今回で1日目が終わりですね。
まぁ、本編見てくだせぇ。
「じゃぁ、今から光牙くんの秘密を話しますよ」
「いや、聞いても全然面白くないっすよ」
「それはないな。喧嘩事が絶対に話に出てくるだろうし」
「そうなんです。光牙くんは喧嘩がすっごく好きなんです」
「違うよ。喧嘩が好きなんじゃなくて、よく巻き込まれるだけ」
「でも、いつも勝ってたじゃないですか。喧嘩に」
「それは相手が弱いだけで……」
まぁ、確かに週に一回は喧嘩をしていた。そこだけを見れば喧嘩好きにも思える。
しかし、いつもは相手の方から喧嘩を売ってくる場合である。
「って事は、いつも傷だらけだったのか?」
「まぁ、そうですね。でも、大きなものは一つもありませんでしたよ」
「そりゃ、俺強いですからね」
俺はキリッとした顔でボケたら、スルーされた。
は、恥ずかしい……。
門川は俺の中学時代の事を聞いていると、この話を持ち出した。
「じゃあ、何でお前って、都会に来たの?」
「えっ……」
「ああ、そうですね。私も知りません。勝手に出て行っちゃったものですから」
門川と元子さんはお願い!教えてっ!と言わんばかりの目で俺を見てきた。
「まぁ、周囲の目がヤバかったんで、逃げてきました」
「ふぅ〜ん。意外と普通だな」
「ですね。つまらないです」
お前ら人の話をそんな気持ちで聞いていたのか。
まぁ、実際は嘘なんだけど……。
俺と門川は風呂を出た。
「ヤバイヤバイ。のぼせそうだわ」
「弱いっすね。部長の弱みっすね」
「いやいや、それを言うならお前だろ」
「えっ?俺、変な所見せました?」
「まぁ、お前の股間のものが結構大きいって事だな。AV男優並だぞ」
そ、それは、俺のちょっとしたコンプレックス。く、クソォ〜。殺すなら殺せぇ〜。
と、雑談は早々に終わらせて俺たちは部屋に着いた。
部屋には親父がいた。
「あっ、パパさんだ」
「やぁ、春之くん」
この家の寝室は二つしかない。また、自分の部屋では寝ない仕組みである。つまり、男と女で分かれて寝るのである。
今、家にいる男は俺と門川と親父である。
この男三人衆のむさ苦しい夏の夜。これほどまでにこの物語で汚らしいものがあるだろうか。
それもそれで嫌なので、女の寝室の方を書こうではないか。主人公の俺がいないのは悲しいが、これも読者のためである。
という事で女の寝室。
「ちょっと待てぇぇぇい!勝手に話を進めるな!」
「えっ?だって、男だけのシーンじゃ嫌でしょ」
「いや、それでも俺は、男がいい!」
「何で?」
「そりゃ、読者の中には女性もいるんだぞ!」
「いや、でも、一応これラノベだし……」
「だめだ!部長の力を使ってそれは却下にする」
「あっ!変な所で権力使う奴だよ!うざいパターンの奴だよ!」
「うるさい!少しは俺のシーンも作ってくれよ!」
「えっ?」
その時、その場がシーンとした。
「い、いや、これは、その……」
「もしかして、部長って、かまってちゃんですか?」
「ちがぁぁぁぁぁぁぁう!」
と、言う事で部長の意思を尊重する事にしよう。
かまってちゃんの要望を……。(もちろん書きません)
みんなが寝たぐらいの時に、玄関がガラガラと開いた。
帰ってきたか……。
俺は寝室から抜け出すと玄関の方へ行く。
「おい、何時まで喧嘩してたんだ?稚依」
「今さっきまで……」
「今何時だ?」
「1時」
まったく、これだから若い奴は……。
まぁ、俺も中学の頃はこんぐらいまで遊んでた時もあった。
でも、稚依にはそんな事をして欲しいわけじゃない。
ボスの座を譲ったのは俺だが、それでも稚依には健康にいて欲しい。
「出来れば11時までには帰ってきて欲しい」
「いいじゃん。別に。私がいつ帰ったって私の勝手だし……」
……この反抗期め!
しかし、俺は稚依が遅く帰ってくる理由を知らない。
これ以上、胸が大きくならないようにするために寝る。
そんな可愛い理由である事を俺は知らない。