今回は少々、どうでもいい会になっちゃったかもしれませんが、意外と重要な言葉とかが埋まってるものですよ。
では、本編をどうぞ〜。
「おい、柚子木。何で俺たちに黙ってた?」
門川たちが俺の事を問い詰める。
「えっ、な、何が?」
「この場に及んでしらばっくれるか?」
「いや、それは……」
俺がモジモジしていると倉本が俺の耳元で囁いてきた。
「そりゃぁ、言えないよなぁ。あんな趣味があったなんて」
この女めッ‼︎言いたい放題言いやがって。
「これだから白浜っちに告白できないんだよ」
そうなんだよなぁ〜。そういう大事な所を言うことができないんだよ〜。フラれるのが怖いんだよ〜。
いや、フラれるのが怖いというよりも、その後の接し方が気まずくなるのが嫌なんだ!それが怖くて告白ができないっ‼︎
「おい、柚子木。人の話を聞いているのか?」
「はい。聞いてます(バリバリ嘘)」
俺がそういうと倉本と白浜以外の四人ははぁっ、とため息をついた。
すると広路が俺にこう言った。
「あのね、悩みがあるなら私たちに言ってくれればいいの〜。わかる?」
「はい(悩みの対象はあんたたちですけど)」
「私たち仲間なんだから、少しは頼ってね」
「分かりました(さすがに、頼るのは難易度高いだろ〜)」
と、心の声が出そうになっていた時、白浜とココがキャッキャと女子トークを展開しだした。
「そういえば、柚子木くんって家ではどうなんですか?」
「光牙様ですか?光牙様はいつも不埒な本やDVDをいつも見ていますね」
「うわっ!それって本当ですか?」
「ええ、それか、GHBの資料いじりぐらいじゃないですか?」
いやいや、ココ。それはフォローになってない。最初の方に言った事の衝撃が強すぎたから。ってか、俺そんな見てねぇし。少なくとも夜中にしか見ねぇし。
「おい、柚子木!余所見よそみをするな!」
「はい」
「で、話を戻すが、あの幽霊の子は何?」
「それは……カクカクシカジカ……」
「ふむふむ。……って分かるかーい!」
「え?こう言えば大体の事が通じるって北瀬から聞いたのに!」
とまぁ、こんな事もありながら、俺はココの事を喋った。
地縛霊である事。半獣半霊である事など。
みんなはそれを驚きもせずにただ率直に受け止めていた。
俺はその時理解した。
これが腹を割って話せる仲だと。
まぁ、本当はそんな事を思ってはいないけどね。
ココの話を聞き終わるとみんながココに土下座をした。
「どうか、うちの柚子木を今後もよろしくお願いいたします」
その姿に困惑する俺とココ。
「えっ?そ、そんな。いいんですよ。私が一人でしたくてしているんで」
「いやいや、あなたがいないと柚子木は飢え死にしてます」
いやいや、さすがにそこまではいかないわ。
「とにかく、今後もこんなに馬鹿でスケベな奴ですがよろしくお願いいたします!」
あんたたちは俺の親かよ。俺の親が土下座した事を見た事なんか一回もないぞ。
するとココもちょっと調子に乗ってきた。
「みなさん。お顔をあげてください。私はただ当然の事をしているだけですから」
ココはそういうとドヤ顔を見せつけた。
こいつが調子に乗り出すと大変である。
「おい、みんな。もういいでしょう。それより勉強会を始めましょう」
俺がこの流れを断ち切ろうとすると門川に怒られた。
「何を言っている!挨拶をちゃんとしないで。それでもワシの子か⁉︎」
いえ、違います。少なくともあなたの子ではありません。
「まぁ、とにかく。勉強会を始めましょう!……あっ、まさかあんたたち、勉強したくないからこんな事してたの?」
するとみんなのテンションが一気に冷えた。
えっ?嘘でしょ?ノリで言ってみたんだけど、図星?
「うわ〜。柚子木が勉強しようとか言ってるよ〜」
「いつもの柚子木じゃない〜。戻ってきて〜」
ああ、ダメだ。やっぱりこいつらはヒモ人間だから何を言ってもダメだ。
「はいはい。もう好きにしてくださいよ。俺の秘蔵DVDコレクションを見るなりなんなりしてくださいよ」
その言葉を聞くとみんなは一斉に口を揃えてこう言った。
「じゃあ、ココちゃんへの質問会を始めよう!」
ああ、これはダルいパターンのやつや。
……ココ、ドンマイ。