やっとepisode2が終わりました。
いや〜長かったですね。今後はこんな事があまりないようにしたいです。
少なくとも次のepisode3は無いと思います。
たぶんですが。
ーお墓参りの帰り道にてー
俺と清戸は二人並んで道を歩く。夕暮れ時のために、少し暗くなってきた。まだ五月だから暮れるのが少し早い。
「おっ? もう泣き止んだか? 坊ちゃん」
清戸はそう言うと俺の頭をぐちゃぐちゃとした。
「やめてくださいよ。もうガキじゃないんだから」
「おいおい、俺の目の前で堂々と男泣きしてただろお前。あれだけでめっちゃ絵になってたぞ」
「からかわないでください」
俺がそう言うと清戸は「はははっ! そうだな」と言ってきた。
「あ、そう言えば、なんで俺が喜助さんの弟子だと思ったんですか? 」
俺はそう清戸に問いかけた。
「ん? 何故かって? そりゃ簡単な話さ。もともと俺は兄貴から聞いてたんだ。お前の特徴を。だからGHBの部室で柚子木くんを見た時にもしや、って思ったんだ。それに、西枝くんの時の事も似ているなって」
「どこか似てました? 」
「だって、君、一番最初は俺を撃てって言ったんでしょ? そんな事は兄貴の弟子か、相当なマゾじゃないと言わないよ。あっ、もしかして柚子木くんってマゾ? 」
「んな訳ないじゃないですか」
「あはは。そうだよね。植木ちゃんにセクハラギリギリの事しでかしたもんね」
「過去の事は掘り返さないでください」
「飛びついたんだっけ? 」
「ああ! もう! やめてくださいよ! 」
俺が起こると清戸はまたケラケラと笑った。
本当にこの人は何を考えているのかわからない。
清戸は立ち止まってこんな事を言った。
「でも、君みたいな人に育っていて、天国の兄貴は嬉しんでいるだろうね」
清戸がそう言うと風がビュゥッと俺と清戸の間を走り抜けて行った。
「柚子木くん。あのさ、君はやっぱりGHBに戻りたいかい? 」
そう俺に聞いてきた清戸の顔は少し元気がない。
「……はい」
清戸は俺の答えを聞くと一瞬悲しそうな顔をしたが俺に微笑みかけた。
「そうか。やっぱり、強引に引き入れようとしてもダメだよね。やっぱり君は生徒会役員の立場は似合わない。君はGHBの方が生き生きしている」
「そうっすか? 」
「うん。あっ! でも、これだけは守ってほしい事があるんだよ」
「守ってほしい事? 」
「守ってほしいってより、お願いなんだけど、君たちGHBの力でもっと、もっと俺たちの学校をよくしてほしいんだ。ちょっとずつでもいい。それが、僕のお悩み相談。受けてくれるよね。GHBの柚子木くん」
言わせてくれる。
「何言ってるんですか? 最初っからそのつもりっす」
「あら? こりゃ、甘く見すぎたかな? 」
「だからガキじゃないって言っているでしょ」
俺が起こると清戸はまた笑う。
「そうだ。言い忘れてたけど今日までの理由がもう一つあるんだ」
「ああ、言われてみればそうでしたね。あと一日ありますね」
すると清戸はニヤッとしながらこう言った。
「だって〜テストがあるじゃ〜ん? 」
……あっ! テスト! ヤベェ‼︎ テストとかこの頃話に出なかったし全く考えてなかった! ヤバい! これこそ本気のやばい! 浦部からGHB部員の証を剥奪される!
「まあ、もし浦部先生に追い出されたら生徒会にもう一度招待するよ」
「まさか、これを狙ってました? 」
「いやいや、まさかね。そんな事はちょっとしか思ってないよ」
思ってんのかよ! 本当にこの人は何を考えているのか見当もつかない。
その後、俺たちは駅で電車に乗って帰った。清戸と別れる時、清戸は「んじゃ、テストがんばってね〜」と言ってきた。
俺的に、清戸は門川と同じくらい苦手である。
「ただいまぁ〜」
俺は家に帰ってきた。
「あっ! 光牙様〜お帰りなさいてすぅ〜」
俺は靴を脱ぎ家に入ろうとした。その時ココが「ちょっと待ってくださいですぅ〜。そこにいてくださいですぅ〜」と言ってキッチンの方に行った。
そしてココはお塩を持ってきた。
……まさか?
「ココ? これは? 」
俺がココに聞くとココは怖い顔でこう答えた。
「光牙様の右肩になんか不吉なものがあるのでちょっとお清めを……」
ええ? まじでぇぇ? 嫌だわぁぁぁ! なんかテスト頑張れない気がする。
お清めが終わると俺は家に上がらせてもらえた。
「そう言えばココは霊見えるんだね。俺にも見えないほど凄腕の霊でさえも」
ココはただでさえ大きい胸をさらに張ってこう言った。
「そりゃ、私自身が霊ですから。霊がしそうな事くらいわかりますぅ〜」
「へぇ〜。霊も色々と大変なんだね」
「そうですよ。光牙様も色々と大変だったようで……。目が腫れてますよ。大泣きですか? 」
「ちげえよ! んなわけあるか! 」
うぅ。図星! 恥ずかしい所を図星! 男泣き号泣なんて言えない。
「ってか、お清めって他に方法はないのか? 」
なんとなく気になった俺は聞いてみる。
もともと俺の母の系統は巫女さんらしく、色々見えちゃうらしい。だが、専門的な事は一切知らない。
「ええっとですね。海で清めるとかですね。あっ、でも近頃はなんか風呂でも出来るらしいですよ」
んなわけあるか。どうせデマだ。デマ。
……ん? 待てよ? この話題を持ち込めば……。うへっへっへっ!
「ああ、それ知ってる。ただ、それって男女で一緒に入らないといけないらしいよ! 」
「そうなんですか?」
よし! これで、さっき追い出した霊をもう一度付着させれば! もう一押し!
「だからさ! 今日一緒にお風呂入ろ? 」
俺がそう聞くとココは顔を真っ赤にした。
「なっ⁉︎ 何を? いやですぅ。光牙様またエッチな事を考えているんですか?」
「いやいや、考えてないよ」
「だって、光牙様、鼻血ダラダラですぅ。いやらしいですぅ」
はっ! 俺とした事が!
ちくしょう! こうなったら強行手段で服を脱がせたるわ〜。
そうして俺は服を脱がせようとした。
「きゃぁぁぁ! 」
バチーン! と大きな音が響いた。
ですよね〜。どうせ反撃食らうよね〜。
ほっぺがジンジンする。痛い〜。
「もう、光牙様ったら〜! それに、私もうお風呂入りました。もう私は寝ますぅ! 」
ココは怒って部屋へもどってしまった。
……俺も大人しく部屋でテスト勉強しよ。
今回は書く事はありません