こんな奴でも青春したいっ‼︎   作:Gヘッド

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はい!Gヘッドです!

さぁ、ちょいちょいですが、柚子木くんの過去が明らかになってますね。

あの、もしかしたらepisode4.5が長くなるかもです。



ご飯とお漬物

「ほら!着いたわよ!」

 

光のその声と共にみんな目を覚ます。

 

どうやら俺たちは途中で寝てしまったようだ。目を覚ますとみんなは次々と車の外へと出る。

 

「わぁ〜!広いお家!」

 

「スゲェな!自然の緑一色だな」

 

「はぁ〜!空気が気持ちいい〜」

 

俺たちは車に積んである荷物を取ると家のインターホンを押した。

 

「は〜い!今行くよ〜」

 

そう言うとすぐに人が出てきた。

 

親父である。親父はメガネをかけていてちょっとヒゲを生やしていた。

 

親父は俺と光を見ると「会いたかったヨォォ〜!」と言いながら抱きついてきた。

 

「いや、親父、しつこい!離れろ!」

 

「酷い!こんなにも親が子を思っているのに!光ちゃ〜ん!」

 

親父は光とハグをした。

 

ってか人前なんだから少しは自粛しろよ!

 

ちょっと見ているこっちが恥ずかしくなってきたので、他のみんなを家の中に入れた。

 

俺はみんなを寝床へと案内した。

 

「え〜っと、女の人は二階で、男の人は一階ね。荷物はどこでもいいから置いといて」

 

みんなは荷物を下ろした。車に長時間乗っていたためか、みんな疲れているようだ。

 

すると俺はある事に気がついた。

 

「あっ!そういえばみんなちゃんとした昼飯は食べてないでしょ。作る?」

 

「そうだな。ちゃんと食ってないしな。私は食べるぞ」

 

「私も!」

 

「じゃあ俺もだな」

 

と、結局みんな食べる事になった。

 

あのバカ親二人はイチャイチャしているため俺が料理を作る事にした。といってもご飯とお漬物だけである。

 

しかし、それだけでも美味い!

 

俺はみんなの分のご飯をよそって、あらかじめ作られてあるお漬物を持っていった。

 

「どうぞ〜、うちで作っている米とお漬物です〜」

 

みんなはそれを口に入れた。

 

「美味しい!」

 

「このキュウリのシャキシャキがたまんない!」

 

と、まぁ、大絶賛であった。

 

ちなみにこの米は都会に行くまで俺が育てた物である。

 

なんか、目の前で美味しいって言われると嬉しいもんだな。帰ったらココにも言ってみよ。

 

みんなは昼飯を食べ終わると門川がこう言った。

 

「ねみぃ」

 

おい!あんたさっき寝たばっかだろうが!

 

門川はそう言うと本当に寝てしまった。すると他のみんなも眠いと言い出して寝てしまった。

 

おいおい!寝るなよ!俺を一人にするなよ!

 

しかし、もう俺は一人であった。

 

うわっ!まじかよ!一人になっちゃったじゃん!今、イチャイチャタイムだしなぁ〜。

 

俺が悩んでいると誰かが家のインターホンを押した。

 

俺は玄関の方に行き、扉を開けた。目の前には小さな女の子が立っていた。

 

「あっ!稚依じゃん!」

 

彼女の名前は柚子木稚依。とても背が小さいクセに女番長みたいな服をいつも着ている。

 

「兄ちゃんだ。帰ってきてたんだ」

 

「まぁな。何してたんだ?」

 

「何って、あれだよ。他の団のクソヤンキーどもを黙らせに言ってた」

 

「うわ〜。怖いわ〜。こんな妹怖いわ」

 

「怖い?兄ちゃんの方がよっぽどだよ。だって半年経った今でもまだ、ヤンキーの世界ではブラックリスト入りなんだからね」

 

「まだ載ってんの?俺そんなにやばいことしてないんだけどな」

 

「いやいや、結構荒らしてたって。だって他の学校にも殴り込み行ったりしたじゃん。あの時の怪我人って確か半分の人数だっけ?」

 

「いや、四分の三だな。二百人ぐらいだな。総合計的に」

 

まぁ、一年前にある事件が起きて俺はガチギレ状態であった。その時に事件を起こした学校の関わった生徒たちを俺一人で殴りに行ったのである。もちろん俺は無傷で戻ってきた。それに二つの中学ともヤンキーいっぱいいたから、いつもの喧嘩の延長線上としてみてくれた。

 

最悪俺は刑務所に行っていたのかもしれないと今、冷静になって考えてみるとそう思う。

 

「ってかもう大丈夫なの?この地に来て」

 

稚依は俺にそう質問してきた。

 

俺がここから離れた理由。それに関係している。

 

いつか、俺の事も話さなければならないだろう。

 

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