててもいいのか? 」

 

 やっぱり。こいつはまだ人を殺したことがない。だから人を撃つのに躊躇している。……いける。

 

「あのさ、お前、最後に言いたい言葉を言わせてくれんだろ? 」

 

「は? だ、だからなんなんだよ」

 

「俺にも言わせてくれよ。だってここで俺達三人死んじまうんだろ? 」

 

「お前正気か? まあ、いいぜ、か、勝手に言ってろ」

 

「そっ、じゃ三人分のを俺一人で言わせてもらうぜ。まず一つ。俺は至って正気だ。だから一番は俺を撃ってほしい」

 

「は? きもっ! まあ、いいぞ。ほら、あと、ふ、二つだ」

 

「OK。あと二つな。なあ、知っているか?銃って弾速が毎秒200メートルぐらいなんだってよ」

 

「お前、まじでラリっちまったな。き、キモい。お前まじでキモいぜ。」

 

「まぁ、言いたいだけ言ってくれ。んじゃラストだ」

 

 俺は息をスゥと吸うと大声でこう言った。

 

「西枝。お前可愛いな、俺、お前の事好きだぜ。だから汚れ仕事は俺に任せな。お前は俺達の依頼人だ。汚れるのは俺だけでいい」

 

「えっ?」

 

 西枝はそう言われると顔を赤くした。

 

 うん、上出来だ、西枝よ。お前のその恥ずかしがり屋な所を使わせてもらったぞ。

 

 銃を持っていた男は西枝の可愛さに怯んだ。

 

 今だ! 俺はそう思って一気に駆け寄る。

 

 男は気がついて慌てて俺に銃を撃ってきた。

 ……が、もう遅い。慌てていて、弾道がブレてまともに当たるはずがない。それに弾速は毎秒200メートル程。一回くらいは避ける事が出来る速さである。

 

 俺は銃弾を避けて相手の手に持っていた銃を取り上げる。

 

 そしてそいつの頭を持って壁に叩きつけた。大丈夫。死なない程度にやったつもりである。まぁ軽い脳震盪ぐらいだろう。

 

「言ったろ? お前は可愛いんだ。その可愛さを使って友達を作り直せばいい。まぁ好きって言うのは友達でって意味だ。逃げてもいいんだぜ」

 

 

 その後、警察を呼んで俺達は助かった。銃をの奴はその後どうなったのかは知らないが俺達三人は誰も怪我無しと、いい感じであった。俺と西枝は警察に事情聴取されたが二人とも正当防衛という理由で解放された。

 

 後日、俺と西枝は学校の中でも相当なヤバい奴らと思われていたが西枝は俺が教えた”漢”の極意によりクラスの人気者となった。

 

 俺はどうなったって? 俺は怖がられてたのがさらに一層まして怖がられるようになった。

 ちなみに今俺と普通に話してくれるのはGHBのみんなと、赤石、湯島、西枝と北瀬、浦部ぐらいである。

 

 また、西枝はあの時の俺を凄いかっこいいと評価してくれた。それで「柚子木くん。師匠ってよんでもいいかな? ダメ? 」と可愛い声で言われて断れなかった。

 

 

 はぁ、俺の普通の高校生活は何処へ行くのやら。

 

 結局高校入学してから1ヶ月で問題を起こしてしまった。

 




まぁ今回は浦部先生しかいないのでご了承ください。

浦部 雪乃 25歳
うらべ ゆきの

身体/身長165センチと普通、体重は52キロ、髪はショートと筆者の趣味寄り、顔は小顔で可愛らしい、身体能力は意外と悪い、ってか地味に体育の先生じゃなかった、ただ単にジャージ姿なだけで歴女。つまり歴史や公民に、地理などの社会の先生。何故ジャージ姿なのかと言うと、動きやすいから。つまり女子力は皆無。Dカップ

性格/サバサバした様に見えるが心はちゃんとした乙女である。←もちろん浦部先生がみんなのハートを鷲掴みにする可愛らしいシーンも今後出てくる予定です。

好きな物/織田信長。ラフな格好。

過去/昔彼女が高校生の頃いじめられていて、そのため心が病んでいた。でもある日救世主が現れる。その人の名前は御手洗照男。彼は学園の中で一番ヤバいと言われていた不良。しかし実際は心優しい少年であった。彼女は彼に恋をしたが実らなかった。

まぁこんなもんです。ちなみにこの人の過去は今後ちょっと重要なのでこの先は言えません。多分クリスマス編ぐらいまで行けばこの人の過去全て暴かれます。
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