今回はまぁ、里帰り二日目ですね。
まぁ、楽しんでみてください。
「ねぇ〜起きて〜」
「起きろ〜」
俺が布団の上で横になっていると白浜と門川が俺を起こしてきた。
うるさい!寝かせてくれっ‼︎
しかし、その思い届かず二人に起こされてしまった。
「何すか?」
「お前、ご機嫌斜めだな」
「そりゃ、朝から強制で起こされて、いい思いありゃしないっすよ。……で、用件は?」
「それなんですけどね。車で山を降りておっきいスーパーに行くらしいんですよ!」
「そうか。じゃぁ、行ってらっしゃ〜い」
俺はまた寝ようとすると二人にまた叩き起こされた。
「それで柚子木くんも行くんです!」
「ヤダ」
「何でですか?」
「いや、よく考えてみろよ。今、ここは山の中だぞ。車で降りるのに数十分もかかるんだぞ」
「はい。知ってますよ」
「ほら、広路先輩とか一人で可哀想じゃん?」
よし!俺、ナイス言い訳。
「ああ、それなら大丈夫だぞ。俺が面倒見てるから。だから、白浜たちはお前に任せる」
えっ?嘘でしょ?ヤダよ。絶対に行かない!
「という事で、柚子木くんもスーパーにいきましょ〜」
いやだぁぁぁぁぁ!
スーパーに行くメンバーは俺と白浜と倉本と五条と神崎と光、稚依の七人。
「で、お前は何時まで駄々こねてるんだ?」
「だって、行きたくないんだもん」
「お前が言うとキモいな。コワモテが言っていると引くぞ」
「どうとでも言っていてくれ」
もう、どうなってもいいんだぁ。俺はおしまいだぁ!
俺が変な事を悟っている間にも車はスーパーへと向かう。
そして、車はスーパーへと着いてしまった。
オーマイガーだよ!この野郎っ!
「さぁ、みんな、着いたわよ〜。じゃぁ、稚依と私は食品売り場にいるからみんなは好きな所を回っててもいいわよ」
光はそう言うと稚依と食品売り場に言ってしまった。
「では、私たちも行きますか!」
「そうだな。千鶴はどこ行く?」
「わ、私は、ゲームセンターかな」
あっ、意外。神崎なら服売り場とか行きそうだったけど。
「柚子木はどこ行くんだ?」
「俺っすか?俺は……」
俺はちらっと白浜の方を見た。
「じゃぁ、白浜と一緒で」
「そうだな。では、私も愚民と一緒で白浜さんと行こう」
げっ!マジかよ!
「私と千鶴はゲームセンターでぶらぶら遊んでるから」
五条と神崎はそう言うとゲームセンターの方へと向かってしまった。
「では、どこ行きますか?」
「そうだな。本屋でいいんじゃないか?」
「ふっ、愚民にしてはいいチョイスだな」
それはありがとうございます。最初の「愚民にしては」がちょっと気になるけど。
俺たちはスーパーの中にある本屋へと向かった。
「俺は漫画見てるから」
「私は雑誌を見てきます」
「私も漫画だな」
という事で分かれた。
俺がどの少年漫画を買おうか迷っていると後ろからツンツンって指で突かれた。
後ろを振り返るとそこには倉本がいた。
「おい、遅いぞ」
「ああ、すまん」
「なんだ?少年漫画か?」
「ああ。1ピースかドラゴンポールのどっちを買おうか迷っててな。お前は何買った?」
「私のは秘密だ」
「えっ?秘密?教えてよ〜」
「教えん」
倉本が一向に教えてくれないので、俺は倉本の脇をくすぐった。
「えっ?ちょっと、や、やめてよっ」
倉本が悶もだえている時に彼女の腕にかかっていたビニール袋から本を取り出した。
本はピンク色の表紙であった。少女漫画であろうか。多分、可愛らしい恋愛ものの。
「へぇ、少女漫画かぁ。お前って、やっぱり心は可愛らしいんだよな」
俺がそう言うと倉本は顔を真っ赤にしてその本を取り返した。
「ば、ばぁ〜か!柚子木のばぁ〜か!」
倉本はそう言い残すとスタスタと外へと出て行ってしまった。
まぁ、口が悪い所がたまにキズなのよ。まぁ、そこも倉本らしくていいんだけど。