やっとここまできました。あと二話ほどでepisode2も終わりになります。そしたら少し間話を挟みましょうか。(まあ、実際しません。言ってみただけです。そんなに作者の頭は柔軟ではありません)
たまに改稿しているので見返してもらいたいものです。ちょいちょい変えてます。たまに大事な所も変えてます。(特に自己紹介とか)
やはり陽子は何かを隠している。それは自分の妹である幸子にさえも言えない何かを。
「あの、三日月さん」
「ん? なんだ? 私か? ついに我々、闇の……」
「いや、お前じゃない」
「んだよ! ちぇっ! 」
「お姉さん。貴方何か隠していませんか? 」
「えっ? いや、別に私は何も……」
「じゃあ、もう一度聞かせてもらいます。アニ研のアニメ制作の時に使う器具などでどの位の金額がかかるのか。それも正確に」
「いや、だから六万ほどだって……」
「はあ、そう言うかと思いました。あのさ、植木さん。去年アニ研のアニメを見たって言ったよね」
「え? う、うん。み、見た」
「そのマンガって声入ってた? 」
俺がそう聞くと植木は首を横に振った。そして弱々しい声でこう言った。
「私が見た時はパラパラマンガ形式だった」
「へぇ〜。じゃあ、陽子さん。ペラペラマンガでそんなにかかるんですか? お金そんなに必要ですか? 」
「いや、それは、その……」
陽子はどう言えばいいのか戸惑っている。
「陽子先輩。やっぱりそう言う事はやめた方が良いと思いますよ」
「……」
陽子はジッと下を向きながら黙っている。
「え? どういう事だ? ねえちゃん。どうしたの? 」
幸子は状況を把握出来ていない。やはり、幸子は何も知らされていなかったようだ。陽子が私的な事に部費を使っているのを。
俺は正面突破を試みた。
「陽子さん。正直に話してください。貴方が部費を私用で使っていたのを」
「えっ? 何の事ですか? 」
「とぼけないでください。私たちは分かったんですよ。貴方はわざと部費を多くもらいそのお金でマンガなどを買い揃えていたのを。おかしいと思っていたんです。こんなにもマンガがある事が」
よし! 決まった! チェックメイトである。これで陽子の悪事はあばかれた!
「あの? なんの事か分からないんですが……」
「いや、確かに部費を多くもらっていたのは認めます。でも私たちはそんな事の為にしているんではありません」
「じゃ、じゃあ、何のために? 」
俺がそう聞くと陽子はとてもためらった。
「その、え、エッチな本です……」
「ですよね……はい? もう一回言ってもらっても」
「いや、だ、だから、エッチな本ですぅ! 」
え? 何の事? エッチな本?
「その、私たちはアニメの他にもエッチな同人誌を書いているんです。そのための器具代も勝手に」
「じゃあ、僕の返答に対して口ごもっていたのは、ただ恥ずかしいから? 」
「は、はい」
嘘だろ? 俺めっちゃ恥ずいじゃん!
でも、俺の意見に賛成した清戸と植木はどうなんだ?
「あれ?じゃあ、ふ、二人はどのようなお考えで? 」
「あら? 俺なんか言ったっけ? 」
「いや、アイコンタクトしたじゃないですか」
「ああ、あれは”姉妹なのに胸の大きさが全然違うね”って意味であって別にそれ以外の意味はないよ」
はぁぁぁぁぁぁ? そんな意味だけで交渉中にアイコンタクトするなよ!
じゃあ植木はどうなんだ?
「植木さんだって、俺の事を呼びましたよね」
「あ、あれは、その、あそこのお花が可愛かったから……」
んな事交渉中に考えんなよぉぉぉ! あんたは交渉人の立場を任された身だろうがぁ‼︎ 役目を果たせよぉ!
「じゃあ、清戸先輩が言った”相手は手強い”って事は? 」
「ああ、それはね、去年まではキモオタか多くてやる気が結構失せたんだけど、今年はいなくなってたから。それだけだよ」
「妹が姉を守るガードが堅いっていうのは?」
「何それ? 全然知らないよ」
え? じゃあ全て俺の思い過ごし? 全て俺の暴走? めっちゃかっこいい感じで言ったのに? ……恥ずかしいぃぃぃぃ‼︎
結局チェックメイトされたのは俺であった。
その後、陽子は俺たちと幸子に事情を説明した。
みんなアニメを書いているうちに書くことに目覚めてしまい同人誌を発行したらしい。ただ、その同人誌が18禁らしく俺たちみたいな部外者には言えなかった。妹は意外とエロに対して耐性が無いというのを知っていたためあえて言わなかったらしい。
その後、同人誌の事は目を瞑る事となった。もう、今後一切書かないという事を条件に。そして俺たち三人の交渉は終わった。
俺も終わった。
今回は特にありません!
ショコラちゃんを異星人として人間型にするのもいいかもですね。ただ、作者の私に書かせるとエロくなりそうで……。