えー、明日ほどから一週間諸事情により投稿出来そうにありません。すいませんm(_ _)m
え?今、倉本はなんて言った?
俺はこの状況が即座にヤバイと思って、持っていた薬を咄嗟に後ろに隠して彼女に見えないようにする。
俺は動揺していた。物凄い動揺をしていて、その動揺を隠しきれてなどいないだろう。だって、倉本には薬のことなど一度も話してなどいない。なのに何故倉本がその薬のことを知っているのだろうか。
多分彼女が知っているとしたら、さっき俺の肩をちょんちょんと突いた時であろう。あの時、きっと見られたに違いない。
だが、何故俺が使うと分かった?例え薬でも、別に手に持っていること自体ごそこまでおかしなことではない。それにこんな怪しい色の液体を良く一発で薬だと見当てられたのだ?
疑問しか湧かず、その疑問の答えが全然出てこない。
いや、別に本当はそんな疑問や答えなどどうでもいいのである。一番に避けたいのは、俺の持っている薬が姿を消すことが出来る薬だとバレてしまい、俺のエロ漫画みたいにしよう計画が崩壊してしまうことこそ、由々しき事態なのだ。
「は?何のことだ?薬?さっぱり知らんなぁ」
取り敢えず俺は嘘をついた。だが、その罪悪感からか、彼女を直視できない。そして、動揺してしまっているから、さらに不自然になってしまう。それでも、何故倉本がこの薬のことを知っているのかを探る必要があった。
俺がチンケな返答をして彼女と目を合わせないように目を逸らしていると、彼女はじいっと俺を見てくる。
「ん?ど、どうした?」
「いや、別に嘘をつく必要など無いぞ」
「え?」
「いや、だから、分かってるって。愚民が嘘をついているって事ぐらい」
え?何それ?何で分かんの?何故、俺が倉本に嘘をついたって見抜くことができんのさ?え、千里眼ですか?相手の心の中を覗ける千里眼の持ち主ですかい?
俺が倉本を能力者と思い危険視をする。そんな俺の心の内も知らない倉本はサラッと禁句を言う。
「その薬、弥生先輩から貰ったんだろう?姿を消せる薬だっけ?それを飲んであれだな?エロ漫画的なことしたいんだな?」
「え?何で、そこまでバレてんの?え、何?本当に千里眼の持ち主?」
「なわけないだろう」
「じゃぁ、何で知ってるの?」
「そりゃぁ、私だって弥生先輩に頼まれたんだ。その薬を飲めって。『GHBの人じゃないとダメなのー』って言われたんだ」
ああ、そうか、その可能性があったか。確かに他のGHBの部員なら俺がインフルエンザで休んでいる間に頼まれている可能性はあり得るな。
「じゃぁ、お前はこの薬のことは知ってるのか?」
「ああ、知ってるとも。もしかしたら危ない副作用があるかもしれないということも聞いている。もちろん、私は断った。被験者として死ぬのは御免だからな。だから、先輩には愚民を推薦しておいたんだ。柚子木なら何でもやってくれますよって」
「へぇ〜。……って、えっ⁉︎」
「まさか、愚民よ、本当にそんなことも引き受けたんだな」
「お前のせいで俺はこんなことをやっているのか?」
「うん」