それから、俺の行動はちょっとずつエスカレートしてきた。最初は赤石の肩を触り、髪を撫でた。赤石だけでなく、小深の足をスーッと指でなぞってもみた。二人は可愛らしい声をあげて、周りをキョロキョロと見渡す。だが、俺の姿は見えず、彼女たちは気のせいだと思い込む。そんな二人を俺と倉本はニタニタと不吉な笑みを浮かべて楽しんでいた。それに実行犯の健全な男子高校生である俺は色々と願望を叶えることができ、快く思っていた。
だが、そんな俺にも一つだけ出来ないことがあった。それは白浜にそのような低俗で野蛮な思考を抱いたまま触れることが出来ないのである。
なんたって、彼女は学年一の超が付いてしまうほど純粋ピュアガール。そんな彼女には流石の俺でも気が引けてしまうのだ。
確かに、白浜のような白くて可憐な少女を汚したいという男として健全な考えを持ってはいるものの、人として健全な考えである理性がそれを阻止している。彼女のような絶滅危惧種を汚しても良いのかと思ってしまうと、俺の欲望の手がふと止まってしまう。
倉本は三人に気付かれないようにジェスチャーで白浜にもやれと命令を出すのだが、俺はそれが出来ずにいた。
残り五分ほど。チキンな俺はここまで色々と頑張ったが、やっぱり胸は揉みたい。女の子のおっぱいってどんな柔らかさなんだろうって思えば思うほど、その不埒な情欲が理性の抑制を壊してゆく。走行中の時速六十キロの車の窓から手を出せばCカップのおっぱいの感触を感じれるそうだが、そんなことやったところで、実際に触っているわけではない。
そう、俺は実際に触りたいのだ!
で、結局またもや理性に欲望が勝った。
俺は抜き足差し足と忍びのように静かに白浜の背後まで移動する。そして、俺は彼女を抱くように両腕で彼女を囲う。気がつけば俺の鼻息は下品なほどにまで大きくなっており、静かにして息を潜める。
今、俺は彼女の胸をいつでも揉みしだける状況である。あとは俺の覚悟が決まり次第、俺の手の中に彼女の汚れていないピュアなおっぱいを収めるだけである。
……よし、覚悟出来た。
もし、バレてしまっても土下座して謝ろう。しょうがない、俺はこんな奴だってことを白浜も知っているだろうし、男はみんなこんなものなのだ。
俺は自らの手に白浜のおっぱいを収めようとした。
その時だった。
「その、みなさんに相談事があるんです」
白浜は少し下を向いて恥ずかしそうにしながらそう告げた。彼女らしくない重苦しい声のトーンで、本当に何かに悩んでいるようである。
だが、彼女が悩み事とはいかにも珍しいことであった。そのため、白浜のおっぱいを揉みしだこうとしていたが、彼女の悩み事が気になってしまった。
「ああ、だからなのね。このプチ女子会を開こうとしたのは白浜さんだし」
「はい。その、この悩み事がどうしても解決出来なくて」
「何?言ってみてよ。私たちが何でも相談に乗ってあげるから」
白浜はその言葉が嬉しかったのか、笑みをこぼした。
そして、彼女はスカートの裾を握りながら、悩みを告白した。
「私、柚子木くんを見ていると、胸が苦しくなってくるんです……」