さぁ、今回からepisode5.5ですね。
まぁ、題名からしてスポーツ感が凄いしますね。まぁ、今回のテーマはバスケなんで。バスケと文化祭ですね。もしかしたら長くなるかもです。
バスケやりませんか?
「ねぇ、北瀬さぁ。どう思う?」
「何が?」
「いや、俺たちの文化祭の出し物だよ」
「ああ、メイド・執事喫茶の事だろ?嫌か?」
「嫌だよ。何であんな衣装を着ないといけないんだよ。だるいなぁ」
そう、今年の文化祭で俺たちのクラスはメイド・執事喫茶をする事になっている。まぁ、文化祭の出し物を決めている時に寝ていた俺が悪いんだが、やっぱり気にくわない。
「じゃぁさ、お前、サボっちゃえば?」
「できるならお前に相談しないよ」
「だよね」
俺たちの頭の中にはある人が浮かんだ。浦部である。あいつは怠慢系の事に厳しい。だからサボれない。
「柚子木くん!」
「あっ、白浜じゃん。どうしたん?」
「見てください!このメイド服‼︎可愛いでしょう?」
白浜は持っていたメイド服を俺の前に出した。メイド服はスタンダードな型であった。
でも、俺はこう言った。
「可愛いね」
すると白浜は予想通りにこう言った。
「柚子木くんも分かってくれますよね!うふふっ、可愛いなぁ」
それを見ていた俺は口元が段々と緩んできた。可愛いのはお前だよ。
「おい、柚子木。口元がにやけてる」
北瀬は俺の下顎をポンっと叩いた。
「すまんすまん。ついうっかり……」
「ついうっかりであそこまでなるか?あの顔読者の皆さんにも見せてぇよ!きもすぎたわ」
やめて。それ以上言わないで。恥ずかしすぎて死にそうになっちゃう。
「あっ、そうだそうだ」
北瀬は鞄からある紙を取り出した。紙には『バスケやってくれませんか?』と書かれていた。
「何これ?」
「ん?ああ、これさ多田森から配られたんだよ」
「バスケ部の?」
「そうそう」
多田森《ただもり》秋《あき》。俺と同じクラスでバスケ部に所属している。彼が入っているバスケ部は廃部寸前である。元々弱小で、さらに近年は少子化によって入学者数も減り、それと同じようにバスケ部の人数も減っているらしい。聞いた話によると現在、バスケ部は高一の二人だけで活動しているらしい。
「で、何なの?助っ人に入れと?」
「そう。なんか文化祭でバスケの練習試合をどうしてもやりたいらしい」
「新たな部員を入れるために?」
「さぁ、わからない。でも、手当たり次第にお願いしているらしいけどまだ誰もやってくれないんだってさ。ねぇ、柚子木はどう?お前がやるってなったら俺もやるよ」
「いや、俺はいいよ。バスケなんかやった事ないし」
「そうか。じゃぁ、しょうがないね」
という事で俺はバスケ部の助っ人を断った。断った。
そう、断ったはずなんだが……。
まさか、あんな方法でやらされるとはまだ知らない柚子木光牙である。