やばいです。この回、私眠すぎて、少し酷いかもしれません。今日中にまた直させていただきます……多分。
とりあえず。
門川はそのことをバラされると、「はぁ〜」と深いため息をついた。頭を抱えてこう
「一番知られたくないやつに知られた」
一番知られたくなかった人である俺は門川にちょっかいをだしてみた。
「あれ?部長って弥生さんと付き合ってるんですか?もしかしたら、二股しようとしていますかぁ?」
「んなわけねぇだろ。二股なんかしねぇよ。それに、今俺は誰とも付き合ってない」
門川は額を机につけた。いつもは目にすることのできない弱々しい門川は初めてである。これはこれでいい眺めでもあるのだが。
幼乃は門川を揺らした。
「のぅのぅ、付き合っているのだろぅ?」
「だから付き合ってねぇって。まぁ、そりゃぁ、前は付き合ってたけどさ……」
門川はそう言うと顔を赤くする。こっ、これは、いつもの門川ではない‼︎
「でも、付き合ってたのは一年の三学期までだ。その時までしか付き合ってないから」
門川は必死に弥生への想いはないと主張する。もちろん、それは俺でもわかる。門川が好きなのは広路であると。
でも、やめる気にもならない。いつもいいように扱われているから、今日ぐらいは仕返しをしてもいいだろうというゲスの心が芽生えてしまう。
「何で別れたんですか?」
「いや、だから何でその話を持ってこようとする?」
「いいから答えてくださいよ〜」
門川は軽く舌打ちをしながら教えてくれた。門川と弥生の恋愛記を。
「最初はあいつから告ってきた。その頃、俺は特に好きな子もいなかったしオッケーしてあげた」
あるあるだな。
「まぁ、そこから一年の三学期までは普通にイチャイチャしてた」
…………。
「でも、三学期になってあいつが科学者として世の中に認められてくると、あいつは実験に没頭してしまった。その結果破局だ」
「……え?それだけですか?」
「ああ、それだけ」
「…………つまんねぇ〜。どんだけつまらないんだ」
「お前が言い出したんだろ」
幼乃は俺と門川の会話をメモしていた。
「幼乃。お前、何でメモなんかとってんの?」
「ん?いや、弥生にこの会話を見せてやろうと思ってな」
幼乃がそう言うと、いきなり門川は全力で幼乃のメモを奪った。そして、幼乃がメモしたページを抜き取り、破り捨てた。
「ああっ、せっかく書いたのに!」
幼乃はしょぼんとしょげる。門川は額から汗が吹き出ていた。手汗も結構すごい。弥生に見られることを全力で死守していた。
どうやら門川は今現在弥生と接するのがあまり得意でないらしい。そう考えてみると、10月の前半に俺が弥生のところへ行かされたのも納得がいく。多分、門川は弥生に会いたくないのだろう。
……ではなぜ?
「部長」
「な、なんだよ」
「なんか、弥生さんとの間にありましたか?」
門川は言葉を詰まらせた。その時、俺は思った。これはもしかしたら結構ややこしいのかもしれないと。もちろん、これはあくまで俺の
でも、門川はこう見えて優柔不断である。恋のことのみだが、彼は優柔不断な人間なのである。だから、広路に告白することも未だできてない。そして、弥生に会うこともためらっている。
俺は門川にこう言った。
「早めのうちにしないと、手遅れになりますよ」
門川は険しい顔をする。チキンになるか、自分の欲求を貫き通すか。それ以外にも方法はあるのだが、あまりお勧めはできない。
でも、早めに決められなかったら、絶対に後悔することになる。
それは中学の時、俺も経験したから。あの時、俺がもっと早く自分の想いを伝えていればあんなにも後悔することはなかっただろう。
門川は場が悪くなったと言いながらカバンを持って帰っていった。
残された俺と幼乃。俺は幼乃にあることを頼んだ。
「門川と弥生の本当の話を詳しく教えてくれね?」