そうですね。日曜はこの頃更新できないですね〜。う〜ん。ちょっとキツイかも?
石かコンクリートの段差に腰掛けながら見る星は、ケツの温度よりも冷たくそこに居続ける。ずっと近く俺たちのことを何分も、何時間も、何日も、何年もみてるのに、何もしてくれない。俺たちにはわからないように、チョットずつ変わりながら、見せるその姿は何とも美しいのだろうか。美しく見えてしまうことに俺はすごく悔しい。
蕗見は俺の隣に座っているけれど、間が少しだけ空いているのだ。で、その間に彼女は手を出している。自然に、でもわざとらしい。
「なぁ、何でお前、ここに来た?」
そう俺が聞くと、蕗見は最初、少しだけ驚いたような顔をした。でも、またすぐに彼女の笑顔に戻るのである。
「私も……星を見ようとしてた」
その時、蕗見は一瞬彼女の笑顔じゃない笑顔が顔に出た。もちろん、それは本音とかの笑顔でもない。作りきれてない、偽りの笑顔。
「嘘つけよ」
「えっ?嘘じゃないよ」
「いいや、嘘だ。毎回毎回完璧に仕上げた笑顔を見せるくせに、何でこんな時、お前の笑顔は完璧にできてないのかね」
彼女の本音または偽りでない時、彼女の笑顔は完璧な笑顔となる。そのワンパターンしかない。けど、少し思っていることと違うことを話す時の彼女の笑顔が少しだけ崩れる。
「……そう……かな?」
「そうに決まってんだろ。分かるわ、俺にはお前のことぐらい。手に取るように簡単に」
そう。俺には蕗見のことはすごくわかる。もう何でもわかってしまう。蕗見だけじゃない。広路だって簡単にわかる。わかる。わかるけど……。
————何で、自分のことだけわかんないんだ。
他人のことはすぐわかる。何を望んでいて、何を嫌で、何が嬉しいか。わかるけど、そのわかるの中に俺はいない。
俺は自分だけどこかに置き去りにしてしまったのかもしれない。あの、二年前の時に置き去りにしてしまったのかもしれない。
すると、蕗見は強引に腕組みをした。
「本当は、見つけたから。ハルを。それだけだよ。それ以外に理由はないし、私がハルのことを好きな理由もそれだけ」
蕗見は寄っかかって、俺の肩に頭を乗せる。で、二人一瞬に空を見上げる。
俺は、蕗見にまた見つけられたのだろうか。蕗見はなんでそこまで俺を気にかけるのか。何で、俺のことが好きなのか。
別に好きならいい。けど、やっぱり、夕方に涙を見ちゃってるから、そういうわけにもいかない。ケジメはつけなければならない。北条に言われた通り、二人がかわいそう、そう想える。
陰った顔になる俺を見た蕗見は少しだけ強張った表情をする。目を下の方に向け、俺と目を合わせないかのような態度である。もう、大体は勘づかれている。
「そのさ、蕗見聞いてくれないか?」
蕗見は深刻そうな暗い顔をする俺の唇にそっと人差し指を当てる。
「それ以上、言わないで」
その時の声はとても
「少しの間だけ……このままじゃダメかな……」
俺を見てはくれない。ただ、腕の方が少しだけ濡れてしまった。