今回のラストには少し意味深なところが出てきます。
そして、長かったepisode6.5ももうすぐ終わり、次はepisode7ですね。
episode7は生徒会選挙編です。
人は誰しも心の中にドス黒いヘドロを持っている。それは『情』があるから。情があるからドス黒いヘドロを持っている。
でも、俺はそれでいいって思ってる。だって、ドス黒いヘドロを捨てるのなら『情』を捨てることになる。『情』を捨てたら人はロボットみたいに何も考えないし、何か言われない限り何もしない。自分がこの世から消え去るのではないだろうか。
そんなつまらない人生は嫌だ。まだ人生の半分も生きてないけど、それでも嫌だと思う。
自分がここにいたいから。自分が消え去るのが嫌だから。みんなそう思ってるんだ。
神様は涙を流しているけれど、その涙はなんの涙なのだろうか。辛かったという涙なのか、ココたちの存在に気づいて
神様の鎖は何本か切れて、他の鎖は緩くなった。神様の心にたまっていたドス黒いヘドロが少しだけだけど出て行ったんだ。
多分、このままいけば俺たち三人は無事にここから出られる。それは
でも、それで本当にいいのだろうか?
それはあくまで一時的なものでしかない。また時を経てば神様の中の黒いものが暴れ出す。
それをさせない。させたくない。もう、神様が神様でいられるようにしたいから。
多分、今なら俺いけるかもしれない。俺たちがいるのは神様の心の中。陰湿で暗い牢みたいなこの心は何を欲するのか。愛か?物か?命か?時か?力か?
俺は神様の手を取った。
「あんたは何を望むんだ?」
俺の問いに神様はこう答えた。
「何も望まない。それが、望みじゃ」
こう答えた神様の鎖はギュッと締まった。
神様は自分の心の中にいる。自分自身に囚とらわれた。だから、嘘をついてしまう。意地を張ってしまう。本当の事を言ったら心が少しでも変わってしまう。それを誰かに見られるのが恥ずかしいのだろう。
自分の心が露わになるのはめちゃくちゃ恥ずい。顔を赤くすると『恥ずかしがっている』という事もバレてしまうために、余計恥ずかしくなる。それと同じ。
俺だって自分の心の中なんて覗かれたくない。
そう、覗かれたくない。
…………あれ?じゃぁ、なんで俺たちはここにいるんだ?意地悪な神様は俺たちを自分の心の中に閉じ込めた。そこには元々優しい神様もいた。
でも、心の中に自ら入れるという事は恥ずかしさを承知の上で?
「まさかっ‼︎」
そう、俺は気づいてしまったのだ。今までの俺の考えが間違えていたことに。
意地悪な神様は間違えて俺たちをここにいれたわけでもない。わざと、意図的にここに俺たちを閉じ込めた。そこには優しい神様もいて、ココもいた。
二人とも心に悩みを抱えていた。どうしようもない悩みを。
確かに、よくよく考えてみれば全てのタイミングが良すぎである。あまりにも、できすぎている。
「こりゃぁ、一本やられたな」
俺は少し笑みを浮かべた。
そういう事だったのかと。