前回で終わりではないですよ。まだ続きがありますからね。
そういや、俺、消えたんだっけ。これからどうしよっかなぁ〜。どうせ消えたわけだし妄想でも繰り広げてるか?いや、そりゃさすがに飽きるわ。どうしようか。ヨガでもする?いや、俺ヨガの仕方知らねぇしなぁ。
……あれ?ってかなんで俺、考える事ができてんの?まさか、消えるって言っても人格とか思考は消えないわけ?それはさすがにやばい。俺、多分発狂しちゃうよ。
「こ……さ……。……う……さ……」
どこからか声が聞こえる。その声は聞き覚えのある声であり、すごく懐かしく感じられた。誰の声だっけ?確か…………ココ?
「ココ⁉︎」
俺はその時、目が覚めた。
「こ、光牙様が起きたぁ〜」
その声はココの声である。ココは数メートルぐらい離れた所にいた。手を鎖のようなもので縛られ、足には
「光牙様が起きたよぉ〜。死んじゃったかと思ったぁ〜」
「いや、縁起もねぇこと言うなよ!」
「だってぇ、だってぇ、だってぇ」
ココはまた泣き出した。わんわんと子供のように泣く。仕方がないとで泣き止まそうとココの所へ行こうとした。
カシャン‼︎
手が動かなかった。俺もココと同じように両手を広げ鎖をつけらていた。手は壁のような所に繋がった鎖に捕まっているため自由に動かせない。足も枷がついている。
「……ってか、なんで俺こんなとこにいるんだ?俺は確か消えたはず……。あっ、まさか、ここは俺の夢の中だとか?」
「そんなに簡単な話じゃないですよ」
「ですよねぇ〜」
だって、この状況やばいでしょ。やばすぎるでしょ。手を縛られていて、足も自由じゃない。
これってあれじゃね?
GOUMONN☆‼︎
やばいわ。神様の趣味が特にやばい。こんな趣味を持っているのか、あの人は。まともな人じゃねぇな。いや、人じゃなかったわ。神様だった。いや、それならなおさらヤベェか。
とにかく、やばい。この状況を打破しなければ。
というより、まず整理が先。待って、色々と聞きたい事があるんだけど。まず、一つ目。なんで俺生きてんの?二つ目、なんでココがいるの?三つ目、ここどこ?四つ目、神様の変態プレイの道具にされるの?
「よし、じゃぁ色々と聞こうか」
「いや、光牙様の顔がいやらしいんですけどどんな事なんですか?」
「何を言っている?これはいつもの俺だ‼︎」
ココは微笑んだ。俺のしょうもないバカなボケに。いつもなら軽くスルーしてるか、ツッコミを入れてるかのどちらかだった。でも、ココは微笑んだ。
「何、微笑んだよ。ちゃんとツッコメよ」
「いや、その、改めて痛感させられたんです」
「何を?」
「当たり前が当たり前じゃなくなると寂しいんだって。でも、その当たり前がまた私の前に来てくれた。光牙様のバカなボケも、光牙様の変態さも全部詰まって光牙様なんです。そして、その光牙様が私の当たり前なんです。当たり前の存在の大切さに気づけた。というよりまた会えたことがとても嬉しい」
「そうだな」
「ふふふっ」
「はははっ」
二人で笑った。何気ない二人の会話。前までは普通だった会話が、今ではとても恋しかった。そして、今その会話がある。話せた。その事実が嬉しいのだ。話せた=近くにいる=離れてない。
というより
「また会えた。ココに」
「また会えました。光牙様に」
って事。
なぜここにいるかはわからない。でも、多分運命っていうものが俺にこう言ってる気がする。
「お前は生きなきゃいけないんだ」って。