今回から大会入りますね。
えー、まだ研究内容を決めてないんですよ。どんな研究をするのかも決めてないんですね。やばいです。なのでもしかしたら明日は出せないかもです。まぁ、それはなるべく避けたいのですが。
幼乃を説得してから一週間ほど。俺と幼乃は急ピッチで準備をした。
そして大会当日、俺はコンテスト会場に来ていた。
このコンテストは自分が研究した事柄を制限時間内にどれだけ『分かりやすく』『正確に』『注目されるように』するかが大事である。
また、このコンテストは研究者として絶対に逃げられない洗礼を受ける。それは『反論』である。しかもその反論は有名な研究者、学者からのものである。彼らの言う反論は筋が通っていて痛いところを突いてくる。
今まで自分が頑張ってきた研究をある一言で研究がしくじっていたという事が分かるととても
それだけこのコンテストは厳しいものである。他のものとは格が違う。
俺はコンテスト会場の入り口である人を待っていた。時間を見ると10時8分である。少し遅刻しているな。
コンテスト会場に先行く人たちが俺とすれ違う。
まぁ、こんな所に来る奴は有名進学校や名門校の生徒や将来研究者になりたい人、相当なもの好きしかいない。なんか、大体がメガネかけてるんだけど。インテリっぽそう。
俺が
「おい、北瀬。遅い。もう一人目始まってるぞ」
「ごめんごめん。柚子木。電車が遅れてて」
本当にこいつといるとろくな事がないな。まぁ、同じ男として一番気を休められるのもそれまた事実。なんだかんだ言ってこいつといるのが一番居やすい。
北瀬は俺に「弥生さんと幼乃ちゃんの順番は?」と聞いてきた。
「弥生は9番目で、幼乃が16番目。今回は22人出てるらしい。まぁ、弥生まではまだまだだけどな」
「でも、お前は幼乃ちゃんと一緒にいなくていいの?」
「いやいや、一人でやらないと。『獅子は我が子を
「獅子がセンジン?ナニヲイッテルンデスカ?」
「分からんのか。お前は一旦日本語を頑張って覚えような」
「ニホンゴ?ワカリマセン」
「Do you know Japanese?where are you from?」
「アイムジャパニーズ!」
こいつ、本当英語下手くそだな。日本語もダメで英語もダメとか生きていけねぇだろ。
「英語なんか日本から出なければ使わないッ‼︎故に、英語なんかいらない!日本語だけで十分ダァッ‼︎」
「じゃぁ、国語系統で俺に一回でも勝ってみせろや。今までお前に抜かれた事は一回もない」
「いやいや、柚子木くん。何を言っているんだい?僕は数学系統、理科系統、社会科系統は全てに置いて君に勝ってるんだよ。君は1個でも、僕は3個もあるんだ!出直して来なッ‼︎」
このクソ野郎だけには言われたくねぇ。柚子木光牙、一生の不覚ッ‼︎‼︎
「まぁ、
「ああ、そうだな。入ろうか」
俺たちはコンテスト会場へと足を踏み入れた。
まぁ、あとは幼乃が