あと、1話で終わりかな?
俺は二人に全てを話した。ココは神様の心の中に
体験したことは全くもって
一通りの出来事は話したら、五条と神崎は笑った。
「よかったですね。ココちゃんにまた会えて」
その通りである。一番の目的である事を達成できた。そんでもって連れて帰ることができた。
……。
……。
……ん?あれ?ココは?
「先輩。ココはどこにいるんっすか?」
「はぁ?私は知らないよ。あれじゃない?神様の墓石の所にいるんじゃないの?行ってみれば?」
俺は五条の言う通り、神様の墓石の所に行ってみた。そこには神様とココが二人でいた。二人は何か話しているらしいのでこっそり盗み聞きしてみた。
「佳代、本当にそれで良いのか?契約を解除して」
「はい、その方が光牙様には迷惑をかけないと思いますし、私はやっぱり光牙様が好きだから二つを両立するなんて私には無理です」
「そうか。でも、ここで辞めて、自分の未練を達成できた時は本当にお主は消えるぞ。それでもいいのか?」
「はい。私はもう消えてもいいくらいこの世に長居させてもらってます。それに、その願いを達成できたら私はもう文句は言えませんよ。こんなに幸せなのに、まだ私を幸せにしてくれる。それだけで私は満足ですから」
神様はココの幸せそうな顔を見るとフッと笑った。神様は俺が持っていたはずのお守りを持っていた。多分、心の中から現実世界に帰る時に俺のポケットから取り出したのだろう。神様はそのお守りの中の契約書を破り捨てた。
すると、ココの狐耳と尻尾が消えてゆく。そして、大きかった胸が少し小さくなる。
……誰⁉︎一回ビジョンの中で本当の姿を見ているけど、やっぱり耳と尻尾がなくなったらココじゃない‼︎
俺がそんなことを思っていると、神様は俺が隠れている方向を指さした。
「そこにいるのじゃろう?」
俺は隠れていた草陰から出てきた。ココは俺がいたと知ると少し恥ずかしそうにした。
「こ、光牙様。い、いたんですね。そ、そ、その、どうでしょうか。この姿は……」
「うん。佳代だな。ココじゃない」
「え?」
「いやいや、今、俺の目の前にいるのは佳代であり、ココじゃない。俺が会いたいのはココなんだ。それに、佳代の好きな人は俺じゃない。斎正だろ。でも、ココの好きな人は俺だ。だから、佳代になっちゃダメ‼︎ゼッタイ‼︎」
神様は俺の言うことを聞くとケラケラと笑った。
「そうじゃな、お主はそういう人であったな。悪かった。今、直してやる」
神様はそう言うとココの狐耳と尻尾を元に戻した。ついでに胸も元通り。
「こ、これじゃ契約は……」
「大丈夫。契約は切っておる。あくまで、儂個人でつけてあげてるだけじゃ」
神様はそう言うと自分の墓石の上に座った。
「羨ましいのう。儂もそんな風に仲良く一緒に暮らしたかった。まぁ、今は一人じゃないだけでもまだマシだからな」
ココは俺に抱きついた。
「触れられるんだな。ここは」
「はい。そうです。お家と同じですよ」
ココは全然俺か離れようとしない。ココは俺の肩に額をつけた。
「やっぱり光牙様はあったかい」