今日はお知らせがあります。毎日更新とありますが、平日は8時、休日は出さないか、午後の4時に出すかです。
今日は期末試験一日目。
珍しく俺は早く登校して部室で試験勉強をしていた。
「おう、柚子木。いたのか」
部室に入ってきたのは門川である。
「うわぁ〜。複素数じゃん。懐なついわ〜」
門川は俺に勉強を教えてくれた。
……悔しいが、非常に分かりやすい。
「なんか、部長って先生みたいっすね」
「何だ?そうか?」
「ええ、結構教えるの上手いっすよ」
「マジ?俺って教師に向いてる?」
「だと思いますよ」
「……教師ねぇ〜まぁ、それもいいかもねぇ〜」
門川はそう言うと黙り込んでしまった。腕を組み何かを考えているようにも思える。
「部長。そう言えば、あの依頼の件なんですけど」
「何だ?」
「その、いつまでなんですか?」
「……さあ。知らね」
えっ?マジで?そりゃないぜ!
俺と門川が談笑していると白浜が部室に入ってきた。
「おはようございます!」
「おう、白浜じゃん」
「柚子木だ。どうしてこんなに早いんですか?」
「勉強だよ。勉強!」
「あ〜あ。勉強……、でも、もうすぐホームルーム始まりますよ」
「えっ?マジか。ちょっと待ってて。今すぐ行くから」
俺は机の上に出していた教材を鞄の中にしまって部屋を出た。
「おう、じゃぁ、行ってら〜」
門川が手を振って送った。
あんたは行かないのかよ。と思ったが、時間がないので心の中にしまっておいた。
教室に着くとみんな教材を机の上に出して勉強している。今日の座席は 番号順なので俺は必然的に後ろの方になる。
俺が教室に入ってきたと分かるとクラスのみんなが俺を見た。
……えっ?何?何故俺を見る?
俺が席に座ると前に座っていた湯島がこんな事を言ってきた。
妙に深刻な顔つきである。
「あんた、小深さんと付き合ってるの?」
「…………えっ?なんて言った?」
「いや、だから小深さんと付き合ってるのかって?」
「……いやいや、何を言っている。俺があの小深と付き合ってる?冗談にもほどがあるわ。そんな事を言いだす奴なんかこの世にいるのか?」
「だって、小深さん自身がそう言ったから……」
俺はその言葉を聞くと小深の方を向いた。
小深は俺の視線に気付くと俺に手を振った。
その時、俺は理解した。
護衛ボディーガードの役目を。
でも何で?何故俺が小深の彼氏役を?
俺が考えていると湯島が他にもこんな事を言ってきた。
「あと、あんた、海の日に、クラスのみんなで海に行くんだけどあんたも行くの?」
ああ、そういう事ね。
俺はそれを聞くと大体の事を分かった気がした。
分かった気がしただけ……
すると、浦部が教室に入ってきた。
「おい、お前ら席に着け〜」
浦部がそう言うとみんなが席に着いた。
「は〜い。じゃぁ〜、今日から試験だから。まぁ、頑張って〜」
そう、今日から試験。五日の戦争!
この戦いを勝ち抜いてやる!
まぁ、フラグは立ってるけど……。