すいません!昨日、寝落ちをしてしまいました。
俺は呑気に鼻歌を歌いながら箒をはくココを見ているのが辛くなった。心の奥が苦しい。不安とかそんな甘っちょろいものじゃない。
不安ってのは嫌な事態が来るかもしれないという感じだけど、俺の心にへばりつく黒いものは確実にある。ココの死は確実にある。
そんな死まで楽しそうに人生を生きるココを見るのが辛い。知るからこそ辛い事もある。知らなければよかったと思う事だってある。
でも、俺は覚悟を決めた。『やらずに後悔するよりやって後悔』。
「なぁ、神様。ココは結婚とかするのか?」
「ん?なんじゃ?ここに来てまさかの子作りか?」
「ちげぇよ!ただ、ココはもう25歳なんだろ?もう、昔なら結婚してそうだよな」
「まぁ、そうじゃな。じゃが、しておらん」
「してないの?結婚?じゃぁ、死ぬまで結婚しないの?」
「いや、そういうわけでもない。一応結婚するギリギリの所までは行くぞ」
「じゃぁ、恋人とかいるわけ?」
俺がそう聞くと神様は指を指した。その向きはココの方を向いていた。
ココはある男の人と話している。男の人とココの微笑みながら話す姿は、正直言って見ているこっちも微笑ましい。ココの死を知らなかったらこの光景がどれだけ素晴らしい光景に思えただろうか。
そして、かわいそうである。愛する人と結婚する手前で死ぬという事はどれほど辛いのだろうか。
神様はココの恋人らしき男を見ると次に俺を見た。俺とその男を見比べるように。
「なんだよ」
「いや、似ているかなと思ってな」
「似ている?どこが?ってか何で?」
「ああ、そうかお前知らないんだったな」
「そりゃそうだろ。自分だけ分かればいいやとかそういう感じで話を進められるとマジで困るんですけど」
「ははっ、すまんすまん。いや〜しかし、運命ってあるもんじゃなぁ〜」
運命?何で今、運命という言葉が出てくるのだろうか。俺にはさっぱり分からない。
「あの男はな佳代の婚約者なんじゃよ。でもな、それは二人だけで決めた事で親には結婚する事を言っていない。だって、それを親に言ったら確実に反対される」
「親に反対される?何でだよ。自分の子供の幸せを
「そうだな。どうかしているだろうな。でも、時代はあくまで昔じゃ。親が絶対なのじゃ。それに、その男も他の神社の跡取り息子」
「まさか、親同士の仲が悪いのか?」
「そう。まさにその通り。男と佳代の家の方の神社はここら辺では結構有名であった。だから、互いにぶつかりあっていた」
つまり、言ってしまったら禁断の恋というわけか。許されない恋。でも、好きになってしまった。その気持ちは嫌でも切り離せない。引き離して、切り離そうとしても赤い何本もの糸が結んでる。切れても切れてもまた戻る。
恋は時に当事者を、周りの人を、全てを壊す。恋は不安要素満載のオンパレード。頭の中が全てお花畑ってわけにもいかない。
「あの男の名前は
恋は怖い。いつか、また回ってくる。恋は絶対に終わらない。