あのですね。この物語が終わって、次にかくのを考えています。今の所、次の話はギャングスタを見てて思い浮かんだ、『Orphanage guys』かなと思います。
スカウトをしに行ったのはいいものの、予想通り誰一人として生徒会に入ろうとしてくれない。
さすがに何日も廊下でスカウトをしていれば、他の生徒も無視してくるだろう。分かってたけど無視されるってすごい悔しい。自分が他人に認識されていない、されたくない存在であることが嫌なんだよな。
超合金のハートを持ってないとズッタンズッタンにされそう。まぁ、超合金のハートでも風にさらされ続ければ削れて錆びてしまうのだろうけど。
俺たちが廊下でスカウトをしていると清戸がやって来た。
「おお、やってるやってる。スカウトやってるねぇ〜」
清戸の手には書類が何枚か入った書類と筆箱がある。清戸は誰一人勧誘できない
「何なんですか?茶化しに来たんですか?」
「何?怒っとるの?」
「いや、怒ってませんけど……」
「ん?なんだ?ツンデレか?」
こいつッ‼︎さっさとどっか行けよッ‼︎
「まぁ、そんな睨まないでよ」
「睨んでないっす」
「嘘だぁ〜。まさか、ツンデ…」
「違います」
……チッ‼︎誰のせいでこんな恥
「で、用件は何です?どうせ意味もなくここに来たわけじゃないでしょ?」
「おっ、さすが柚子木くん!俺が見込んだ男だ」
「さっさと用件を言ってください。それが終わったらさっさと自分のいる場所に帰ってください」
清戸はイライラしている俺を見て、ニタァッと嫌味のように笑う。俺はその顔を見た瞬間殴ってやろうかと思ったほどだった。
確かに、やっていることはみんなのためである。けれど、そこに情を入れない。それが清戸である。彼は上手く事が進むための方程式に感情を入れていないから、稀に予想通りの展開にならないことがある。そしたら、彼は武力行使に出る。『カエサル』の異名を持つ理由でもある。
「ちょっと話をしようとね。俺たち三年組がまだ一年だった時のこと」
「それって、何?つまんない話っすか?」
清戸は首を横に降る。
「俺の武勇伝」
「それは今、俺たちが置かれている状況へのヒントを含んでます?」
「ん〜、ちょっとあるかなぁ。まぁ、それほど参考にはならないけど」
「じゃぁ、いいです」
俺がきっぱりと断ると清戸は「ええ〜」と嘆く。
別に、俺はこの人を尊敬してはいない。すごいとは思ってるけど、尊敬する人には値しない。なら、武勇伝なんか聞く意味もない。
今、俺が必要なのはどうやってこの状況を切り抜けるかである。あと一人。その一人が見つからない。近い道のりに見えてとてつもなく遠いものなのである。
「で、あんた自分の武勇伝話すためだけに来たんですか?」
「いや、違うけど」
「だったら早く言ってくださいよ。用件を。今、俺にはいとまが無いんです」
「わ〜ったよ」
清戸は俺の目の前でとんでもないことを言った。生徒会の全てを決めるようなことを。
「来年のこの学校を作るのは僕らじゃない。君らだ。だから、どうしようと勝手だ。前々からある常識なんてぶち壊しちゃいなよ」
清戸はそう言うとまた嫌味のような笑顔を見せつけた。
「あと、生徒会選挙の日は地獄だろうよ。だってねぇ……まぁ、今は言わないようにしておこうかな。当日のお楽しみで」
その言葉は泉野と似た言葉であった。泉野が言っていた生徒会選挙の日に何かが起こるとはなんなのだろうか?
清戸の嫌味な笑顔が何を伝えようとしていたのか。
その時の俺には想像もつかなかった。