今回は作者がめちゃくちゃ寝落ちしそうで、寝落ち寸前のものです。なので所々おかしいところはあるかと思います。そこは感想などで教えてくださったら嬉しいです。
三日目の朝、斎正は戦に出なければならなくなった。村の男たちが集められた。
任は国境近くの警備である。戦をしている時、他の国が攻めてこないように守るのである。国境近くの村の男衆は戦があると必ずこの任に就く。この任は正直言って命を落としてしまうかもしれないほどである。国境近くを守っているから、敵が攻めてきたら逃げる事が出来ない。愛する人が、愛する村が後ろにいるから逃げる事はしない。だから、命を落としてしまうのである。
この村に残るのは女や子供、老人にもしものための男だけ。
人が少なくなった村には不安の文字が漂っていた。「もし、夫が死んだらどうするのだろう」「この村に敵が入り込んできたらおしまいだ」という事が思いたくもないのに思ってしまう。嫌な事を、最悪の事態を考えてしまう。
ココはそんな村を見て、ため息をついた。
「ほら、皆さん。そんな事考えてたらお仕事に行っている方たちに失礼ですよ。ほら、お仕事、お仕事」
ココは農作業用の汚れてもいい服に着替えると
「佳代ちゃんはいいよ。別に汚れ作業は私たちで十分さ。佳代は汚れない方がいいよ」
「いや、大丈夫です!村の皆さんと手を取り合うのが私なりの巫女のあり方ですから」
「ダメだよ〜。お嫁さんに行くんでしょ」
「まぁ、そうですけど……ってなんで知っているんですかぁッー!」
ココが人の輪の中に入るとそこには笑顔が広がっていた。不安が、心配が、消え去ってしまった。
俺はそんなココを遠い所から見ていた。神様がポッと出してくれた双眼鏡を使って観察である。
「おい、お主。お主は何故こんな所で見ておる?さっさと村の手伝いでもしに行かんか」
「いや、なるべく自然体のココを見ておきたいんだよ。全てを受け止めるんだろ?なら、俺はココを見ているよ。全てを受け止めないと」
「それに、もうわかっているのではないのか?お主は」
「何が?」
「あの男、斎正の事じゃ」
「ああ、うん。分かってるよ。死んじゃうんでしょ?この戦で」
神様は「うむ」とうなづいた。なんとなくだが、予想はついていた。斎正ももうすぐ死ぬし、ココももうすぐ死んでしまうのだろう。現時点で考えられるのはこの村に敵が入り込んできて、大量虐殺とかだろう。
でも、なんか違うような気もするのだが。なぜだろうか。それは俺にもわからない。
ただ、何かの
その欠片は俺にも言われたような気がした。
斎正にも言って俺にも言った事。
「またここで会いましょう」
そしてその言葉が執念を作り出す。