このepisode3はあと5話くらいで終わります。
俺は普段通りに登校中。
もちろん遅刻です!
まぁ、常習者なんだけどね。もしかしたらブラックリストに載ってるかも?
と、思っている間に教室に着いた。
浦部のホームルームの最中である。
「よぅ、柚子木。今日はどうした?」
浦部はイラつきながら俺を見てきた。
「おい!柚子木!お前これで何回目だ?」
「えっと、23?」
「24だよ!」
知っているなら聞くんじゃねぇよ‼︎と、言いたい。けど言ったら教室が修羅場と化す。
「おい!次遅刻したら反省文な?」
「は、はい」
浦部の目力には勝てない。正直めっちゃ怖いもん。
俺は席に着くと湯島が俺の方を振り返って来た。
「お〜い。柚子木!お前何で昨日勝手に帰っちゃったの?倉本さんと」
「いや、それは、その……。すまん‼︎」
「で。理由は?」
湯島に理由を聞かれてしまった。
しかし、こいつに霊の事などと言っても信じてくれるのだろうか。疑り深い性格だし、まず湯島はオカルト的な事を信じようとはしない。
「それは……」
俺が返答に困っていると湯島はニヤニヤと下衆い笑みを浮かべながらこう言った。
「まさか、倉本さんとそういう関係?」
流石にそれは無い。絶対に無い。まず俺が嫌だ。冗談がキツイですよ〜。
俺が違うと返答すると「チッ‼︎」と嫌そうな顔をして言った。
「舞ちゃん悲しんでたよ〜。柚子木が勝手に帰っちゃったって。恋する乙女を一人にするのは最低の行為だよ!」
「勝手に帰ったのは悪かった。本当に!ってか白浜は恋なんかしてないと思うぞ……」
ってかそう思いたい。俺は友達なんだろう……。
「本当、あんたって馬鹿ね〜」
「は、馬鹿とは何だ!馬鹿って言った方が馬鹿なんだぞ!」
「はいはい!そうでちゅねー」
うっぜぇぇぇぇ‼︎‼︎馬鹿にされたぁ‼︎今に見てろよ‼︎
すると俺はふと思った。
何故湯島は俺に聞いたんだ?倉本に聞けばいいのに。
そう思った俺は倉本の机を見た。
そこには倉本の姿はなかった。
「なぁ、湯島。倉本は」
「えっ?あんた、知ってんじゃないの?少なくとも私は知らない。風邪でも引いたんじゃない?」
風邪……。まさか、あの子の霊に取り憑かれているとか?まさか、ねぇ。……な、無いよね?
……ヤバくない?取り憑かれてたら。
男の子は母親と一緒にいる事が望みで、倉本の望みは男の子の望みを叶える事が望み。
いい感じに成立してんじゃね〜か!でも、それじゃ、倉本の体が……。
……帰りにあいつの家に寄ってみよ。
また、白浜は変な事でも信じてくれるため、俺の嘘っぽいが本当である霊の事を信じてくれた。
それで白浜と一緒に倉本の家へ行く事となった。
今は梅雨の時期。何時、雨が降ってもおかしくない。雲行きが怪しい。雨が降りそうだ。
折り畳み傘を持ってきてよかった。