こんな奴でも青春したいっ‼︎   作:Gヘッド

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はい!Gヘッドです!

すいません!今回は学校にする予定だったんですが、予定変更です。




だから私たちは似ている

「で、今からどうすれば赤石を生徒会選挙に出る気にさせる事が出来るかを話し合いましょうか」

 

「えっ?」

 

「……えっ?何その『俺たちやりませんからね』的なやつ。やめてよ。一緒に考えようよ。同じ部活の仲間でしょ」

 

「ナカマ……?ナンノコトデスカ?」

 

門川はそう言うと広路の手を引っ張った。どうやら、まだまだショッピングモールを回る気らしい。

 

「じゃ、じゃぁ、私も……」

 

倉本もその雰囲気に(じょう)じてどっかへ行こうとしたので肩を強く掴んだ。

 

「どこへ行くのかな☆返答次第じゃ……」

 

俺がニコッと笑ってあげた。

 

「……は、はい。分かりました。手伝います」

 

という事で、俺と倉本で『赤石ハッピー計画・改』の作戦を練る事に。

 

「おい、愚民よ。まず言うが、私はばれたのではない」

 

「じゃぁ、何で見つかったんだよ」

 

「……」

 

倉本は参ったなぁ〜みたいな顔をした。

 

せめて言い訳するならなんか言えよ‼︎変な見栄みえ張るなよ!

 

「お前、少しは委員長の声も聞いたらどうなんだ?さっきのお前の説得はただ一方的なだけであった。確かにそれでもいいかもしれないが、彼女のような人はそれでは解決しない」

 

「なんでわかんだよ」

 

倉本は手を組み少しドヤ顔をかましながらこう言った。

 

「だから、言っただろう。彼女と前の私は何処と無く似ている」

 

まぁ、確かに似ている。まず、二人とも悩みを抱え込んでいた。それに加え、あまり人と関わりを持とうとは思ってもいなかったはずだ。だから、その悩みは消える事はなかった。

 

人と関わりを持つと、悩みを何処かへ追いやる事は出来る。それは見ないふりをするのである。それはつまり『現実逃避』である。

 

悩みは時が経てば消える事だってある。だから、時が経つまで見ないのである。それが俺たちのやり方。GHBは今までそうやってきた。高校の間でその悩みを忘れさせる。そう簡単には上手くいかない。それでも、支えにはなってあげる。やれる事はやってあげる。

 

もちろん、小深みたいに現実から向き合う事もさせる。でも、そうすると失敗するリスクも高まるんだとか。

 

「愚民、お前はどうすれば赤石さんの中にある悩みを消す事が出来ると思う?」

 

「そりゃぁ……、前の彼氏を忘れさせるために新しく彼氏を作るとか?」

 

「んな簡単に作れるか。赤石さんの想い人は相当倍率が高いからな」

 

「えっ?いるの?赤石さんの好きな人」

 

「ああ、馬鹿には教えられんな。盛ってしまう奴なんかに教えたら赤石さんがどうなるかわからんからな」

 

「⁇何を言っている?」

 

「……ダメだな。お前は。今の話は忘れろ」

 

「いや、簡単には忘れられない!」

 

だって気になるじゃん!あの赤石さんが好きな人だよ。さぞかしイケメンで優しい人なんでしょうな。

 

「まぁ、とにかくさっきは赤石さんの悩みが喉ぐらいまでは出かかっていた。が、お前が変な事を言うから赤石さんは何も言えなくなった」

 

変な事って言うなよ。しょげるじゃねぇか……。

 

「だから、お前の意見なんかいらない。赤石さんの悩みを、思いを全て聞き入れてやれ。私の時みたいに心の中にある全ての悲しみを取り払ってやれ。それが一番効率的だ」

 

俺はこれを聞いた時、正直言って腑に落ちなかった。なぜかはわからない。でも、効率的という言葉は受け入れられなかった。

 

「でも、今どこにいんだよ。俺しらねぇぞ」

 

俺がそう言うと倉本はポケットからある物を取り出した。

 

「なんだよ。それは」

 

「これか?これはGPSだ。朝、委員長の気持ちいい所を触った時にバッグの中に入れておいた」

 

倉本はそう言うと俺にそのGPSの機械を渡した。その機械には画面があって、そこに子機の位置が表示されていた。GPSの位置は動いてはいなかった。どうやら赤石はそこに止まっているようだ。

 

「ほら、追いかけなくていいのか?」

 

俺は席を立った。荷物を持って赤石の所へ向かう。

 

「おい、倉本。お前は来ないのか?」

 

「私か、まだ昼食を食べてないからな。食べてから行くよ」

 

「わかった」

 

俺は倉本をフードコートに置いて赤石の所へ向かった。

 

 

 

 

 

本当に倍率がまた高くなってしまうではないか。委員長、小深さんに、舞ちゃん、私。

あんな奴のどこがいいのかは分からないが、なぜかあいつの事を考えてしまう。

それに気づかないなんてどこまであいつは馬鹿なのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まぁ、そこに私たちは惚れたのだがな……。

 

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