さぁ、あとepisode4が一回かな?二回かな?ぐらいですね。
まぁ楽しんでみてくれれば幸いです。
「私は……」
彼女は黙り込んでしまう。
俺は小深の頬を軽く抓った。
「ちょっとやめてよ!何すんのよ!」
「いや、もちもちだなぁって。さすが元おデブ」
「うるっさいわね」
俺は彼女が怒っている所を見るとにやけてしまった。二トーってにやけてしまった。
「あんたキモい」
「いや、それはお前も言えなかっただろ。さっき頬を抓られた時の顔キモかったぞ」
「は?あんたに言われたくない」
小深はムスッとている。可愛げがないな。
まぁ、俺は嘘を言われる方が嫌だけど。こっちの方がいい。何でも直感的に思ったままを言って欲しいものだ。
前の小深は俺に愛想笑いなど猫を被ってたりしたが、今は結構攻撃的。しかし、こんな攻撃は白浜に振られた時の痛みと比べたら屁でもない。
俺が小深をジィッと見ていると小深にまたキモいと言われた。
何なんだ?照れ屋さんなのか?あれか?見られていると恥ずかしいのか?そうなのか?
「ってか、何であんた私の家にいるの?帰んないの?」
「うん。大丈夫だよ。家には一人も……あっ」
俺は急いで時計を見た。午後八時。
まぁ、もう少しここにいよう。質問の答えを聞きたいし外暑いし。
「お前俺をそんなに追い出したいのか?」
「いや、別にそんなんじゃないけど、何か。恥ずかしいっていうのか、その……」
うわっ、プライド高いよ。この子。恥ずかしいのに恥ずかしくないって言ったよ。
認めちゃえよ。恥ずかしいって。
「お前も恥ずかしいってあるんだな。グラビアとかで撮影とかもあったのに」
「そりゃ、私だって人間なのよ!」
「じゃあ、人間って汚いのか?」
「だから!あんたは何回それを聞けばいいの?」
小深は俺に怒った。確かにこれ以上この質問をするのもよくないだろう。
「なぁ、本当の友達ってどういう意味だ?」
「は?」
「いや、あの時俺に言ったろ?」
「まぁ、言ったけど、よくわからない」
「怖いのか?裏切られるのが」
俺がそう聞くと小深は黙った。しかしさっきとは違う。息を荒げて何かに怯えているように。
やっぱりか。彼女は人間そのものを嫌っている。人間を信用していない。友達だっていつ裏切られるかもわからない。もしかしたら前の様にまたいじめられるかもしれない。だから猫を被っていた。嫌われないように。
それでも人間には心がある。だからいつしか誰かに嫌われる日が必ず来る。
それに怯えているのだ。
もちろん人間とは彼女自身も入っている。自分の事を汚いと言っていた。それが本心と仮定するなら彼女は自分でさえも汚物と認識していると言える。
彼女は誰も信用できない。人間不信である。
俺は怯えている彼女の肩に手を置いた。
彼女はそんな俺を見上げた。
「んな怖がんなよ。別にさっきのは冗談だって」
「……でも、もしかしたら、私は……」
「んな事言ってたらキリがねぇだろ。悪かったからな。少し言い過ぎたわ」
俺は少し彼女の側そばにいた。彼女は少し落ち着いたようだ。
俺は彼女の肩から手を置いた。
「ってか、俺はもう彼氏終わりだろ?ストーカーの心をズッタンズッタンのグチャングチャンにしてやったし」
「まぁ、そうだけど」
「じゃあ、俺は今からストーカー卒業な」
「別に好きにしていいわよ」
「だから、今からお前のお友達一号となろう」
「え?」
「いや、だから今までの小深じゃなくて、新しいニュー小深のお友達としてだな」
「別に私はもう」
「どんだけネガティヴなんだよ!少しは信用しろよ!俺だぜ?信用出来るだろ?」
「まぁ、出来るけど……」
と、地味に信用度を稼いでいる俺。
俺は帰り支度をした。
「えっ、ちょっと、待ってよ……」
「何だ?俺は十分ここにいた気がするが。まだ用があるなら学校で言ってくれ。夏休み中も部活あるから」
「そ、そうじゃなくて……、その、友達ならメーアドぐらい交換してよ……」
「……何だ?それだけ?」
「何?悪い?」
「いや、別にメーアドぐらい普通に言えばいいだろ。愛の告白でもないのに」
「……」
いや、黙るなよ。変な事言ったみたいになるだろ!
まぁ、俺は小深とメーアドを交換してから家へと帰った。
〜その頃、ココちゃんは〜
「もう、光牙様のお夕食はありません!」
めっちゃ怒ってた。
俺はそのあと家へ帰って、ココに散々怒られた後、小深からメールが来た。
その今日はありがと。明日話したい事があるから屋上に来てくんない?
俺はそのメールを見て思った。
下手べたな告白シーン前みたいだな!おいっ‼︎