やっとepisode3に入れました。
祝ですね。
今、見ているみなさんには感謝です。
これからもよろしくお願いしますです。
氷の女 倉本和穂
みんな遅いなぁ〜。
今日は校外学習の日。
今回の校外学習はクラスごとに班別で行動をする。俺が入っている班は、白浜、北瀬、赤石、湯島と倉本くらもとと俺の六人で構成されている。
倉本はあまり人には情を見せるような女ではない。とても冷たく、いつも人を睨みつけるような目で見ている、そんな女である。
ちなみに今回、俺たちの班は博物館へ行く事となった。
「お〜い! 柚子木〜」
ああ、噂をすればなんのやら。みんな来たようだ。
「ごめ〜ん。柚子木。待った? 」
北瀬はこう言うと「アヘ顔〜」とか言いながらとても気色の悪い顔をしてきた。
「いや、待ってはいないけど。ってかうざいからその顔やめろ」
「無反応とか酷いよ? この頃。何? 反抗期? 」
「反抗期の一言で片付けるのはどうかと思うぞ」
本当に。反抗期の一言で片付けられると、言われたこっちの方がイライラしてくる。
「おはようございます! 柚子木くん」
白浜はそう言うと俺にペコッ!と挨拶をした。
ああ、久しぶりの白浜だ。いつも教室で話していたが生徒会に出張している間は一緒にいられなかった。白浜エネルギーが足りない俺は至極嬉しい。
俺と白浜が話していると赤石はニヤニヤとしながら俺の方を見てきた。
「赤石。お前何俺の事をジロジロ見てきてんだよ」
「いやいや、この前の事でな」
「この前の事? 」
「ああ、君が白浜さんと付き合っているのかというな」
「だから、あれは違うって……」
やめてくださいよ。本人に違うって言わせるの。悲しくなるでしょ! 俺の心をバキバキに壊す事が目的なんですか?
「ふぅん。柚子木って、舞ちゃんと付き合ってたんだぁ〜」
「いや、だから、湯島!これは違うんだ! 」
湯島はいやらしい目で俺を見てくる。
「でも、柚子木は赤石さんが好きと……」
……は? いや、何故そうなる?
湯島がこう言うと赤石は顔を赤くして動揺した。赤石だけに。
「なっ⁉︎ 何を言っているんだ! 湯島さんは! 」
「あれ? じゃあ赤石さんが柚子木の事好きなの? 」
いやいや、そりゃないだろ……。まあ、確かに好きでいてもらった方が嬉しいよ。でも、流石にねぇ……。
湯島がそう言うと赤石はこんな反応をした。
「は? な、な訳がないだろう」
うわ〜。軽くフラれたよ。まぁ分かってたけど。だってこんな顔怖い奴と付き合いたくないよね〜。
「まあ、確かにカッコいいと思う時もあるけど……」
赤石は語尾を濁しながらこう言った。
あれ? これは? もしかしたらイケる? ……いや、俺よ。冷静になれ! まず赤石さんが俺の事を好きになる事なんてありえない。あの赤石さんだぞ? 成績優秀で、いつも学年トップの赤石さんが? 現実を見ろ! 俺!
……あっ!ヤベェ。
俺たち五人は話していて完璧ある人を忘れていた。
倉本だ‼︎
俺たちが話している間、倉本は一人でただぽつんとそこにいた。
あ〜あ、悪い事したかも?
そう思った俺は倉本の所に駆け寄る。
「よ、よう。柚子木だ。よろしくな」
俺はそう言って手を倉本の前に差し出した。
すると倉本は俺の手を払ってこう言った。
「お前の名前は知っている。それに私は一人で十分だ。お前らと戯れる気は無い」
「え? 」
「なんだ? 何か言いたい事でもあるのか? 愚民よ」
「いや、でも一応班行動だし。それにみんなで回った方が楽しいだろ?ほら、行こうぜ」
俺はそう言うと倉本の手を取ってみんなの所へ連れて行こうとした。
すると倉本はいきなり大声で叫んだ。
「さ、触るな! 」
その声は街の中に響き渡る。
その声を聞いた他のみんなはこっちに駆け寄ってきた。
「どうしたんですか? 倉本さん」
「そ、その男が……」
倉本は俺に指を指した。
「あら? 柚子木もしかしてセクハラ? 」
「ちげえよ! ただ、一緒に行こ! って誘っただけで……」
「ラブホに? 」
「いや、みんなの所にだよ。一人で回るって倉本が言ったから、やっぱ、みんなで博物館回ろうぜって」
俺はそんなにも言われるような事をしたであろうか?確かに多少強引過ぎたのは認めるが、あれぐらいで怒るのもどうかと思う。
白浜は倉本を説得して、博物館はみんなで回る事になった。ただし、俺と倉本の接触は禁止を条件に。
俺はこの高校生活で数回ほどセクハラで訴えられそうな気がしてきた……。
「よし! じゃあ博物館行こう! 」
白浜たちはそう言うと博物館へと向かう。
なんか起こりそうな予感。絶対これは何か起こるフラグが立ってるよ。
はい!今回は倉本ちゃんです。彼女結構クールですよねー。
倉本 和穂 高一
くらもと かずほ
身体/157センチ。体重46キロ。白髪。童顔。意外と力が弱くてか弱いところもあるんだよ。Bカップ。
性格/非常に毒舌。でも、可愛いところもあるんだよ。それはepisode3のラストにあるから。お楽しみに。
好きなもの/辛いもの以外。お母さん。
悩み/男性恐怖症。
過去/小さい頃、三人家族であったが、母が知らないところで父親から暴行、性的な虐待などを受けてきた。そのために心をあまり表に出さないような子になった。その後、母親がこの事をしり、両親は離婚。その後彼女は母親の所に。父親は離婚して心が病んで自殺。そのため、さらに心に深い傷を負う。そして男性恐怖症になる。ちなみに、北瀬は男っぽくないらしく、大丈夫らしい。