さぁ、始まりました。白浜編です。
勉強をしろ!
放課後、掃除も終わり、誰もいないはずの教室にみんなで集まる。みんなで勉強会。そう北瀬が言ってみんなを集めた。何個かの机をくっつけて、その周りにいつものメンバーが座る。いや、白浜を抜いた
それを唯一知らない北瀬は意気揚々とみんなにこう言うのである。
「さぁ!やるぞ!お誕生日パーティー‼︎」
その濁りない子供のような笑顔がどこから出るのかがこの頃気になるが、それを何年考えても変な答えにしか辿り着けないと思うのでやめた。
「いや、北瀬。今の期間、何か知っているか?」
「そりゃ、知ってるとも!」
北瀬はバッチリとポーズを決めて、こう答えるのである。
「白浜ちゃんの誕生日一週間前‼︎」
「期末試験一週間前だよ‼︎そんなん知るか、ボケェ‼︎」
はぁ、まったく。北瀬のそのバカさはどこから来るのであろうか。俺にはさっぱりわからない。
今、期末試験一週間前期間中、しかも、あと数日で試験開始。やばいぃぃぃぃ。やばいのである。全然勉強してない‼︎特に、理科系統の科目!あれは何?何なの?あれをして何になるの?難しすぎてやる気失うわ!
俺は隣にいる倉本を見た。倉本はまるで、餓死寸前の子犬のように力なく、動けないでいる。その気持ちが俺にはよくわかる。俺も逝くことが目に見えているからである。
さて、今回の試験。何個赤点になるかな……。3個、3個あればいい方だ。……5個は取りたくない……。
俺はちらっと赤石を見る。赤石は小深と西枝に勉強を教えている。前回も二人はそのおかげあって赤点ゼロである。
「……あっ、赤石さぁん。お、おらにも勉強教えてケロ」
「いや、すまない。今から私、生徒会で少し席を外す」
「えっ⁉︎嘘……」
「いや、本当だ。あっ、ちなみに白浜さんの誕生日パーティーは私も行ってみたいな」
赤石がそう言うと北瀬はパチンと指を鳴らして紙に赤石の名前を書く。どうやらその紙は誕生日パーティー参加者一覧のようである。そこには他のみんなの名前も書いてあった。
いつの間にそんな話をしていたのか。俺にはその話、一回も回って来なかった。
「……って、あれ?よくよく見るとさ、ここに俺の名前ない?」
「ん?ああ、あるよ。書いといた」
いやいやいやいや!ちょっと待てよ‼︎俺、一回も聞いてないから!そんなの、俺、全然知らないから‼︎
「えっ?でも、その話一回も聞いて……」
「そりゃ、そうだよ。だって言ってないもん」
北瀬は堂々とそう断言する。
「じゃぁ、なんで書いてある?」
「えっ、だって、お前来るでしょ」
えっ?それって確定事項なの?俺の未来ってそんな簡単に決まっちゃうの?マジで?
「まぁ、来いよ」
いや、絶対に行きたくない。何となく、行くのめんどいわ……。
「っていうか、まず、勉強やろうぜ。北瀬、お前どうせ勉強やってないだろ?」
「うん。諦めた」
「