いや〜、神様大体の事できますから扱いやすい。
ちなみに、明日は二回投稿します。8時と14時です。
俺が覚悟を決めると『証明の巻物』から光が溢れ出てきた。その光は
目の前に広がるのは竹林。竹が生えて、まだ人の手が加わっていない土地。
やっぱり、あの条件は本当なのであろうか。
条件を聞いた時は信じられなかった。けど、ここまで来てしまったからには信じるしかないと思った。
ココの全てを受け入れろ。それが条件だった。そのためには俺自身がその時代に
ココに何があったかは知らない。俺はココの何も知らない。半年も一緒に住んでいたのに。
俺はまず竹林から出ようと進んだ。足を一歩一歩前に出して前進である。落ち葉や雑草を踏んでリズミカルに歩く。
……やばい。なんかちょっと楽しんでしまっている俺がいる。ここは何時代か知らないけどなんか新しい発見できそう。
少し歩いて行くと竹林の終わりが見えた。そして、俺は林の中を出る。そこの目の前には農村があった。6〜70くらいの民家があるだけの農村。人々はそこで暮らしいていた。地を
昔の暮らし、昔の人付き合い、昔の仕事。どれもこれも全てが初めて見たものである。
俺が目を輝かせて眺めていると後ろからある人の声が聞こえた。神様である。
「え?なんでいるんですか?」
「ん?儂か?いや、やっぱり説明が必要じゃろ?」
「まぁ、そうですけど」
「大丈夫じゃ。今の儂の姿はお主にしか見えておらん」
「そういう問題じゃなくて……ああ!もういいです。いちいち相手にしても疲れるだけだから」
俺は神様を置いてスタスタと村に向かって歩く。神様は浮遊しながら俺に追いついてくる。
「おい、お主。どこに行くのじゃ?」
「は?いや、どこってココを探しにだよ」
「いやいや、今のお前にはまず無理じゃ」
神様は俺を指差した。
「その服では怪しまれる。まずは着替えろ」
神様は指をパチンと鳴らす。すると、いきなりポンッと服が出てきた。
なんかスゲェ。そう思えてしまう事に少し悔しさも残る。けどやっぱりスゲェ。さすが神様。
俺は服を着替え終わると神様に根本的な質問をしてみた。
「ねぇ、神様。ここってどこなの?」
「ド直球で聞いてくるな。他に
「うん。ない」
「はぁ、まぁいい。ここは佳代、お前が言うココの産まれの村じゃ。ここは小さな農村じゃが、国境近くなんじゃよ」
「国境?」
「そうじゃ。時は戦国時代が始まる少し前。お前らが言う室町時代の末期じゃ。この頃には国と国が戦う戦争が勃発していた」
「じゃぁ、国境近くって事は……」
「ああ、めちゃくちゃ危ない地域じゃ。何人も人が死んだらしいぞ」
マジで?そんな所がココの故郷なの?っていうか、俺の家があった所って元々そんなんだったの?
「にしても、スゲェな。タイムスリップか」
「ん?タイムスリップ?それは違うぞ」
神様はまたパチンと指を鳴らした。すると、頭の上からタライが落ちてきた。でも少しおかしい。
「いっつぅ……ってあれ?痛くない?」
「どうじゃ?痛くないじゃろ?なぜならここは現実ではないからじゃ」
「現実じゃない?」
「うむ。ここは儂の記憶の中じゃ。儂は神だから何でもできるとでも思ったか?」
「うん」
「しかしな、神は本当は出来ない事も多いんじゃ。この世の
「だから、麻の服とか、タライとか出せたのか?」
「そうじゃ。だから、この世界は儂の記憶。だから、儂が覚えていなかったり、見ていない所は再現する事が出来ない」
この世界は神様の記憶の世界。今から神様が今まで見てきたココの全てを知る事になる。
それでも、俺は決めた。ココを認めると。